五輪担当大臣が、数々の失言によって辞任しました。
最後の失言は
〇〇議員は、復興より大事
という言葉でした。
東北大震災で被害に見舞われた人々を傷つけるものでした。
誰かを褒める時、誰も一生懸命になります。
その時に忘れてはいけないのは、一人を褒めることで誰かを傷つけていないかということ。
かなり前のことなのですが、
息子が中学受験のために小学校の高学年の頃は塾に通っておりました。週に四日ありました。
この頃子供会に入っていて、町内対抗のソフトボール大会があり、選手として登録させてもらいました。ところが練習には半分以上塾があるために参加できませんでした。
ある下級生が一日も欠かさず練習に参加していて、お世話する大人が真面目だと褒めていました。別に息子のことを批判するつもりは全くないのはわかっておりましたが、私は一人傷つきました。練習に参加したいけれど、理由があってできかったからです。かといって塾を休むわけには行きません。
私は、皆が下級生を真面目だと褒めるたびに傷つきました。もちろんわざとではありません。だけど褒め言葉が飛び交うたびに、練習を休みがちな息子のことを批判されていると感じてしまいました。
普通に生活すると こんなことはよくあることです。
誰かを褒める時は、細心の注意が必要です。
一人を褒めるということは、それをしていない人を逆に批判していると取られるということなのです。
だからと言って、立派な行いをして褒めないのも良いことではありません。
もちろんいちいち言葉に反応して傷つく必要もないのはわかってはいます。
一体どういう言い方で褒めたら良いのでしょうね。
実は、誰かを批判することよりも、誰かを褒める方が難しいのです。
辞任した大臣は、褒めることは一方で誰かを傷つけはしないだろうかという配慮に欠けていたのだと思います。
人ごとではありません。我々も日々の中で、知らずに人を傷つけているかもしれません。
画像は、孫の大好物の鶏の唐揚げです。
新学期が始まってから、定番のおかずを作っています。残念ながら画像を撮り忘れていてアップできずにいるのですが、煮物が極端に少なかったので、かぼちゃを炊いたりしています。