どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

薄ぼんやりと思ったりしている

2009年02月08日 | 日記
ポール・オースター編のラジオ投稿作品集を読んでいる話は ちょっと前に書いた

見知らぬ隣人 戦争 愛 死 夢 瞑想 分類した6つのカテゴリから成っている(分冊の内のⅡ)

これの何処が面白いのか と思うものもあり アメリカっぽいなと思うものもあるが

誰にでもこれに似た あるいはこうした逸話の幾つかを 心の片隅にそっと仕舞ってあるのだろうなぁ


アメリカでの刊行は2001年9月13日とあるから 同時多発テロ2日後

勿論 それを意識したものではないが

どうやらアメリカ人が彼らの国家と国民について再認識するのに 大きな役割を果たす結果になったようだ

(投稿者自らが自分の作品を朗読するというイベントが 各地で行われたとある)


殊更大声で 大観衆に向けて発表するような内容ではない

誰にも話さないようなこと 

話す意味も必要性もさして無いようなこと

話すとしてもほんの僅かな 身近な人々にだけ 

そう 謂わばブログにも似た感覚


こうした普通の人々の 普通の声が もっともっと世界中を飛び回ったら 世界の歴史も少しは変わるだろうか

と 外を吹きまくる風の音を聞きながら 薄ぼんやりと思ったりしている

興味のある方は 是非ご一読を

お気に入りの一編くらいは 見つかるはずだ 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする