どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

退職話 その2

2015年04月05日 | 日記
社長夫人と会食をしてきた

お店まで歩く間 社長からその話をきいてその夜はふたりで本当に意気消沈したと彼女は語った

○○さん(私のこと)はいいなぁ と社長はぽつりと言ったらしい

おそらく定年退職をして悠々自適の人生を送ることができる(と想像している)私の人生と まだまだ社長業をしなければならない同い年の自分の運命とを比較したのだろう

だが それは間違っている

誰の人生にも喜びや悲しみ 苦痛や快楽はついてまわるものだし 他人の人生をうらやましいと思うのは無駄な事だ


私はこの食事会は もしかしたら私を引き留めようとするためのものかと警戒していた

私の退職を恐れているイケメン君は しこたま飲ませて継続すると言わせるように頼むなどと半分冗談交じりに私に言った

だが そうでは無かった

昨年もその話をしているし 今回も社長への電話と昼休みが終わったことで途切れたのだが その最後に社長は でももう決めているんだよね と

この私が話す以上 気持ちはもう変わらないだろうと察してくれたのだと思う


彼女は私に感謝の言葉を伝え 純粋に私と話をしたかったのだとわかってほっとした

だが 私は会社のためにやってきたわけではない

こうありたい こうあるべきだと思う信念を持って 時に自分をいさめながら 自分の成長と満足のためにやってきただけのことだ

結果 それが会社のためになったのだとしたら それはそれで良いことだったという感覚しかないと伝えた


私が会社を辞めてしまっても時々こうして会ってお話したい と言われた

いや もう縁を切りたい と誰が言えるだろうか

ともあれ 私の意向は快くかどうかは疑問だが 受け入れられたようだ

これから先の私は 底なしの自由を手に入れ そしてそれゆえに一層自分を試されることになる

誰をも 何事をも言い訳にすることのできぬ たったひとりで小さな船に乗って航海に出る冒険者

大きな不安と 小さな期待や勇気を抱きつつ 両足でしっかりと立つ

このブログのテンプレートの子供さながらに
コメント (6)
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