父は時代小説が好きだった
だから私は自分では買わずに 父から借りて読んでいた
父が亡くなってからというもの 読まなくなってしまった
何度も自分で買おうとしたが これは父が読まなかった 読めなかったものだと思うと
なんだろうか
私が代わりに読んでいるという解釈も成り立つのに
なんだか切なくなって ページを繰る気にもなれないのだ
いつかは全て決着がつくのだろうけど 今はまだまだ先送りにしておきたい
母が亡くなって4年 父が亡くなってもうすぐ3年
私の中で色褪せるものは 今もって何ひとつ無い
だから私は自分では買わずに 父から借りて読んでいた
父が亡くなってからというもの 読まなくなってしまった
何度も自分で買おうとしたが これは父が読まなかった 読めなかったものだと思うと
なんだろうか
私が代わりに読んでいるという解釈も成り立つのに
なんだか切なくなって ページを繰る気にもなれないのだ
いつかは全て決着がつくのだろうけど 今はまだまだ先送りにしておきたい
母が亡くなって4年 父が亡くなってもうすぐ3年
私の中で色褪せるものは 今もって何ひとつ無い