マダムホーリーの毎日のご飯とぼやき日記

毎日作る料理をご紹介し、日々思うことをぼやいています。

二人の夕食

2018-05-06 07:25:41 | ぼやき日記

孫と二人の昨日の夕食です。

今日の午後西宮に帰るので、冷蔵庫の整理をしました。

イカと野菜のトマトパスタ

ほうれん草と鶏肉の卵とじ

サラダ

 

先日は、友人夫妻と、2月に亡くなった生徒会長の友人のお宅へお線香をあげに行きました。

 友人は、何年も病気と闘っていました。寄り添ったのは奥様と息子さん達でした。

 

 

友人:あなたに会えて幸せだった。もう一度生まれ変わっても、出会いたい。

奥様:お酒飲む人とは出会いたくない。

友人:・・・・出会う努力をさせてくれ。

奥様:わかった。

 

お父さんはどんな人だったのだろう?

知っているようで知らないことが多いようです。我々が知る生徒会長は、みんなのまとめ役で、人の意見に耳を傾け自分の意見ばかりを主張する人ではありませんでした。だけど大事なところでは学校側とやりあうことができる人でした。

高校の時のエピソードをいくつか話しました。

病気であることは、人には言えず、この十数年は同窓会にも出席せず。彼なりの、皆への思いやりだったのです。もっとみんなに辛さを訴えてくれてもよかったのに、それは彼の生き方ではなかったのでしょう。

私も主人を亡くしているので、父と子供達のことは少しだけ話ができます。

お父さんは、子供には厳しく言いたいんですよ。お父さんはいつも子供の将来を心配しているからなんです。だからつまずかないように、あれこれ気がついたことをくどくど言いたいのです。行きているときは、怖い、口うるさいお父さんと思うかもしれませんが、後になればなるほど、言われた意味が理解できるようになりますよ。だけど、子供のことは大好きで、自分のことよりも大切に思っているのですよ。

そういう話をしました。

 

友人は、感謝の言葉を残し、最後の瞬間は、病室で、家族と奥様だけで、見送ってもらったそうです。短い一生だったかもしれませんが

愛する人と巡り会えて幸せだったと思います。

 

今だから告白いたしますが。

当時生徒会長に説教されたことがありました。私は倫社で触れた、哲学者カントのことが、なんとなく好きになりました。詳しいことはわからないし、とても難しいことを言っているので理解し難いのですが、感覚的に私の感性と合うと直感しました。

それを言うと

よくわからない段階で、好きとか嫌いだとか言うものではないんだよ。もう少し勉強してから言うべきだよ。

と言われました。確かに彼の言う通りでした。

今でもカントのことは、中途半端にしか理解できていませんが、やはり私が尊敬できる哲学者の一人です。四十年経ても変わらずに思います。

彼がまだ元気でいたら、その話ができたと思うと悲しいです。私がこれこれこう言う理由でやっぱり好きですと話したとしたら、だいぶ詳しくわかったねと喜んでくれるはずです。

そんなことを一人で思いながら、手を合わせました。

 

 

 

 

 

 

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