私が、死にたいぐらい悩んでいた時に、手を差し伸べてくださった方々の中に、広島のフレンチのシェフのご夫妻がいらっしゃいます。
自分たちも、若い頃から苦労を重ねて来ているから、どんなことでも聞くから、変なこと考えずに、相談してください。
広島から心配してお電話をくださいました。
その後、奥様が、病気になられ、治療のために入院が続いています。
昨年の春より、奥様を囲む花見をご家族が企画され、今年も参加させていただきました。昨年はお弁当を買うのに苦労したので、今年は、適当にお弁当を作って出かけました。
ご夫妻を慕う方が、今年も方々から集まって来られました。
奥様曰く
「フェイスブック見てますよ。だからあなたの近況はわかってます。頑張ってね」
なぜか、いつも私の方が慰められ、元気付けられます。
人それぞれ、辛いこと乗り越えることは違います。その中で病気を克服することほど難しいことはありません。だけど、自分のことよりも周りのことを心配できる人って素晴らしいです。
多くの難題を神様が人に投げかけます。
それを乗り越えることで人は成長するのです。
頭でわかっていても、実際に乗り越えることは簡単ではありません。でも、励ましの言葉や、いたわりの言葉があれば、少しでも前に進むことができるように思います。
私はずっと、助けてもらう方です。
来年こそは、逆の立場になれたらと思います。
ちよちゃんという広島の古くからの友人が一緒に来てくれました。私のお弁当が美味しいと言ってくれました。美味しいと言ってくれる人がいるから、また頑張って作ろうという気持ちになります。
私は今、言葉で人を幸せにすることを学んでおりますが
美味しい料理を作って人に喜んでもらうことも大切かもしれません。