近くの「更科(さらしな)」で蕎麦を食べた。
ともちゃんはいつもの「冷やしたぬきダブル揚げ5枚増し」、
わたしは「おばけの並み」↓。
天かすなしの、あったかいお揚げだけ乗った蕎麦のことです。
帰ってきて車を降りたら、草むらになにやら白いもの。
草むらに見えるのは、パンジーが植えてあった花壇で、
白いものは、カサブランカの花。
いつもは7月下旬なのに、背丈が低い一輪がもう咲いている。
他のカサプランカはまた固いつぼみなので、突然変異なのだろうか。
「モグラに球根を食べられた刺激じゃない」とともちゃん。
雨が降り出しそうだったが、カサブランカのために、と
一気に花壇の草刈りをした。
草むらのなかで、茎を虫に食べられてた2本を家の中に。
グラジオラスも、昨日からの大雨で、地面に寝てしまっていたので
長めに切り取って、水揚げして、一緒に花瓶に活けた。
ともちゃんが畑からとってきたばかりの、トマトとナスで
夕ご飯のおかずを作っているのを横目に、わたしは、ブログを書いている。
ご飯を食べ終わって元気が出たので、続きを書くことに。
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『1Q84』1と2 、昨日読みました。
分厚い本なのですが、いままでの村上作品と同じように、
割りと読みやすく、一気に読んでしまいました。
1を読み終えて、後半の2はもっと盛り上がるかと思ったのですが、
淡々とものがたりは進んで、展開はそれはそれでおもしろいんだけど、
前評判の高くて期待が大きかった分、最後のほうはなんか肩透かしの感。
女性がたくさん登場するのだけど、
うーん、なんか彼女たちの描き方が、男の視点なんだよな。
村上春樹さんの本はたくさん読んでいるのだけど、
だいたい、さらさらと読めてこんな感じ。
心に深く迫って感動する、っていったら、やっぱり
天童荒太さんや中村文則さんのほうかな。
いずれにして、村上春樹さんの『1Q84』はいま評判の本なので、
あなたも是非自分で読んでみてください。
以下は、『1Q84』関連の記事です。
1984年 /京都 毎日新聞 2009年6月29日 地方版 1984年と言えば25年前、昭和59年です。私は初任地の松山支局で入社4年目を過ごしていました。26歳。ジョージ・オーウェルの小説「1984年」を読もうと思いながら、途中で読むのをやめたことを覚えています。では世の中、どんな年だったか。あまり記憶がありません。年表を見ると……。 中曽根首相が現職首相として戦後初めて靖国神社を年頭参拝▽週刊文春が「疑惑の銃弾」のタイトルで「ロス疑惑」を報道▽ソ連のアンドロポフ書記長死去▽グリコ森永事件発生▽ソ連・東欧諸国がボイコットした米ロス五輪開催▽15年ぶりに新札発行(福沢諭吉、新渡戸稲造、夏目漱石)▽レーガン米大統領再選--などがあります。 マドンナの「ライク・ア・バージン」、チェッカーズの「涙のリクエスト」がヒットし、映画「お葬式」が上映されました。大相撲の高見山、西武ライオンズの田淵幸一、江夏豊が引退、都はるみも「フツーのおばさんになりたい」と引退を表明しました。俳優の長谷川一夫、作家の有吉佐和子が亡くなり、植村直己が世界初のマッキンリー冬季単独登頂後、消息を絶った年でもありました。 意外にいろいろあったんだな、というのが実感です。今、爆発的に売れている村上春樹の小説「1Q84」(新潮社)を読むと、1984年(小説では「1Q84年」ですが)を舞台にしているため、1984年がどんな年だったか気になり、調べたわけです。 オーウェルの「1984年」には挫折しましたが、英国のミュージシャン、デビッド・ボウイが1974年に「1984年」をモチーフにして発表したアルバム「ダイアモンドの犬」に収めた「1984年」はよく聞いた覚えがあります。どうせなら「1984年」を読み通しておけば良かったと後悔していますが今さら1984年には戻れません。 「1Q84」を読んで「1984年」を読みたくなった人は少なくないでしょう。しかし、早川書房から出ていた文庫の「1984年」は絶版になっています。私が持っていた文庫も行方不明です。ところが、来月に同社から新訳で「1984年」が出るとのことです。担当者によると新潮社が「1Q84」を明らかにする前に翻訳者に新訳を依頼していたということですから、本当に不思議です。誰が人の心を読んだのでしょうか。 私はボウイの「1984年」も再評価されないかと期待します。【京都支局長・北出昭】 毎日新聞 2009年6月29日 地方版 |
話題の村上春樹さん新作 「1Q84」を読み解く 朝日新聞 2009年6月23日 タイトルの『1Q84』はジョージ・オーウェルの長編『1984年』(49年)を踏まえたもの。『1984年』が近未来ディストピア小説なのに対し、『1Q84』は「こうであったかもしれない」近過去小説だ。現実の84年とは微妙にズレた、月が二つある「1Q84年」の謎めいた世界を描く。ミステリーの要素で読者を引っぱるのは、野間文芸新人賞を受けた『羊をめぐる冒険』(82年)以来、村上さんが得意としてきた技法だ。 奇数章はインストラクターの女性「青豆」、偶数章は予備校の講師をしながら小説家を目指す「天吾(てんご)」を主人公とする物語が交互する。この手法は、村上ファンの支持が高い『世界の終(おわ)りとハードボイルド・ワンダーランド』(85年)、『海辺のカフカ』(02年)でも採用しており、“勝負球”を放った感がある。 青豆は教義の厳しい宗教の信者だった親に育てられ、現在は女性を虐待した男性に報復する裏の仕事を請け負っている。天吾は、カルト教団から逃げた少女「ふかえり」が17歳になって書いた小説をリライトし、ベストセラーを生み出す。その小説「空気さなぎ」には教団での謎の体験が投影されている。 宗教と暴力というテーマは、地下鉄サリン事件の被害者の話をまとめたノンフィクション『アンダーグラウンド』(97年)、オウム真理教の信者に取材した『約束された場所で』(98年)以降、村上さんが考え続けてきた問題で、善悪を単純に二分化できない状況が提示される。 また、『海辺のカフカ』では父親殺しが描かれたが、『1Q84』では天吾と父親との対決など家族との確執が多面的に描かれている。 さらに青豆と天吾は同級生だった小学4年以来、互いに思いを寄せながら離れ離れになったままとの設定だ。ここには、大ベストセラーとなった『ノルウェイの森』(87年)に通じる純愛がある。 これまでの代表作の要素を集大成した長編と言えよう。(小山内伸) |
「1Q84」止まらない 145万部「ムラカミ特需」
asahi.com 2009年6月24日
知りたい!:村上春樹さん「1Q84」1週間で96万部 大当たり極秘戦略 毎日新聞 2009年6月6日 平積みされた村上春樹さんの最新作「1Q84」の第2巻=東京都千代田区の三省堂書店で2009年6月4日、津村豊和撮影 村上春樹さんの最新長編小説「1Q84(いちきゅうはちよん)」(新潮社)が爆発的に売れている。5月29日の発売からわずか1週間で第1巻51万部、第2巻45万部の計96万部(6月4日現在)まで増刷。にもかかわらず、第1巻が品切れとなった書店も続出している。出版不況が叫ばれる中、いったいなぜ? その理由を探った。【棚部秀行、高橋咲子】 東京都千代田区の三省堂書店・神保町本店。売り場には第2巻だけが平積みになっていた。西東京市の団体役員、星川安之さん(51)は既に第1巻を購入。「村上作品は家族や食事、好きな映画のように生きていく楽しみの一つ。生きているって面白いと思わせてくれる。久しぶりの長編だが、根底にあるものは変わっていない」と第2巻を手に取った。 「話題になっているから来てみた」という茨城県つくば市の大学教員、緒方章宏さん(68)は「先週は両巻ともあったのに」と、第2巻を購入し第1巻を予約した。両巻とも税込み1890円だ。 発売前から書店の期待も高かった。同店では、事前に過去の村上作品をまとめた冊子を配布。担当者は「日本を代表する作家の5年ぶりの長編小説。お祭り状態にしたいと盛り上げました」と歓迎する。 異例ともいえる現象について、出版ニュース社の清田義昭代表は、発売前から市場が村上さんの新著を渇望する「ハングリーマーケット」を形成していたことを指摘した。「出せば必ず売れる作家だが、今回はタイトルだけを公表、内容を一切紹介しなかった販売戦略が大きかった。(ネット書店大手の)アマゾンが先月20日時点で、国内長編小説としては史上最高の予約部数1万部を記録したことや、発売直前に新潮社が増刷を開始したことが報じられ、話題のキャッチボールが起こった。発売後も品薄感が広がり、読者はどんどん読んでみたくなった」と分析。また今年2月、イスラエルの文学賞「エルサレム賞」の授賞式での講演が話題になったことも、新作への期待が高まった要因の一つとした。 版元の新潮社によると、社内でも限られた社員数人しか原稿に目を通さないという徹底ぶり。海外のエージェントの協力も得、ブックフェアでも内容を明かさなかった。同様の例では、郷ひろみさんが、二谷友里恵さんとの離婚の真相を語った「ダディ」(幻冬舎)はミリオンセラーになった。 だが、担当者は「戦略ではない」と強く否定する。同社から7年前に出版した「海辺のカフカ」では、原稿入手から発売までに約1年の期間を取り、事前PRに時間を掛けた。このため内容が少しずつ漏れ、読者から「予備知識なしに読みたかった」という苦情が寄せられた。そこで、村上さんと話し合って「実験的に」(担当者)今回の手法をとったという。 ファンの間では続編の期待もささやかれる。同社は「この2冊で完結しています。次があるかはわかりません」と回答する。「従来の村上ファン以外も読みたくなる。本を読む層を開拓することにもつながるのではないか」と清田代表が話す「1Q84」、出版業界の救世主となるのだろうか。 毎日新聞 2009年6月6日 |
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