10月になり、あたたかい鍋が恋しくなり始めました。お手軽にできるのが白菜のミルフィーユ鍋。
かつては父が白菜を大事に育てていて、400株つくっていたので、家には豊富にありました。ありがたみをあまり感じておりませんでしたが、今思えば贅沢な環境だったのです。私の名前の由来は、当時父が作っていた白菜のタネの名前です。病気にならず、虫にも負けない品種だったらしい。虫?あはは。父の願い通り、なぜか、私に虫はつきようがなかった!なんて思い出しながら食べました。
左のぬか漬けは当時主人が常連をさせていただいた天満の居酒屋酒好さんから百年の糠床を分けてもらって漬けたものです。今年で10年目になります。最近は私の好みにしているので、浸かりすぎで塩もかなり入っています。体には良くないですが、たまらない美味しいさ。
右のハムときゅうりの細切りのマヨネーズで和えたサラダ。私の高校の友人が、広島の大学に通っている時に、下宿に泊まりに行くと朝いつもこのサラダを作ってくれました。パンと飲み物に添えてくれました。とても懐かしい味。今でも時々作ります。彼女はかなり器用でしたから、彼女の細切りは上の画像なんかより美しく仕上がっておりましたことを付け加えておきます。
昨日は、夕飯時に母に会いに行きました。母は食事の手を止めて
「あら? ご飯はどうしたの? 私のを食べる?」
と気にかけてくれました。
どんなに年を取っても、子供が心配なようです。どんな時も子供を一人前に育てるために頑張ってくれていたのです。
そんな私は、母の願い通り一人前になれていないので、申し訳ないです。ほんと。親はなかなか超えられません。
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