みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

選挙カー燃料費「水増しの疑い」と住民監査請求関連の新聞記事-2

2008-05-31 17:18:55 | ほん/新聞/ニュース
昨日提出した、
選挙カー燃料費「水増しの疑い」と住民監査請求の続編、
今日の朝刊各紙の記事を紹介します。

以下は昨日の記事。
県議選ガソリン代等の水増し請求返還を求めて住民監査請求をしました。-1(5/30)
 
選挙カーの燃料費などの水増し返還住民監査請求資料
●住民監査請求書(2008.5.30)の全文
 住民監査請求書 12ページ 印刷用PDF版 271KB  
住民監査請求書・テキスト版 29KB

監査請求書などの詳細は、つれあいの、
てらまち・ねっと5/31◆住民監査請求/岐阜県議選・選挙公営費
(選挙カー燃料費・運転手日当・車借上料)の水増と損害回復
をご覧ください。

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住民監査:03、07年県議選で「選挙カーの燃料費水増し」 山県市議ら請求/岐阜
毎日新聞 2008年5月31日 

 03年と07年の県議選に立候補した候補者延べ50人が、公費負担される選挙カーの燃料代計約94万円を水増し請求したなどとして30日、市民グループ「くらし・しぜん・いのち 岐阜県民ネットワーク」代表の寺町知正・山県市議ら6人が県監査委員に住民監査請求した。
 同ネットは、燃料費の条例限度額6万6150円の半分の金額で、選挙運動には十分なガソリンが買えるため、50%を超えた部分は水増しだと主張している。
 03年は23人が計112万5354円を請求したが、うち45万6504円が、07年は27人が計134万8688円を請求したが、うち48万5063円がそれぞれ水増し分と指摘。県議に水増し分を返還するよう勧告するよう求めた。
 また、03年(69人)と07年(71人)の延べ140人について、選挙カーの借り上げ料や運転手手当などの費用をめぐる水増しで生じた損害の回復のための行為をしておらず、古田肇知事が職責を怠っており違法と主張。知事の職責で調査をして監査委員に必要な措置を勧告するよう求めている。
 県選管事務局によると、ポスター代の水増し請求が問題となった昨夏以降、07年に当選した現職12人が燃料費を修正し、計33万2462円を県に返納している。【宮田正和】
(2008.5.31 毎日新聞)
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 「選挙カー費用水増しの返還を」 岐阜県議選巡り監査請求
朝日新聞 2008.5.31
 
 07年の岐阜県議選で一部の候補者が選挙カーの借り上げ代や燃料費、運転手の日当を県に水増し請求したとして、市民団体の6人が30日、県が水増し分を調査して候補者に返還させるよう県監査委員に住民監査請求した。 
 監査請求したのは「くらし・しぜん・いのち 岐阜県民ネットワーク」。全候補者の公費負担の内容を情報公開請求して集計したところ、燃料費で無投票の一人を含む27人が上限額の50%を超えて請求していたという。水増し分について同団体は、計約48万5千円と算出。また、選挙カーの借り上げ代では61人中33人、運転手の日当でも53人中41人が選挙運動期間の9日分の上限額を請求し、公費負担させていたという。
(2008.5.31 朝日新聞)



選挙カー燃料費「水増しの疑い」と住民監査請求  
岐阜新聞 2008年05月31日09:15
 
 2003(平成15)年と07年の県議選で、選挙公営の選挙カーの燃料費で「条例限度額の50%以上の額は水増し請求の可能性がある」として、住民グループの6人が30日、県監査委員に、候補者らに燃料費の一部48万5063円(07年分)と45万6504円(03年分)の返還を勧告するよう求める住民監査請求を行った。
 請求したのは「くらし・しぜん・いのち県民ネットワーク」の事務局・寺町知正山県市議ら6人。
 監査請求書によると、返還対象としたのは、2回の県議選で立候補した計144人のうち、県条例に定められた選挙カー燃料費の上限額の50%以上を申請した07年の候補者27人と03年の候補者23人。
 県条例により燃料費の上限は1日あたり7350円で選挙期間9日間で最大6万6150円請求できるが、同グループでは1日の走行距離は多くても250キロ程度であると設定、上限額の50%以上を走行するのは難しく水増しの疑いがあるとして、両県議選とも候補者らに50%を超える分の返還の勧告を求めている。
 また、県知事が知事の職責として両選挙の選挙カーの燃料費、借り上げ料、運転手日当などの諸費にかかる水増し分を調べ、必要な措置を勧告することも求めている。
(2008.5.31 岐阜新聞)

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 燃料費で住民監査請求
市民グループ 県議選、水増し指摘


2003年と07年の県議選で、一部の一部の候補者が選挙カーの燃料費などを県に水増し請求したとして、市民グループのメンバーが30日、該当する人に水増し分を返還させるよう古田肇知事への勧告を求める住民監査請求をした。 
 請求したのは「くらし・しぜん・いのち 岐阜県民ネットワーク」。ポスター制作費や燃料費などを公費でまかなう選挙公営をめぐっては、請求内容の不透明さなどから、各地で上限額を引き下げる動きが相次いでいる。
 県は燃料費の上限を一日7350円と規定。選挙期間が9日間の県議選の場合、候補者一人あたり最高6万6千150円まで請求できるが、寺町氏は「燃費や走行距離などを考えると、上限の50%を上回る分は水増しの可能性がある」と指摘する。監査請求によると、07年の選挙では後に減額訂正した人も含めて12人が6万円以上を受け取り、計27人が上限額の50%を超過。03年も23人が該当し、こうした「水増し分」は、03年、07年の両県議選で計94万円に上るという。(河原広明)

候補者13人が訂正、返還
 2007年の県議選で選挙カーの燃料費を県から受け取った候補者57人のうち13人が最近になって請求額の減額を申し出て、余分に支給を受けた計36万4千円を返還していたことが30日、分かった。
 県選管によると、13人のうち11人が当選し、現在は県議。県は支払いを選挙後の昨年6月までに終えている。ところが、一連の水増し請求が昨夏ごろから社会問題化すると、まず二人が昨年12月に減額を届け、残り11人も今月になってから相次いで申し出た。
 返還額はそれぞれ約7千-4万5千円。訂正理由のほとんどが「支給対象ではない選挙カーの『伴走車』の給油分まで請求していた」との内容だったという。
(河原広明)(2008.5.31 中日新聞)
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県議選で選挙カー代水増しの疑い調査、返還を住民監査請求

 2003年と07年の県議選で、候補者が選挙カーの借り上げ費や燃料費などが水増し請求の可能性があるとして、市民グループ「くらし・しぜん・いのち 岐阜県民ネットワーク」代表の寺町知正・山県市儀ら6人が30日、県監査委員に、知事が独自調査するよう勧告するとともに、水増し分を返還するよう住民監査請求をした。 
 寺町市議は、候補者の多くが挙カーの借り上げや運転手の日当について上限額を請求しているのは不自然として、実際の体験から「限度額の50%が妥当」と推計。ガソリン代などの燃料費では、2回の県議選を合わせて、「延べ50人の94万円が過払いだった」としている。
 寺町氏らは、ポスター代についても上限額の半額を超える分の2900万円の返還を求める住民訴訟を起こしている。
 寺町氏は、今回の監査請求が棄却された場合、同様に提訴する考えを示し、「後でチェックされても恥ずかしくないよう、適正に行う自覚を県議らに持ってもらうことが重要だ」と語った。
(2008.5.31 読売新聞)


以下は、各地の選挙公営関連の新聞記事です。


選挙カーのガソリン代:千葉市議選で過大請求の疑い 返還求め住民監査請求/千葉 
毎日新聞 2008年4月3日 地方版

 07年4月に実施された千葉市議選の選挙費用(ガソリン代)の公費負担を巡り、一部議員が市選管に過大請求している疑いがあるとして、市民オンブズ千葉(漆原勉代表)は2日、超過分を返還するよう求めた住民監査請求を市監査委員に出した。
 請求などによると、市公費負担条例ではガソリン代の請求上限を6万6150円と規定。小川智之議員(自民)は、6万5340円(ガソリン量540リットル)を、川村博章議員(同)は6万6125円(同529リットル)を申請した。オンブズ側は「市議選の選挙区は狭く、ガソリン使用量の試算では、最大でも350リットル程度と考えられる」としている。
 同市議選を巡っては定数の54人のうち、現職20人が過大請求分を返却している。両議員は「過大請求ではなく、返還の予定もない」としている。
 また、請求では、選挙活動に公費でタクシーなどを利用できる自動車運送契約について、「限度額が58万500円(1日当たり6万4500円)で、非常に高額である」などとして、同条例を改正するよう市長、市議会議長に勧告することも求めた。オンブズ側は「千葉市議選の公費負担の手厚さは、実態から乖離(かいり)している」と指摘している。【中川聡子】
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選挙カー燃料代:不正請求問題 告発された3市議が提訴「信用傷付けられた」/三重
〔伊賀版〕毎日新聞 2008年5月31日 
  
 05年3月の伊賀市議選で、3人の候補者=いずれも現市議=が選挙カーの燃料費を過大請求したとして、中岡久徳市議(60)が今年3月、3市議を詐欺容疑で津地検に告発した問題で、3市議は30日、「社会的信用を傷付けられた」として、中岡市議を相手取り、慰謝料や新聞各紙への謝罪広告掲載費用など総額1240万円の支払いを求め、津地裁伊賀支部に提訴した。
 訴えたのは宮崎由隆、中本徳子、桃井隆子の3市議。
 訴状によると、中岡市議は、3市議が公費を詐取したかのように告発したが、市議選での燃料費の請求と支払いは、各市議が利用した燃料供給業者と市選管の間のみで行われており、業者が誤って選挙カー以外の燃料費を市選管に請求したのが過大請求の原因だと主張。業者の請求内容を知らない3市議に詐欺罪は成立しないにもかかわらず、中岡市議は故意に告発し、新聞報道を利用して3市議の信用を傷付けたとしている。
 過大請求分について業者は市に返還し、業者には3市議が支払ったという。
 中岡市議は「訴状を見ていないのでコメントできない」としている。【傳田賢史】
(2008.5.31 毎日新聞)



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県議選ガソリン代等の水増し請求返還を求めて住民監査請求をしました。-1

2008-05-30 20:59:58 | 市民運動/市民自治/政治
昨年4月の県議選の燃料費について住民監査請求をしました。

昨年5月31日の関連の支出の住民監査請求の期限日は
「5月30日」なので今日がタイムリミット。

午後2時から県庁で記者会見、その後、監査委員事務局に
住民監査請求書を提出しました。
今回は、2007年だけでなく2003年分も含めて、
燃料代だけでなく、選挙カー借上料、運転手日当も対象にしました。

別件でともちゃんが情報公開請求をしている間に、
県庁内の本屋で本を買って、お米を配達して帰ったら、
NHKで、さっそくニュースが流れていました。

   

  

  

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住民監査請求のことは、5月23日の中日新聞も記事が出ていました。

 ●県議選燃料費 返還を 「候補者の一部 水増しの疑い」 
 近く住民監査請求 市民グループ

2008年5月23日 中日新聞

 昨年四日の統一地方遠の県議選で、選挙公営の選挙カーのガソリン代などの燃料費について「候補者の一部が水増し請求をした可能性がある」として、燃料費の一部返還を求めて、市民グループが近く、県に住民監査請求をする。(稲熊美樹)
 準備を進めているのは「くらし・しぜん・いのち県民ネットワーク」(代表・寺町知正山県市議)。最初に公営費が支払われたのが昨年五月で、監査請求の期限が迫っている。
 県選挙管理委員会によると、燃料費の上限額は公選法に則り、条例で制定。一律1日あたり七千三百五十円。選挙期間を通じて候補者一人あたり六万六千百五十円まで請求できる。
 候補者のうち、十二人が六万円以上の支払いを受けた。支払い後、このうち六人が金額の訂正を申し出て、県に返還。返還はほかにも三件あり、返還額は最高約四万円で、総額二十一万六千二百十六円に上る。
 寺町代表は「自分の経験では、満額近くまでかかるのはおかしい」と主張している。
 同じ県議選で選挙公営を利用したポスター製作費について、上限額の半額を超える分計約二千九百万円の返還を求めた住民訴訟も岐阜地裁で係争中。「ポスター製作費も燃料費も根源は同じ問題。監査請求が棄却された場合には、裁判所で併せて審理し、しっかり考えてもらいたい」としている。
 ポスター製作費については、県からの支払い後、四件の訂正があり、計百四十三万二千三百三十二円が返還された。 


請求人のひとり、県民ネットの後藤さんは、
28日に美濃市でもポスター代の監査請求をしました。

美濃市議選の水増し請求:住民監査を請求 市民団体、報酬一部返還求め /岐阜 
毎日新聞 2008年5月29日

 昨年4月の美濃市議選(定数15)で、ポスター代の水増し請求などが発覚した問題で、美濃市民オンブズマン(後藤兆平代表)は28日、ポスター代と選挙カーの運転手の報酬の一部返還を求めて住民監査請求した。
 監査請求によると、同じく水増し請求が発覚した山県市の製作費を参考に、ポスター代の実勢価格を1枚当たりの限度額2781円の50%に算定した。ところが平均価格は2317円と、限度額の83%の請求額だったという。最も低い議員でも2100円と、限度額の75%だった。また、運転手の報酬についても、現職議員の半数以上が8万7500円の限度額いっぱいを請求。メンバーらは「適正に請求がなされているとは言えず、事実関係を明らかにして返還すべきだ」としている。
 同オンブズマンは今年1月、市議会に対し選挙費用を公費負担する公営制度の廃止を申し入れていたが、議会は制度の存続を回答。メンバーらは「公営制度が諸悪の根源。製作費を市民に全額返還するような市議が出てほしい」と話している。【鈴木敬子】
(毎日新聞 2008年5月29日)


選挙ポスター代などは、愛知県日進市でも、
16日に友人が「住民監査請求」をしました。
以下は、関連の新聞記事です。

●「日進・選挙ポスター代など 160万円返還監査請求」
中日新聞 2008年5月17日(土)

 昨年4、7月に行われた日進市議会選と市長選でのポスター代と選挙カーのレンタル代の公費負担で不当な請求があったとして、同市の市民団体が16日、約160万円を市に返還するよう求める住民監査請求書を市監査委員に提出した。
 市民団体は、前同市議らでつくる「明るい選挙を願う市民の会」。ポスター代は候補者19人、車のレンタル代は6人に不当な請求があったと主張している。
 ポスター代の公費負担の上限額は36万9336円。だが、市場価格などからその3分の2が妥当だとし、同額を超えた分や、公費負担の対象外なのに請求していた室内用ポスター代なども返還を求めた。

 車のレンタル代については、普通車より安い軽自動車を借りながら、上限額かそれに近い額を請求した候補者に市場価格との差額を返すように訴えている。
 同市議選(定数24)には、28人が、市長選には3人がそれぞれ立候補した。
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●「選挙ポスター代 返還求め監査請求」 日進
 朝日新聞 2008年5月17日(土)

 昨年の日進市長選と市議選で各候補者が請求したポスター代や選挙用自動車のレンタル代が実勢価格を上回るとして、16日、「明るい選挙を願う市民の会」(釜賀美鈴代表)が、返還を求める住民監査請求を市監査委員に提出した。ポスター代などは公費負担の限度内だったが、同会は業者から見積もりを取るなどし、公費負担額36万9000円のポスター代は実勢価格は約24万円7000円だとして、それを超える額など163万4000円の返還を求めた。


おまけは、県庁1階のコーナーの本屋さん。

  

レイアウトを変えたそうで、「へぇ県庁内ではこんな本がうれてるんだ」と
分野別の『今週のベスト8』売れ筋ランキングが興味深かったです。

 

ついつられて買ってしまいましたよ~(笑)。


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「完治です!」のうれしい報告/母、退院から3週間目に東京女子医大病院を受診。

2008-05-29 23:14:24 | 健康/くらし/薪ストーブetc
4月14日の母のインスリノーマの手術から一月半、退院から3週間。

45日間の入院後初めて、東京女子医大病院を受診しました。

母は今朝早く目が覚めたようで、待ちきれずに9時半にはホテルを出て、
10時半に血液検査で何本も血を採られ、その後、
11時半予約の主治医の川真田先生の診察を待ちました。

いつものように、付き添いも入れて女ばかり4人で、
にぎやかに待つこと1時間半ほど、
診察室に入ると、川真田先生の笑顔が待っていました。

ずらっと並んだ血液検査の数字を読みながら、
「血糖値は126、他の数値もすべて正常」。
「完治です!」

あと30年は生きられそう、ということで、
エーっと、母は86歳だから・・・・と一同爆笑。
「わたしたちのほうが先に死んじゃいそう」といったら、
「逆縁は困ります」と大真面目な母。

川真田先生も本当にうれしそうでした。
今まで出会ったなかで、最高のドクターです。

ありがとうございました

新宿でおいしいものを食べ歩いていることがバレてるので(笑)、
これからどこへ行くんですか?と尋ねられて、
声をそろえて、「今日は高島屋っ」。

で、
駆けつけた兄の連れあいも誘って、病院からタクシーに飛び乗って、
おんな5人で全快祝いをかねて、やってきました高島屋東京店。

まだ食事療法をしてる母が食べられるものをということで、
カロリーが低い13階のお蕎麦屋さんに入ることにしました。

「永坂更科 布屋太兵衛」
   

帰りの新幹線までずいぶん時間があったので、
母にいすに座って休憩しててもらって、腹ごなしに定番のデパチカ巡り。

ぐるっと一周りして、それぞれ自宅へのお土産に買ったのは
限定販売で、行列のできるニューヨークチーズケーキ

幸運なことに、平日の雨の日ということで、行列せずに買えました。

歩きつかれたので、母を迎えに行って、
茶房 鶴屋八幡で休憩のお茶。
母はトコロテン、
甘いものが苦手なわたしとすぐ上の姉は豆カンテンを注文、
あとのふたりは抹茶セットと、宇治金時。
  
母はトコロテンをぺろりと平らげ、残りを4人でもうやいっこ。

帰りの新幹線はグリーン車、
高島屋のデパチカで買ったお弁当いろいろを
母と姉たちと分け合って食べました。
  
とはいえ、塩分控えめ、のわたしには食べられないものばかり。
東京の食べものって、なんでこんなに味が濃いんでしょうね。

「母、完治です」のうれしい報告は、
またまた食べものの話で終わり、です。

手術から1年たったら、また母の元気な顔を見せに行きますね。


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最終回!いきいきセカンドステージ【寺町 知正さん】「意欲」「余裕」これからも

2008-05-28 22:43:58 | 有機農業/野菜&ハーブ
明日は母が退院してから、はじめての東京女子医大病院の受診日。

JR東海の「50プラス」のバックで、京王プラザホテルに前泊。
ということで、東京に来ています。
今回初めて、新幹線を品川で降りて、山手線で新宿入り。
最後尾に乗ったので、南口のほうに出てしまって、
お昼も過ぎていたので、ルミネの改札口を出た「キハチ」で
ソフトクリームを食べました。

タクシーで京王プラザホテルにチェックイン。
今回はモダンな南館23階の広めのお部屋です。
  

母は新幹線の中でサンドイッチを食べたので、部屋で休んでてもらって
さっそく「五穀亭」のランチを食べに行きました。


前に夕食を食べたおいしさが忘れられず、また来たいと思ってたのですが、
その後、テレビなどでランチがおいしいと紹介されたとか。

3人でヘルシーランチと、一押しの雲丹のビビンバと、
イカとエビ入りの海鮮チヂミ。
  

  
とーっても、おいしかったですよ。


今回は、ウエルカムケーキセットも付いているということで、
45階のスカイラウンジで、デザートにお茶とケーキを食べました。
遅めの昼食でしたが、おなかがいっぱいになりました。

くらくらするような高さから見た、おとなりのビル群。



右下遠方には、東京女子医大病院も見えます。
 

母は明日、10時半に血液検査、
その後、主治医の診察です。
よくなってるといいな。


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話は変わりますが、
つれあいのともちゃんの朝日の連載コラム「いきいきセカンドステージ」、
今回が一応最終回だそうです。

いきいきセカンドステージ【寺町 知正さん】
「意欲」「余裕」これからも

朝日新聞 2008年05月21日

 自然な暮らしや農的な暮らしの勘所は「意欲と余裕をもち、楽しく臨むこと」だと私は思っている。そんな生き方のお誘いをしたいとの気持ちで、このコラムを書いてきた。「自然や農業を楽しむ歳時記な体験記を通じて……」との依頼で始まった私のコラム。手紙や電話などでの問い合わせもあり、いつも楽しみにしているとの声も届く。
 だが、朝日新聞の担当者から「新聞の文字が大きくなって紙面が減り、コラムは5月末で中止することになりました」と連絡があったため、今回が最後となる。
 ところで、私は、インターネットの日記といわれる「ブログ」を3年以上、毎日欠かさず更新している。今では毎日500~800件ほどのアクセスがある。
 硬い話題もあるが、私の畑の様子、野菜や稲作など農作業の解説、暮らしや料理など身近なことも随時載せている。写真も多用し、文字数も多い。そもそも、このコラムの依頼も、それを見てのことのようだ。
 そこで考えついた。連載が「隔週水曜日」だったことに合わせ、今後はブログで「私家版・いきいきセカンドステージ」を書くことにしよう。それが、待ってくれている皆さんや、これから自然な暮らしに入る人などへの私からのメッセージだと思う。
 ブログ名は「てらまち・ねっと」。インターネットで「てらまち」と検索すれば見つかる。インターネットを利用しない人には申し訳ないと思いつつ、ブログの予告をお伝えして終える。



ブログで「私家版・いきいきセカンドステージ」を描くそうですから、
私も楽しみにしています。

 いきいきセカンドステージ(朝日新聞)Kバックナンバーはこちら。


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母と「四六時中」ではじめての外食/なくそう・減らそう糖尿病~楽々食事療法

2008-05-27 21:52:12 | おいしいもの/食について
インスリノーマの手術から一月半、
退院から3週間、母と初めて外食しました。

母は、姉とわたしの中間点に1LDKのアパートを借りて、
「おひとりさま」生活を再開しました。

前向きでまじめなので、小さなノートを買って、
「食品交換表」を見ながら、食べるものをすべて書き出して、
一日の終わりに点数を計算しています。
調味料や、材料を書くのをときどき忘れますが、
1440kcal、18点以下におさめようと努力しています。
ほんと、たいしたものです。

昨日は、退院して2回目の「いなば内科」を受診。
出掛けになぜか牛乳を飲んでしまったので、
血糖値は高めでしたが、血圧は正常で、
医師にも、よくがんばってみえますね、とほめられました。

ということで、
母は買い物に行くのに押して歩ける、
「ショッピングカート」が欲しいというので、
4人そろったので、新装開店した「マーサ」に買い物に行きました。

そろそろカロリー計算にもなれてきたので、
母の食べれそうなものがあるお店を見つけて、外食することにしました。

目に留まったのは、新しいスペースにできた「四六時中」。
  

いろいろな組み合わせで3人分を注文し、
足りない野菜は、海藻サラダで補い、
まずは母に、「主食、たんぱく質、ヤサイ」を取り分けてもらいました。

  

  
カマド炊きのコシヒカリがおひつでついてきたので、
残りを3等分しても、4人でお腹一杯になりました。

こちらは、今日のわが家の昼食。
こどもが朝からつれあいの書類作りを手伝っていたので、
わたしがウデを振るいました。

つくったのはパスタ2種類。
平打ちの生パスタと、生協のキビメンを200gずつ。
  
「ホタテとキャベツのクリームパスタ」と「明太とドライトマトのイタリアン」。
子どもたちを招いて4人で食べたのですが、
「どちらも家庭の味を超えてるね」とほめられました(嬉)。

またつくってあげよっ、と。

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母の食事で気をつけているのは、カロリーだけでなく、
GI(グリセミック・インデックス)値。
GI値の低い玄米ご飯を冷凍して届けたりしています。

ちょうど毎日新聞の記事に詳しいので、紹介します。

 くらしナビ
なくそう・減らそう糖尿病:第9部・楽々食事療法/1

毎日新聞 2008年5月23日

 ◇食後血糖値の急上昇招く、炭水化物の摂取を工夫
 糖尿病患者が血糖値を抑える効果的な方法に「食事療法」がある。だが、「ごちそうが食べられない」「カロリー計算が面倒」など、実行が難しいのも事実だ。簡単に楽しく続けられる食事療法はないか。「なくそう減らそう糖尿病」第9部では、ちょっとした工夫と心掛けで、血糖値抑制につながる食事の取り方を紹介する。1回目は、カロリー計算ではなく、栄養素や食材の選び方に注目した食事術を取り上げる。【永山悦子、大場あい】

 ◇カロリー主体からバランス重視へ
 ■2型発症、悪化防ぐ
 (1)主食抜き


 白米と焼き肉のどちらがより血糖値を上げるのか。同量であれば、カロリーの高い焼き肉の方が上げそうだが、実際は違う。米国糖尿病学会(ADA)によると、炭水化物は15~90分で摂取した100%が血糖に変化する。一方、たんぱく質は50%が血糖になるのに約3時間かかり、脂肪は半日で10%未満しか血糖にならないから、白米の方が食後の血糖値を上げやすいのだ。
 食後高血糖が続くと生活習慣が主因とされる2型糖尿病を発症しやすい。この仕組みに注目し、「主食抜き食事療法」に取り組むのが、高雄病院(京都市)の江部康二理事長(58)だ。江部理事長は02年に糖尿病と分かった。食後血糖値が1デシリットルあたり260ミリグラム(正常値は140ミリグラム未満)と極端に高かった。
 主食となる米やパン、いも類は、食後の血糖値を上げる炭水化物の割合が高い。江部理事長は主食を抜き、おかず中心の食事に切り替えたところ、約半年で血糖値が正常範囲に戻った。「血糖値を急上昇させるのは、炭水化物に含まれる糖質。従来の糖尿病食では炭水化物の割合は、摂取カロリー全体の約6割を占めるが、1~2割に抑えている」と話す。
 「脂肪の取りすぎは、体に悪いのではないか」との心配もある。江部理事長は「米国では、脂肪の摂取量と心血管疾患に関係はないとの研究成果が相次いで発表されている。米国民の脂肪摂取量は減り、逆に炭水化物が増え、肥満者が急増している」と説明する。
 ただし、主食を抜いても摂取カロリー全体が多ければ意味がない。標準的な総カロリーの中で、栄養素のバランスを考える。また、腎機能が落ちている場合は、たんぱく質の制限が必要なため、この食事は向かない。

 ■1型の低血糖防止
 (2)カーボカウント法


 食後血糖値を上昇させる炭水化物を、バランス良く摂取しようとの考え方を「カーボカウント法」という。大阪市立大では、自己免疫の異常でインスリン分泌ができない1型糖尿病患者向けに、これを指導している。
 1型の患者は、食後血糖値を抑えるため、食前にインスリン製剤を注射する。薬の量は決められているが、食事に含まれる炭水化物の量によって、血糖値の上がり方は違う。炭水化物が少なすぎると、低血糖を起こす恐れがある。川村智行・同大講師(発達小児医学)は「食事内容に応じて注射の量を調節するため、食事に含まれる炭水化物量を見抜く力を付けよう、との取り組みだ」と説明する。
 同大では、患者に「炭水化物を減らそう」とは言わない。炭水化物の多い食品には、食物繊維やミネラルなども含まれ、ある程度は摂取すべきだとの考えからだ。炭水化物を極端に減らす食生活は、「現在の日本人の生活習慣では、実行が難しいだろう」と指摘する。
 総カロリーに占める炭水化物の割合が特に高い場合は、全体の5~6割に抑えることを勧めるが、通常は、カーボカウント法を使って、炭水化物の摂取が1食に偏らないよう呼びかけている。

 ◇食品、食べ方でも違い--米より麦、食物繊維、酢や油と…〇
 
 たとえ同じ炭水化物、同じカロリーでも、食品の種類や食べ方によって食後血糖値の上がり方に違いが表れる。「グリセミック・インデックス(血糖値上昇反応指数、GI)」は、この血糖値の上がり方の差を数値化したもので、血糖コントロールにつながる指標として注目される。
 日本GI研究会事務局の林進・東京慈恵会医大青戸病院栄養部課長によると、GIの考え方は81年にカナダの研究者が提唱。日本では市販のパック入りご飯(約150グラム)を食べた時の血糖値の上がり方を100として、食品や食べ方ごとに数値化している。
 例えば、糖質の量が同じなら、白飯よりもすし飯、麦飯の方がGIが低い。また、白飯と酢の物やみそ汁を一緒に食べれば、白飯だけの時よりも低めになる。林課長は「食物繊維が多く含まれていたり、酢や油などで食品が覆われると、血糖値の上がり方が緩やかになる」と説明する。
 同病院で糖尿病教育入院患者23人に、ほぼ同じエネルギーの糖尿病通常食(白飯など)と低GIメニュー(麦飯など)を、それぞれ食べ比べてもらった。その結果、低GIの方が食後血糖値の上昇が抑えられていた。
 林課長は血糖コントロールの要点として、白飯を麦飯、普通の食パンを全粒粉パンに変えるなど主食を一工夫することや、食物繊維の多い野菜、海藻、キノコを摂取することを挙げている。
 ただし、日本の食卓に上がる食材やメニューには、GIが分からないものも多い。佐々木敏・東京大教授(社会予防疫学)は「従来の摂取カロリーを中心とした食事療法との比較がまだ十分とはいえない。GIを医療の食事で活用するには、さらに研究が必要だ」と話している。
==============
 イラストは、過食を警告するシンボルマークの「エンゼルピッグ」
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 ■江部理事長のある日の食事
《朝食》トマトジュース、チーズ、卵とじ、小松菜のごまあえ
《昼食》サワラの有馬焼き、ニンジン・セロリのかつお節あえ、トマト、冷ややっこ、大根サラダ、目玉焼き
《夕食》白菜のみそ汁、タラのちり蒸しポン酢、ハムと野菜の炒め煮、鶏肉のハーブ焼き、厚揚げのそぼろ煮
 (総カロリーは1209キロカロリー)
 

毎日新聞 2008年5月23日 東京朝刊 
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なくそう・減らそう糖尿病:予防へ、地道に啓発 成人の2割に「疑い」 
毎日新聞2008.5.16 

 厚生労働省が4月に発表した国民健康・栄養調査(06年)の結果で、06年11月現在、日本人の成人のうち糖尿病が疑われる人が約2割に達したことが明らかになった。糖尿病の疑いのある人は推定約1870万人になり、9年前の実態調査より500万人、4年前より250万人も増えた。糖尿病は重大な合併症を起こすため、患者数の抑制が国家的な関心事だ。啓発活動に取り組む現場を訪ね、専門家に現状を分析してもらった。【永山悦子、大場あい】

 ◇食事や運動の重要性、広がる理解
 ■「関係ない」
 
 「摂取カロリーを抑えながらバランスよく食べて血糖値を管理するのが大事です。例えば、ご飯1杯とこのお菓子は同じカロリーなんですよ」。神奈川県茅ケ崎市主催の「糖尿病予防教室」で、同市健康づくり課の管理栄養士、有田仁美さんが説明した。
 この日は麦入りご飯、野菜の煮物など、栄養素のバランスがよく、カロリーが控えめの献立を紹介し、実際に調理・試食した。
 同市は99年から、生活習慣病予防のための、講義と調理実習を組み合わせた栄養教室を開催している。だが、糖尿病予防がテーマの時は、高コレステロール予防の時よりも、参加希望者が少なめだという。有田さんは「糖尿病は他の生活習慣病と比べて、自分には関係がないと考えがちな人が多いようだ」と話す。

 ■4年で15%増 
 国民健康・栄養調査は06年11月、約1万8000人を対象に実施した。直前1~2カ月の血糖値の平均的な状況を示すヘモグロビンA1c(HbA1c)が6・1%以上を「糖尿病が強く疑われる人」、5・6%以上、6・1%未満を「糖尿病の可能性が否定できない人」とした。
 その結果、強く疑われる人は推定で約820万人(成人の9・8%)、可能性が否定できない人が約1050万人(同11・9%)に上り、計約1870万人(同21・7%)になった。4年前は、強く疑われる人が約740万人、可能性が否定できない人が約880万人、計1620万人だったので、4年間に全体で15・4%増えたことになる。
 男女別でみると、男性は強く疑われる人が12・3%、可能性が否定できない人が11・1%で、合計23・4%。成人男性の4人に1人に近い割合が糖尿病の疑いがあることが分かった。一方、女性は強く疑われる人が8・2%と少なめだったが、可能性が否定できない人は12・5%と男性よりも多く、予備群対策の重要性が浮き彫りになった。
 厚労省は00年に策定した「健康日本21」で、10年の糖尿病患者数を当時の予測値である1080万人から7%減少させ、1000万人に抑えることを目標に掲げている。
 糖尿病に関する知識の啓発活動に取り組む日本糖尿病協会の清野裕理事長は「50年代以降の欧米化した食生活で育った人が中高年世代を迎え、患者がある程度増えることはやむを得ない。だが、健康日本21を策定した当時の予想に比べ、伸びが若干抑えられている。食事や運動の大切さに対する理解は広がっており、糖尿病への正しい知識を呼び掛ける啓発が徐々に効果を上げているようだ。今後は、知識をいかに実行に移すかが課題になる」と話している。

 ◇メタボ健診での対策限界--肥満との関係薄く「血糖値重視を」 

・・・・・(以下、略)・・・・・・・

 ==============
毎日新聞 2008年5月16日 東京朝刊



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乗鞍(剣が峰、魔王岳)、笠ヶ岳 穂高や槍の遠望/残雪の乗鞍スカイライン。

2008-05-26 21:35:44 | たび/紀行/温泉
昨日の続き、今日は雪の乗鞍を紹介します。

前日からの雨も上がって、2日間の天気予報は「晴れ」。
空気が澄んでいるのか、荘川から高山に入る道中から乗鞍がくっきり見えます。



平湯からは、笠ヶ岳と桜の花
  

福地温泉の「長座」で一泊して、翌日は10時にチェックアウト。

 日本秘湯を守る会ご招待「長座」宿泊&「山里のいおり 草円」で
温泉三昧。残雪の乗鞍へGO。(5/25)
 

乗鞍スカイラインに上るには、平湯バス停かアカンダナ駐車場、
または、ほうの木平から、シャトルバスに乗るしかないので、
始発の平湯バス停で尋ねると、9時代はほうの木平で満員になったとのこと。
10時代はまだ少ししか切符が売れてないとのこと。

今回は、車でほうの木平まで下って、そこから乗ることにしました。
  
平湯には、「ひらゆの森」という立ち寄り温泉があり、
時間に余裕があるときにはお勧めです。

ほうの木平につくと、すでに30人ほどがバスを待っています。
考えることは同じだったようです。
1時間に一度なので、乗れるかどうか微妙・・・
と思っていたら、満員なら増発するとのことで一安心。

なんとか4人ともバスに乗れて、いざ、乗鞍スカイラインへ。
  
カラマツの新緑が美しく、上るにつれて、
新緑の芽吹きに、景色が変わっていきます。

スカイラインのゲートをくぐって10分も走ると、
落葉樹はまだ冬模様、残雪がちらほら見えてきます。、



標高が高くなるにつれて、雪が深くなり、
右に左に、北アルプスが見え始めます。

  
(左/笠ヶ岳) (右/左から、奥穂高から前穂)

一番後ろに座ったのと、バスが揺れるので、
なかなかシャッターチャンスがありません。

そうこうするうちに、
ともちゃんが通ってみたいといっていた雪の壁のなかに突入。

道路の除雪はすんでいるので、結構なスピードです。

45分ほどで、畳平駐車場に到着。
駐車場はきれい除雪されていますが、周りは一面雪の原。

夏場なら、お花畑のほうに行くのですが、
今回は北アルプスを写したいので、山荘前から魔王岳に上ることにしました。


整備された登山道(階段)ですが、雪が残っててびしょびしょ。
わたしは、この春買ったコロンビアの軽登山靴をはいてるので平気。
けっこう急な登りで、病み上がりの友人たちは途中までで、
わたしたちは15分ほどで稜線に出ました。

頂上まではもう少しですが、冷たい風が強いので、
ここで引き返すことに。



少し先の稜線からは、穂高や槍の遠望がよく見えます。
こちら側は、遠くが少しかすんでいます。



(左から、一番奥の黒い「槍」、大キレット、手前の西穂高、奥穂高へ)
 

標高2761米、魔王園地です。


足元には、山荘と駐車場、向かい側に
乗鞍、摩利支天岳、剣が峰(3026米)を望むことが出来ます。



湖は凍り、上ってきたスカイラインも眼下に見えます。


デジカメの電池が切れそうだったので、画質を落としたのですが、
めったにないという好天に恵まれて、
青空に剣が峰がくっきりと浮かびます。

剣が峰




15年ほど前に、畳平から剣が峰を目指したのですが、
アキレス腱を切ったばかりだったので、わたしは途中の山小屋まで。
ともちゃんと子どもたちとが頂上まで行ってきました。



雪が消えたらまた来て、今度はぜひ剣が峰まで登ってみたいです。
 

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日本秘湯を守る会スタンプ10個で「長座」宿泊&「山里のいおり 草円」で温泉三昧。残雪の乗鞍へGO。

2008-05-25 15:45:49 | たび/紀行/温泉
行ってきました! 
奥飛騨温泉郷・福地温泉の「湯元 長座」と
念願の「残雪の乗鞍スカイライン」へ。

「日本秘湯を守る会」会員旅館のスタンプを
3年間で10個集めおわったのが、去年の11月23日。
泊まった中で好きな宿が「1泊無料ご招待」になる特典がつくのですが、
特典行使の条件である「6ヶ月以内」の期限が5月23日。
金沢(福井訴訟)から帰って、1日で溜まった仕事を済ませ、
ぎりぎりのところで、すべり込みセーフでした。

福地温泉内では、「どこか他の1軒の温泉宿」で「もらい湯」ができる
ということなので、長座とはお仲間の旅館で、
前から行ってみたかった「山里のいおり 草円」に出かけました。

「長座」にはもう1軒、「いろりの宿 かつら木の郷」という仲間の宿があり、
この3旅館は、「だんご3兄弟」じゃないけど、じっさいに
長男(長座)、次男(かつら木の郷)、3男(草円)の宿だそうです。
どちらも、ぜひ泊まってみたい宿です。



「もらい湯」は、「3時から4時までと6時から9時まで」
と限られているので、いそぎ足で「草円」の温泉につかってきました。

「山里のいおり 草円」は、広い敷地に静かなたたずまいで、
スタッフの感じもよくて、清潔感あふれるお宿。
「今日の草円(ブログ)」もあります。

    

  

それもそのはず、じゃらん口コミ評価は、今まで見た中で最高の4.7で、
オープンして3年目の、源泉湯宿を守る会の会員旅館です。

   

 

半露天のかけ流しの源泉は、肌触りもよくて、
さっぱりと気持ちのよいお湯でした。
敷地内には宿泊者用の広い貸切露天風呂が、他に3箇所もあるそうです。


いろんな雑誌で絶賛され、西日本で最も予約のとりにくい宿といわれる
福地温泉「湯元 長座」

 

友人たちを誘って4人で予約、平日なので幸いなことにあいていました。

今回泊まった部屋は、写真の特別室の二階でした。


名物の源泉かけ流しの大きな内湯つきの大露天風呂。
   

   

何回はいっても「いい湯」です。
  

3つある「内湯つき露天風呂」も、あいていればいつでも入れます。
    
ということで、夕方と朝の、2回入りました。

少し離れた渓流沿いには 専用露天風呂「かわらの湯」。
 
「かわらの湯」の前では、源泉を地下からくみ上げていて、
この道を伝っていくと、もらい湯をした「草円」にもいけます。
  

「かわらの湯」は、本館の露天風呂とは違う泉質。
 

残雪が溶けて渓流が音を立てて流れロケーションも最高、
やわらかく、かつ、さっぱりしてて、わたしはこのお湯が大好きです。

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今回の旅の目的は「温泉」と、もうひとつ、
ともちゃん念願の冬季閉鎖が解除された「残雪の乗鞍スカイライン」。

高速から見える乗鞍や、平湯から見える笠ヶ岳に期待が膨らみます。

  

●日本一の雲上へ 乗鞍スカイライン開通式 
岐阜新聞 2008年05月15日
 
 日本一の高所を走る山岳道路「乗鞍スカイライン」で15日、約半年の冬季閉鎖を終え、開通セレモニーが行われた。しかし前夜からの積雪があったため、安全祈願祭のみとなった。
 同スカイライン管理事務所によると、午前7時現在、標高2000メートル付近から上部は路面が凍結し、25センチ以上の積雪があった。
 高山市丹生川町久手のシャトルバス乗り場では、オープンを告げるセレモニーが行われ、関係者がテープカットやたる開きをしたり、安全祈願祭で利用者の無事を祈った。
 同スカイラインは、平湯峠(1、684メートル)と乗鞍岳の畳平(2、702メートル)を結ぶ全長14・4キロの有料道路。2003(平成15)年から、自然環境に配慮したマイカー規制を導入している。


好転に恵まれた2日目。  
待望の乗鞍スカイラインの雪の壁のなかを、バスが走ります。



向かうは、残雪の畳平へ。

つ・づ・く。

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いらだちの「思想(ナショナリズム)」時代/色川大吉さん(毎日新聞・特集ワイド)

2008-05-24 00:13:52 | ほん/新聞/ニュース
一昨日、色川大吉さんの最新刊「若者が主役だったころ わが60年代」
を紹介して、昨日まで出かけていて、今日の毎日新聞の夕刊を開いたら、
なんと色川さんのすてきな写真つきの特大「特集ワイド」。

なんという偶然でしょう!



ということで、もううれしくって、
今日は午前中に淡竹と香茸(コウタケ)の混ぜご飯
記事を出したのですが、出血大サービス。

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webに本文がアップされているので、記事を紹介しますね。

 <特集ワイド>この国はどこへ行こうとしているのか 色川大吉さん
毎日新聞 2008年5月23日夕刊

<おちおち死んではいられない>
◇いらだちの「思想(ナショナリズム)」時代--歴史家・82歳・色川大吉さん
 

 ◇発展しつつある国に嫉妬や反発生まれる 
  今、その対象は中国に
 
 別荘地として名高い清里高原近く、山梨県北杜市にある色川大吉さんの自宅を訪ねたのは、大型連休が明けたころ。病気治療や執筆に専念するため、近くに友人が住むここに移り住んだ。新緑のまぶしい木立の中に並ぶ2軒の家には、表札がない。携帯電話で「緑色の壁のお宅ですよね」と確認し、エメラルドグリーンの外壁の家のインターホンを押した。……が、押せども押せども誰も出てこない。壊れてるのかしら? ドアをノックしようとしたその時、「こっちですよ」と、隣の深緑色の家から手招きする人が見えた。「まあ、お茶でも飲んでから」。かくして午後の日差しの降り注ぐリビングで、ゆったりと話は始まった。
     ■
 東京大学文学部在学中、学徒出陣で海軍航空隊に配属され、復員した色川さんが、「ある昭和史―自分史の試み」を出版したのは1975年。歴史書としては異例の30万部のベストセラーとなった。これまでの常道を打ち破り、歴史家としての「自分」を前面に押し出して終戦までの昭和を語った。色川さんの試みは無論、学会から猛烈な反発を食った。しかし、これが一般の読者には受け、今も続く「自分史」ブームのきっかけとなった。
 それから30年余を経た今年2月、続編にあたる「若者が主役だったころ わが六○年代」(岩波書店)を出版した。自身はプリンストン大に招かれる前、学問も市民運動も充実した時期だった。「書いていて、今がいかに1960年代と違うか、明確になりました。60年代は若者にとって先に希望の持てる明るい時代だった。今は老いの時代。社会の主要テーマが年金、高齢者医療、介護、少子化でしょ。人類的主要テーマといえば、資源の枯渇、環境問題、発展途上国の飢え、それらを巡る内戦や戦争、自然災害。気の毒なくらい楽しくない時代ですよ」
 穏やかな表情、柔らかい口調。でも出てくる言葉は厳しい。

 「日本は、われわれは関係ないよ、お金をたっぷり持っているから食料は買えばいい、石油だって少々高くたって買えるさと思ってきた。それがここにきて、どこまで上がるのか分からないぐらい高騰を始めた。すると、人は今持っているものを守ろうと保守化し、見通しの良くない生活の中でいらだちが出てくる。それが国民的な形になると、いらだちのナショナリズムとなってくるわけです」
     ■
 聞き慣れない、しかし不穏な言葉が出てきた。「いらだちのナショナリズムが生まれると、発展しつつある国、日本を脅かすかもしれない国に対する嫉妬(しっと)や反発の感情が出てくる。今はその対象は中国です」
 その日は折しも、聖火がチョモランマ(英語名エベレスト)の頂上に到達した日だった。山男だという色川さん。ほおを上気させ「感激ですよ。世界のクライマーはイデオロギー抜きで喜びますよ」と語ったのもつかの間、顔を曇らせた。
 「聖火リレーなんてものは、政治と関係なくやるのがスポーツの精神。なのにチベット問題とひっくるめてしまう。チベット問題なんて20年も30年も前からあったんです。そのころ僕らがいくら叫んでも動きもしなかった人々が、今になってああだこうだと言う。今の反中国感情は、チベット問題だけから来るものではない。急成長に対するねたみ、ライバル意識、やがて追い抜かれるんじゃないかといういらだち、資源浪費の元凶だという怒り――。それらがミックスされ、反中国感情となっている」
 色川さんは、さらに恐ろしいことを言った。「いらだちのナショナリズムは、どうせなら何もかもぶち壊せ、戦争でも何でもやった方がいいというアナキズムを生み出すんです」
 話を聞きながら頭の中を満州事変から日中戦争、太平洋戦争と拡大していった苦い歴史がよぎった。戦争のない今でさえ、肩が触れたり、目が合っただけでトラブルになる。急ぎ足の人波に乗れず、もたついただけで舌打ちされたり……。そんな日本にいつ、なったのだろう。

 「今の新自由主義にも一因はありますよね。公的な規制を緩和し、民間の自由市場に任せようという考え方は、経済が順調なときは目立たないが、ちょっと挫折すると矛盾が顕在化する。格差が広がったとき、昔は労働者なら労働組合、学生なら自治会連合、消費者なら消費者団体などが、組織を作って闘っていた。でも、今はその組織がガタガタになって、バラバラにされた砂粒のような個人が不満をためているんです」

 何だかお先真っ暗、と思っていたら、色川さんはこちらの心を読んだかのように、「暗い見通しばかりではないですよ」と続けた。「ユニオンをつくるんです。1人では無力かもしれないが、50人、100人なりのグループで発言すれば社会に届く。今はインターネットの時代。若い人の得意分野じゃないですか。内にこもるのではなく、外に発信する使い方をすれば、こんなに大きな力はありません」
     ■
 熱のこもった口調につい引き込まれ、あっという間に時間が過ぎた。そろそろおいとまと思っていたら、色川さんは「もうひとつね」と語り始めた。

 「僕は昭和天皇とともに時代を生きてきた。あるときは神と思い崇拝し、あるときは憎悪の対象にした。昭和天皇が国民に対して、戦争をさせてすまなかったと一言もわびなかったのは悪いと思いますよ。ただ、その思いを伝えるため、今の天皇は黙々と努力している。沖縄に行き、サイパンに行き、露骨に謝罪は述べられないけれど、最大限の哀悼の意を表している。天皇、皇后のつらさを、国民は分かっていない。それでいながら、雅子さんに非難を浴びせる。皇族は、日本の中で基本的人権を最も奪われているファミリーなんです。それをどれだけ国民が自覚しているか。僕は、皇族を人権を持つ自由な人間として解放してあげたい。天皇制はやめればいい」

 一気に語り終えた色川さんは、一拍置いて付け加えた。「皇室に対して、こんなにズケズケ言うのは私ぐらいでしょ」
 無邪気な笑顔を向けられた。教授時代は、女子学生に人気だっただろうなと、想像した。【小松やしほ】
………………………………………………………………………………………
■人物略歴
 ◇いろかわ・だいきち
 1925年、千葉県生まれ。東京経済大名誉教授。専攻は日本近代史・思想史。民衆思想史の分野を開拓し、自分史を提唱する。シルクロードやチベットの踏査、水俣病の学術調査、反戦運動など幅広く活躍。
(毎日新聞 2008年5月23日)


以下は、5月21日の記事
NPOが『公』の担い手になるには?~市民社会で脱・下請け
/「若者が主役だったころ」(色川大吉著)
 の再掲です。

----------------------------------------------------------------
5月20日の岐阜新聞夕刊の新刊案内は、色川大吉さんの
「若者が主役だったころ わが60年代」(色川大吉著/岩波書店)

 「若者が主役だったころ」(色川大吉著)

自分史の提唱者である歴史家の著者が、戦後の廃墟から立ち上がり、
高度成長に突入していく1950年、60年代を個人の同時代史と
して描いた。
 著者は、くみとり式トイレの悪臭にへきえきとなり、食べていく
のに必死でありながら、学問と歴史への情熱に燃えていた。貧しさと
隣り合わせの時代だったが、少子高齢化、介護問題など思いもよらず、
停滞感や閉塞(へいそく)感とも無縁だった。
 著者はどこに立ち、何を見て、どう思考していたのか、仕事、家庭、
友人関係など、著者の生きざまを重ねながら、激動の時代の光と影、
そして、悲劇と喜劇を描く。
(岩波書店・3150円)
(2008.5.20 岐阜新聞夕刊)


わたしは色川さんのファンなので、
この本はもう読みました。

前著の『カチューシャの青春』は、色川さんからいただいた直筆サイン本です。

『若者が主役だったころ』の60年代は、わたしの子どものころなので、
出来事にも記憶があり、けっこう分厚い本なのですが、
とても面白く読みすすめました。
本の中に出てくる色川さんが編んだ『日本の歴史』(中央公論)は、
姉が配本を購読していて、わたしがひかれて読んだ歴史全集なのです。
わたしは、この本で色川さんを知ったのですから、何とも不思議なご縁です。
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淡竹と香茸(コウタケ)の混ぜご飯/珍しい香茸を入手、淡竹もとれはじめ。

2008-05-23 10:50:39 | おいしいもの/食について
裏山の下に植えたイチジクの木の周りに、
草が茂って、竹やぶが迫ってきたので、草かりしました。
昨年、サルに採られないようにネットをかけたので、
刈払い機では刃に引っかかってしまうのです。


すっきりとしたイチジクの木、大きな実がなり始めています。

近くに出ていた淡竹(ハチク)とみょうが。
  

淡竹(ハチク)は持ち帰って、さっそく料理しました。

孟宗と違ってアクがないので、そのまま食べれますが、
サッとゆでて「エンドウと淡竹のたきあわせ」と

やわらかい穂先は、焼いて味噌をつけて食べました。


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奥飛騨の地物野菜直販所で珍しい干し香茸(コウタケ)を入手。
めったにとれない天然物で、生でも1本2000円はするそうです。

一晩水につけて戻し、炊き込みご飯にするおいしい、
という言葉につられて、買ってしまいました。
元値は5000円、残りわずかということで半額の2500円、
のところ、半信半疑だったので(笑)1500円にしてもらいました。

帰ってからwebで食べ方を調べたら、
やはり混ぜご飯がおいしいとのこと。

香茸(コウタケ) 
 大型。アサガオ状。革茸、シシタケ、いのはなとも呼ばれます。
高級茸の代表格でおめでたい席によく使われています。
味、香りが強く、乾燥させると更に強い香りを放ちます。
生で食べるときは、(大きいものは)一度湯でこぼしてから使います。
ワイルドな外観からは想像つかないほど美味で(リピーターが一番多いです)、
きのこご飯や、ちらし寿司の具に使うと最高の味がします。
 

  
 
本物の香茸は、かさの真ん中くぼみ軸は中空。
軸が詰まっているのは「シシ茸」だそうです。
山では近づくと香りでわかる、とのこと。 
トリュフのように見た目は真っ黒、
確かにすごく強い独特の香りがあります。

  

アクと苦味があるということなので、水を2度ほどかえて、
2本分を 一晩水につけて戻しました。

他のきのこの10倍はおいしい希少種のきのこだそうですが、
炊き込みご飯にすると、香りが飛んでしまうという説もあり、
香茸と淡竹とニンジンの混ぜご飯をつくることにしました。

  
小さめの短冊に切って、まずニンジンを炒めて甘みを引き出し、
しょうゆを少なめに加えて、薄味の煮汁で、
汁が少なくなるまで落し蓋をして含め煮。
  
炊き上がったご飯の上に載せて、さっくり混ぜてから蒸らします。
  

「淡竹と香茸(コウタケ)の混ぜご飯」のできあがり。


歯ざわりと香りがよくて、ほんの少し苦味もあり、
ニンジンの甘みもやさしくて、とてもおいしいです。


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悪法は「法」ではない~弁護士 鈴木利廣~NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」患者の心を心として

2008-05-22 08:18:50 | ほん/新聞/ニュース
一昨日夜のNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」は、
薬害肝炎弁護団を率いる弁護士、鈴木利廣さんだった。

  

福井訴訟の清水弁護士から、薬害エイズ裁判の話を聞いたあとだったので、
見たいと思って待っていたが、感動的な番組だった。
 
「やるべきは社会のしくみを変えるたたかい」
「患者の心を、心として」
 
 
薬害エイズ裁判の100人の大弁護団は、東京弁護士会のお二人が中心だったとのこと。
きっと鈴木さんと清水さんだったのだろうと思った。

この番組については、日経webの、
茂木健一郎の「超一流の仕事脳」に詳しいので、紹介したい。

茂木健一郎の「超一流の仕事脳」
  毎回、1つの分野で超一流の仕事をしている人物を追う
NHKのテレビ番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」。
キャスターを務める脳科学者の茂木健一郎氏が、
番組を通じてその人物から受けた刺激をさらに深く考察して語るコラム


茂木健一郎の「超一流の仕事脳」
悪法は「法」ではない
~弁護士 鈴木利廣~
 
2008年5月20日 火曜日 茂木 健一郎

視点  弁護士   今回お話を伺った弁護士の鈴木利廣さんは、薬害エイズ、ハンセン病、薬害肝炎など日本の薬害事件や多くの医療過誤事件で患者側弁護士として闘い続けてこられた。
 鈴木さんは、人と人との争いを解決するには2つの方法があるという。1つは和解を目指した話し合いによるもの。もう1つは法律に基づいた強制力を持った方法だ。
 我々は普段、普通にビジネスをしている中では、国家というものをさほど意識しないし、法律というものを意識しない。もちろん、通貨が通用することは国家と結びついているし、商取引についても契約がきちんと守られるためには、国家という存在が背後にある。
 今、ITや情報系の産業に光が当たっていて、そこでは国家というものが不在の状況の下でいろいろなことが行われている。そういった面がフォーカスされがちだが、命や健康、人間の尊厳などが関わってくるところでは、法律とういか、法的強制力や国というものが浮上してくる。鈴木さんは、そこをよく分かった上で仕事をされているのだと思う。
 薬害肝炎訴訟のように、関係する人が350万人ともなれば、それは1つの民間企業がどうこうできるものではない。まさに鵺(ぬえ)のような、どこをどう押したらよいか分からないような複雑なものが相手。そこで鈴木さんは、立法・行政・司法の役割についての感覚を持って、戦っていらっしゃる。
 これまで誰も経験したことのない、裁判官も判断に迷うような事案に鈴木さんは取り組んでいる。法技術の最先端のところで、開拓者のようなことをやられている。
 鈴木さんは「悪法は法ではない」と言う。なぜ、鈴木さんが立法にまで踏み込んでいるのかといえば、既存の法律体系の下にそれを適用して臨むのではなくて、実定法の背後にある原理原則までさかのぼって、人間の尊厳とか権利を扱うためとおっしゃっていた。これは深い言葉だ。
 パイオニアこそ原理原則に従う。経験したことのない世界に対峙した時、そこへ立ち返らないといけない。そこに鈴木さんの生き方が表れていた気がする。
 鈴木さんが、今のような仕事のスタイルを決めたのには、1つの出会いがあった。理念で行ったのではなく、社会派の先輩弁護士に出会って、その人がとてもかっこよく見えたからだという。
 科学の世界でも、応用の分野の方がビジネス的には儲かる。それに対して、素粒子のような純粋科学をやっている人は、給料が高いとか安いといったことは問題でなく、人間精神の名誉のためにやっている。
 今日、分かったのは、弁護士の世界でもそいうものがあるのだということだ。もし自分がビジネスロイヤーだったら蔵が建ったかもしれないと、鈴木さんはおっしゃっていた。もちろんそれが悪いというわけではない。しかし、社会正義のために、人間の尊厳に関わるような法律の仕事が、弁護士の世界でも“弁護士本来の”仕事である、という感覚があるのだろう。

患者の無念、命の闘い
NHK総合テレビ
5月20日(火)午後10:00~10:45
・再放送
 総合 毎翌週火曜 午前1:00~1:44
     (月曜深夜)
 BS2 毎翌週水曜 午後5:15~5:59


■番組公式サイト
■本・CD・DVD紹介サイト
 薬害エイズ、ハンセン病、そして薬害肝炎など、日本の薬害事件や多くの医療過誤事件で、患者側弁護士として闘い続ける弁護士、鈴木利廣(61)。
 薬害エイズでは東京弁護団事務局長、薬害肝炎訴訟では120人の弁護士を束ねる全国弁護団代表を務めてきた。
  鈴木が、今、最も力を注いでいるのが、今年1月、国が責任を認め謝罪するという劇的な展開をした薬害肝炎。その闘いはまだ終わっていなかった。
 番組はその後の弁護団に密着。鈴木たちは、途方もない大きな目標を掲げて走り出していた。問題となった血液製剤だけでなく、予防接種の針の使い回しや輸血などの医療行為を主たる感染経路とするB型、C型肝炎の感染者、推定350万人を救う治療体制作りを目指すというのだ。
 厚生労働大臣との直接協議、新たな法律作りに向けてのロビー活動、世論への働きかけ、鈴木たち原告団弁護団は、大きな挑戦に乗り出した。
 果たして、再び国を動かすことはできるのか・・・。
  軍師と呼ばれる、らつ腕弁護士の闘いの現場に密着、仕事の流儀に迫る。


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