土日にご一緒していた上野千鶴子さんの【悩みのるつぼ】が載っていました。
いつ読んでもおもしろいですね。
「死後の問題」は分けて考えましょう、は、
わが身にひきつけてたいへん参考になりました(笑)。
2014年3月29日 朝日新聞be
【悩みのるつぼ】「延命・葬儀・墓」なしでいい 2014年3月29日 朝日新聞be 「延命・葬儀・墓」なしでいい 相談者:女性 60歳 60代前半の女性です。 10年前に靱帯(じんたい)を切る事故を経験し、人生いつ何が起こるかわからないと、切実に感じました。以来、今出来ることを実践するようになり、自分でも行動的になりました。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(略)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 悩みは終活のことです。 私は「延命処置、葬儀、墓」がみんな「なし」でいいと思っています。それに費やすお金があるのなら、生きている時に有意義に使ったほうがいいという考えです。実家の墓も、私たち兄妹が死んだら荒れてしまうのは目に見えています。 20年後は超高齢社会で病院にも施設にも入れないのはわかりきっています。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(略)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 回答者:社会学者 上野千鶴子 「死後の問題」は分けて考えましょう 終活ばやりです。60代前半、仕事や乗馬に、生き生きと暮らしておられるご様子、終活にはちと早い、ような気もしますが、何が起きるかわからないのが人生、という実感をお持ちなのですね。最近では死後や葬儀、お墓を話題にすることにもタブーがなくなってきました。なにしろ天皇ご一家もお墓をどうするかと終活をしておられるくらいですから。誰もそれを「不謹慎」とか「縁起でもない」とか言わなくなりました。 「延命措置、葬儀、お墓」何にもなしがお望みとか。これは分けて考えたほうがよいですね。延命措置は今はいらないと思っていても、土壇場で気が変わるかもしれません。日付のある意思などあてになりません。手立てがあれば少しでも生きのびたいと思うのは人情。今日1日、生きててよかった、もう1日、生きていたい、とあなたも思うようになるかもしれませんから。その場になって考えても遅くないですから、これは別にしましょう。 「葬儀とお墓」は死んだあとのこと。この世に戻ってきて自分の葬儀や墓を覗(のぞ)くこともできません。ま、死んだあとのことは死んだあとのこと。こちらは生きている人たちに任せましょう。家族の死をどう悼(いた)みたいかは、死んだ人の問題ではなく生きている人の問題。わたしはこうしてほしい、と子供たちに意向をおしつけるより、あなたはどうしたいの、と聞いてみてはいかが? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(略)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 生きているあいだのことと、死んでからのことは切り分けましょう。あなたの意思が通るのは生きているあいだのこと。死んでからのことに希望をいうのはよいけれど、託さなければならない相手と相談しながら折り合いをつけましょう。過剰な期待も過小な期待も、相手にとっては迷惑なもの。何より家族のあいだで死を話題にできるってすてきなこと。死は、親が子に伝えることのできる最後の教育の場であることを忘れないでくださいね。 |
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きょうはひと月ほど書いてきた原稿の締切日。
朝ウオーキングをして、ときどき、息抜きで庭に出る以外は、
ずっとPCの前にいました。
夕方には、眼が疲れて字が二重に見えるようになり、
やっと間に合わせたところです。
きょうはブログはパス、しようかと思ったのですが、
香りのよいお花たちを撮ったので、アップすることにします。
沈丁花(ジンチョウゲ)
土佐水木(トサミズキ)
大輪ミツマタ
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