みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

速報!国内で初感染3人「歯みがきでインフル予防」/新型インフルエンザの分かるようで分かりにくい関係

2009-05-09 06:04:45 | ほん/新聞/ニュース
カナダに行って帰ってきた、大阪府の高校教師と高校生二人が
新型インフルエンザに感染していることが確認されたというニュースが
朝からしきりにNHKで流れている。

3人は、カナダのオンタリオ州に交流事業に行きホームスティしながら観光もして、
昨日午後、アメリカ・デトロイト経由で成田空港に到着したそうだ。
いまは成田の病院に救急車で運ばれ、他の生徒たちも別のところで待機中。

検疫の段階で見つかった場合、国内での発生例としないそうだけど、
国内初の感染者が確認されて大騒動になりそうな予感。
このあと午前8時半から桝添厚生大臣が緊急の記者会見を開く予定とのこと。

アメリカでは、日本人の男の子の感染が確認されているという
ニュースも流れている。

今や世界中で2500人も感染している「新型」インフルエンザ、
日本人だけが感染を免れるということはありえないわけで、
うがい、手洗い、マスクなどの予防や、早めに受診するなど
冷静な対応をするしかないだろう。

とはいえ、呼吸器が弱いわたしとしては「タミフルモラットケバヨカッタ」とか、
「とうぶん出かけるのやめとこ」と思う(笑)。
ということで、今日もいちにち、日焼け予防のマスクをしてガーデニグになりそう。

たしか、ためしてガッテンでもやってたが、数日前の新聞にも
「歯みがきがインフルエンザ予防に有効」という記事が載っていた。

 緊急生放送! インフルエンザ最新対策(2009年02月04日放送)
「発症率が10分の1に!意外な予防法」
東京都府中市の介護保険施設では週1回、歯科衛生士が口腔ケアを実施しています。日頃からの丁寧な歯磨きや舌磨きの指導を行ったところ、インフルエンザの発症率が10分の1に激減したのです。
なぜ口の中をきれいにしておくと、インフルエンザにかかりにくくなるのでしょうか? メカニズムは次のように推定されています。鼻からのどにかけての粘膜はタンパク質の膜で覆われているため、ウイルスはなかなかくっつくことができません。ところが口の中の細菌が出す「プロテアーゼ」という酵素が膜を破壊することで、ウイルスがくっつき、細胞内に侵入できるようになると考えられるのです。
口の中には、インフルエンザウイルスの感染を助けると考えられる細菌以外にも、唾液に混じって気道に入り、重症の肺炎を引き起こす細菌なども多く住み着いています。そのため、日頃から口の中をきれいに保ち、細菌を除去しておくことが、幅広く危険な感染症を予防する対策として有効なのです。・・・・・・
 

歯みがきでインフル予防!!!
■「口腔ケアあり」は発症者1人、「なし」は9人


ハミガキの仕方は、通常と同じで、歯間、歯と歯茎の境目など
歯垢がたまりやすいところをていねいにみがくだけ。
一日4回ほどやるのがよいとか。
歯みがきは朝晩やってるから、とりあえず、よいといわれることはやってみましょ。


 新型インフル 米で日本人初感染 シカゴ在住の6歳男児
5月8日15時38分配信 産経新聞

 中曽根弘文外相は8日午前の記者会見で、米国シカゴ在住の6歳の日本人男児が新型インフルエンザに感染したことを明らかにした。同日未明、家族からシカゴの日本総領事館に連絡があった。日本人の新型インフルエンザ感染が確認されたのは初めて。
 外務省などによると、男児は現地の幼稚園に通っており、土曜日だけ日本人向けの補習校に行っていた。現地時間の5日に38度を超える発熱があったため、病院で受診。検査の結果、7日午前に新型インフルエンザへの感染が確認されたと連絡があった。男児は治療薬タミフルを服用し、ほぼ回復。隔離措置などは取られず、自宅で療養している。家族に発熱などの症状は出ていないという。
 補習校には幼稚園から高校までの日本人児童、生徒計649人が在籍しているが、大半は平日、現地の学校などに通っている。男児の感染判明を受け、補習校は9日の土曜日を休校にする。
 これに関連し、河村建夫官房長官は8日午前の記者会見で、家族ら濃厚接触者が帰国を希望した場合の対応について「猶予が必要だ。国内に影響が及ばないよう(現地で)検査をしてもらう必要がある」と述べ、健康状態などを確認したうえで判断する考えを示した。
 日本人の感染が確認された最初のケースだが、厚生労働省は「国内発生にはならない」としており、水際対策など、現段階での対応を引き続き継続する。
 一方、厚労省の新型インフルエンザ対策推進本部によると、米国では感染者を国籍別に分類して発表していない。すでに感染者として公表された数字の中に日本人がいる可能性もあるという。
 米疾病対策センター(CDC)の7日の集計によると、シカゴのあるイリノイ州の感染者数は全米最多の204人で、米国の感染者数の2割超を占めている。
(産経新聞 5月8日16時3分)


新型インフル、感染2400人超す
2009.5.8 読売新聞

 新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の感染者は7日、米国で200人以上、メキシコでも約100人が新たに確認され、感染者数は24か国・地域で計2485人に上った。
 米疾病対策センター(CDC)は同日、米国の感染者が41州、896人に上ったことを明らかにした。
 また、欧州では、フランスで3人、英国で2人の感染が新たに確認された。世界保健機関(WHO)は、感染者が多いスペイン、英国の保健当局と情報交換を密にして、状況の見極めに当たっている。スペインや英国でも地域単位の集団感染が認定されれば警戒水準の「フェーズ6」引き上げが避けられない。

 発熱患者拒否で対応改善を指導
 新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)感染が疑われるとして、発熱を訴える患者を医療機関が診療拒否する事例が頻発していることを受け、厚生労働省は6日、各都道府県に対し、医療機関の対応改善を指導するよう通知を出した。
 国の対策指針では、新型インフルエンザが流行している国から帰国したなど、感染の可能性がある発熱患者に対しては、まず発熱相談センターに相談するよう勧めている。しかし、同センターで「新型の可能性が薄い」と判断された患者でも、他の患者に感染させる恐れがあるなどとして診療を拒否する医療機関が相次いだため、対応を是正する必要があると判断した。

 厚労相ら対策の弾力的運用表明
 舛添厚生労働相は7日の衆院予算委員会で、新型インフルエンザ対策に関し、「毒性の高い鳥インフルエンザを想定したもので、経済活動、学校に問題があれば緩和する」と述べた。政府が国内発生を想定した対策には、企業に対し不要不急の事業の縮小を、学校・保育施設には臨時休業を要請することなどが盛り込まれている。しかし、専門家の間には「強毒性を物語る状況証拠はない」(宮村達男・国立感染症研究所長)との見方が強い。厚労相の発言は、「弾力的、機動的」な運用で混乱を最小限に抑える立場を改めて強調したものだ。河村官房長官も7日の記者会見で、「季節型でもいろいろな対応がある」と、地方自治体と協議しながら対応を決める考えを示した。
 麻生首相は7日夜、首相官邸で記者団に、「今の段階で警戒を緩めることはない」と強調した。
(2009年5月8日 読売新聞)


新型インフルエンザの情報は、随時お知らせしていきます。

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「鳥」「豚」「新型」インフルエンザの分かるようで分かりにくい関係  
[2009/05/08] ITpro

 ゴールデンウィークを目前にして突如出現し、世界中の注目を集めることになった「豚インフルエンザ」。メキシコに端を発した人の感染例は、お隣の米国はもちろんのこと、遠く離れた欧州やオセアニアからも相次いで報告され、瞬く間に世界各地へと拡大した。WHO(世界保健機関)は4月29日、新型インフルエンザの警戒レベルを、世界的流行(パンデミック)の一歩手前で、複数の国で人から人への感染が進んでいる証拠があることを示す「フェーズ5」へ引き上げた。
 こうした状況は、2003年に世界中を震撼させたSARS(重症急性呼吸器症候群)の流行を思い起こさせる。交通手段の発達した現代は、どこか世界の片隅で発生した感染症も、ジェット機に乗ってあっという間に世界中に拡大してしまう時代だ。これが、「21世紀は感染症の世紀」といわれるゆえんでもある。実際、SARSが問題になった当時、新型インフルエンザについても、4日で世界中に広がると試算されていた。
 それにしても、これまで新型インフルエンザの出現が警戒されていたのは、2003年以降アジアを中心に人への感染例が増えていた鳥インフルエンザ(高病原性鳥インフルエンザウイルスH5N1型)ではなかったのか。「なぜ、いきなり豚インフルエンザが新型インフルエンザなの?」と疑問に思っている人もいるだろう。新型インフルエンザの出現の仕組みには結構ややこしいものがあるから、それも当然だと思う。
 そもそもインフルエンザウイルスにはA型、B型、C型の3タイプがあるが、毎年流行するインフルエンザの原因となるのはA型とB型の2種類だ。一方、こうした季節性のインフルエンザとは異なり、数十年に1度の間隔で出現し、世界的な流行を引き起こす新型ウイルスの存在が知られている。こうした大流行を起こす原因となるのは、A型インフルエンザウイルスのみだ。
 実はA型インフルエンザウイルスは広い宿主域を持っていて、人だけでなく、鳥や豚、馬などにも存在する。原則として、鳥のインフルエンザウイルスが直接人に感染することはないが、1997年に香港で騒動となったH5N1型(前述の鳥インフルエンザ)は鳥から人への感染が確認された最初の例となった。これは30%もの高い死亡率が報告されたが、幸いなことに人から人への感染はなかった。当時香港政府により、150万羽もの家禽類が処分されたことを覚えている人も少なくないだろう。
 ところで、鳥のインフルエンザは、本来の宿主はニワトリではなく、カモやアヒルなどの水鳥だ。これらの水鳥では、インフルエンザはのどや肺ではなく主に腸の中で増殖している(したがって、水鳥の糞の中にはインフルエンザウイルスが含まれている)。鳥のインフルエンザはニワトリでは致死的だが、カモやアヒルでは病気を引き起こさないとされている。
 一方、先に述べたように豚にもインフルエンザは存在する。ウイルス学者の畑中正一氏の文献などによると、1918~1919年のいわゆるスペインかぜの流行のときには、米国で豚が一斉にかぜを引いたことが記録されているという。これ以来、米国の豚にもスペインかぜのウイルスがすみつくようになったようだ。人の世界ではこのウイルスは1919年以降、1930年代ころまで、ほそぼそと存在していたことが血清疫学的な面からも推測されている。ところが、1976年に突如として、米国ウィスコンシン州で豚のインフルエンザが人に感染した。そのウイルス遺伝子はなんと、かつての殺傷力は失っていたものの、スペインかぜ由来だったという。
 このように豚は人のインフルエンザに感染し、さらには鳥のインフルエンザにも感染する。豚に鳥と人のインフルエンザウイルスが同時に感染すると、豚ののどの細胞で人と鳥由来のウイルスが混ざり、遺伝子組み換えを起こすことがある。恐ろしいのは、このように2種類の異なるウイルスに同時に感染した宿主でウイルス遺伝子の組み換えが起こると、がらりと変わった新型ウイルスが出来上がることだ。このような変化は“シフト”と呼ばれており、通常の季節性インフルエンザにみられる突然変異(抗原連続変異)とはまったく異なったメカニズムのものといえる。したがって、例えば中国南部のように、人と鳥や豚などの家畜が同居しているような地域では、それまでに人が抗体をもっていないインフルエンザウイルスが突如出現することがあるという。
 国立病院機構仙台医療センター・ウイルスセンター長の西村秀一氏は、「今回の豚インフルエンザは、これまで豚で流行していたインフルエンザのウイルスが人に感染した可能性がある」としている。いずれにしても、豚インフルエンザから新型インフルエンザが出現するのは不思議ではないわけだ。
 最後に、西村氏によれば、「日本はこれから夏に向かうため、インフルエンザの大流行は考えにくいが、海外に出かける人は注意が必要だ。特にオーストラリアなど冬に向かう南半球では、流行が懸念される」という。豚肉を食べても大丈夫かという質問もよく耳にするが、豚のインフルエンザウイルスは人と同様にのどや肺で増殖するので、血液や筋肉中にウイルスはいないそうだ。「インフルエンザウイルスは酸に弱いので、仮に胃に入っても問題ない。豚肉を食べたからといって豚インフルエンザの感染を恐れる理由は1つもない」と西村氏は強調している。今のところ、国内にいる限りは、通常のインフルエンザに対する対策を心がけていれば問題はなさそうだ。

〔参考文献〕
1) 菅谷憲夫:インフルエンザ 新型ウイルスの脅威、丸善ライブラリー、2000.
2) 畑中正一:インフルエンザの流行――大流行はまだあるのか.内科2002;90(5):790-796.
3) 畑中正一:キラーウイルスの逆襲、日経BP社、2003.

瀬川 博子(せがわ ひろこ)

982年国際基督教大学教養学部理学科卒。日本ロシュ研究所(現・中外製薬鎌倉研究所)勤務を経て、88年日経BP社に入社。雑誌「日経メディカル」編集部で長年にわたり、医学・医療分野、特に臨床記事の取材・執筆や編集を手がける。現在は日経メディカル開発編集長として、製薬企業の広報誌など医師向けの各種媒体の企画・編集を担当。NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)技術委員。
[2009/05/08] ITpro


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2 コメント

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インフルエンザ (あゆむ)
2009-05-09 14:00:03
ご無沙汰です。

インフルエンザの予防、大事ですね。
さらに予防ができたかどうか不明で、
治療法がなさげな感染症にかかったひとがいるらしい。
感染した人は、どうなるんですかね。

今年の4月末にニューヨークへ行った知人が心配で心配で。
返信する
しられてない感染症の予防は?・・・ (みどり)
2009-05-12 15:07:42
★あゆむさん

>さらに予防ができたかどうか不明で、
治療法がなさげな感染症にかかったひとがいるらしい。

まだ知られていない感染症がありそうです。
今回の新型インフルエンザは、メキシコの発端となった多国籍企業の豚の飼い方にも問題あり、との指摘もありますね。

予防するといっても出来ることは限られているし・・・。
やっぱり、うがい、手洗い、マスクくらいでしょうか。

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