みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

2020年、雪の大晦日。一年間ありがとうございました。/筑前煮と年越しそば。

2020-12-31 23:25:09 | おいしいもの/食について
お正月は子どもたちも集まらないので、
お節料理は作らないつもりでしたが、
黒豆を煮て、筑前煮を作ることにしました。

出汁は昨夜から水に浸けておいた干ししいたけと羅臼昆布。
  
根菜類とこんにゃくを煮てから、鶏むね肉を入れて出来上がり。

年越しそばはお昼に食べました。





午後から寺町畑で大根と人参を引いてきて、
なますもつくりました。

明日朝、卵焼きをつくって、お節はこれだけ。

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夕方から雪が降り始めました。

あと一時間足らずで2021年になります。
薪ストーブの燃える暖かい家のなかで、年越しです。

一年間、ありがとうございました。

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民主主義はありますか 年の終わりに考える/大豆のお肉とひよこ豆のトマトパスタ

2020-12-30 23:00:53 | ほん/新聞/ニュース
今年最後のスーパームーン。
雪が降っていて見られないと思って外に出たら、
雲一つない夜空に、白く明るい月が煌々と輝いていました。
雪は大晦日の明日から降るようです。

パートナーの二回目の抗がん剤治療から三日目。
目に見える副作用はないけれど、
骨髄抑制など体の中での影響はわからないので、
とりあえず体力は落とさないようにしよう、
ということで、お昼ごはんはパスタにしました。

具は動物性の肉は入れずに、「大豆のお肉」のミンチとひよこ豆。
トマト缶で煮込んでからもやしも投入。

麺は、オーガニックパスタを100gだけ茹でて、低糖質麺と半々に。
ナチュラルチーズと卵一個を絡めてカルボナーラ風。

パスタの上に具をたっぷり乗せて出来上がり。

パートナーはタンパク質を摂るために具多め目、
わたしはタンパク質を少なくするために麺多め。



昨夜は、鶏むね肉の白菜なべ。

朝は、鶏むね肉の野菜炒め。


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後半は、
今日の中日新聞の社説「民主主義はありますか 年の終わりに考える」を紹介します。

  社説:民主主義はありますか 年の終わりに考える. 
2020年12月30日 中日新聞

 世界中がコロナ禍に見舞われた今年も暮れようとしています。未曽有の感染症にどう立ち向かうのか、という難問とともに、民主主義の意義や在り方が問われた一年でもありました。

    ◇    ◇
 ご存じの読者もいらっしゃると思いますが、新聞の社説を巡るお話を紹介します。今から百年以上も前、一八九七年のことです。ニューヨークの新聞「ザ・サン」に一通の手紙が届きました。

サンタはいるのですか
 「編集者さま。私は八歳です。『サンタクロースはいない』と言う友だちがいます。パパは『ザ・サンに書いてあるなら、そうだろう』と言います。お願いです。本当のことを教えてください。サンタクロースはいるのでしょうか。バージニア・オハンロンより」
 サンタの存在を巡る子どもの質問に、ザ・サンはどう答えたのでしょう。それは後ほど紹介するとして、もし私たちの新聞社に、子どもたちから「民主主義って本当にあるのですか」との質問が寄せられたら、どう返せばいいのか、頭を悩ませてしまいます。
 私たちが住む日本をはじめ、ほとんどの国家では、民主主義が機能していると当たり前のように考えて暮らしています。しかし、実態はどうでしょう。
 例えば、今年大統領選が行われた米国では現職大統領が自国民を威圧、分断し、投票結果にも難癖をつけて覆そうとしています。
 世界の民主主義国家を率いてきた米国ですら足元に広がるのは、長い年月をかけて築き上げてきた民主主義がいとも簡単に傷つけられる荒涼とした光景です。
 私たちが住む日本ではどうでしょう。年末になって安倍晋三前首相は、「桜を見る会」前日の夕食会を巡り、自らの国会答弁の修正に追い込まれました。

見えないけど存在する
 「後援会としての収入、支出は一切ない。報告書への記載は必要ない」「補填(ほてん)の事実も全くない」
 追及する野党議員に対し、安倍氏はこう強弁し続けました。これらがすべて虚偽だったわけです。
 衆院調査局によると「桜を見る会」の夕食会を巡り、安倍氏が首相在任中、国会審議の中で行った虚偽答弁は百十八回に上ります。
 安倍前政権当時、財務官僚による公文書偽造にまで至った学校法人「森友学園」への国有地売却問題でも、事実と異なる政府答弁は合計百三十九回を数えました。
 国権の最高機関であり、国民の代表で構成する国会で、首相ら政府側がこんなにも虚偽答弁を繰り返していたら、そもそも民主主義や三権分立が機能しているのか、と疑いたくもなります。
 民主主義って学校では習うけれども、本当にあるのだろうか。純粋な子どもたちがそう考えても不思議はありません。まだそのように尋ねる手紙は、私たちの元には届いていませんが…。
 冒頭のザ・サンの話に戻りましょう。手紙を受け取ってまもなく社説という形で返事が載ります。
 「バージニア、あなたの友だちは間違っているね。サンタクロースはいる。愛とか思いやりとかまごころと同じように、サンタクロースはいるよ。そういうものが満ちあふれているおかげで、あなたの暮らしがとても素晴らしく、楽しいものになっているよね」
 「誰もサンタクロースを見たことはないけれど、それはサンタがいないという証明にはならない。本当のことは子どもにも大人にも見えないんだ」
 手紙の主であるバージニアは、長じてニューヨークの小学校の先生となりました。子どもたちから「サンタクロースって本当にいるの」と聞かれるたびに、この社説を読んで聞かせたそうです。
 米国の報道博物館「ニュージアム」(現在はインターネット上に移行)は、この社説を「歴史上、最も多くの書籍や映画、ほかの社説やポスター、切手に一部もしくは全部がさまざまな言語で紹介された社説」と紹介しています。記者人生で一度はこのような社説を書いてみたいものですが。

不断の努力で磨き、守る
 存在が怪しまれる民主主義ですが、サンタクロースのように目には見えないけれど、確かに存在しています。個人の自由と権利を尊重するその理念は、私たちの暮らしを豊かにしてきたし、これからも豊かにするはずです。
 もし「民主主義って本当にあるのですか」と尋ねる手紙が届いたら、確信を持ってこう答えたい。
 しかし、これまで多くの先人が指摘してきたように、民主主義は完璧な政治制度などではなく、ほかの制度に比べて、少しましなだけかもしれません。だからこそ、不断の努力で民主主義を磨き、守り抜かねばならないのです。
 私たちの新聞は、その役割の一端を担えているのだろうか、自問を繰り返す年の瀬です。 


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コロナの変異種 年末年始守り固めたい/コロナの年末 甘い見通し 招いた危機/

2020-12-29 22:06:49 | ほん/新聞/ニュース
今日のお昼ごはんは、生協の食塩不使用の10割蕎麦。
「6分茹で1分むらすだけで、本格10割蕎麦ができます。

たれは「おいなりさん」を炊いた汁。
水で締めたそばに、温かい汁をかける、
いわゆる、あったかい冷やしたぬきそば。

パートナーも麺は低糖質麺じゃなくて、10割蕎麦です。


寺町畑でとれたサツマイモをもらったので、
くず芋や細い芋を使ってで大学芋を作りました。

170℃のウオーターオーブンで15分加熱してから、
刷毛でオイルを塗ってウオーターレンジでさらに5分。
カリッと焦げ目のついた大学芋の出来上がり。

一月ほど熟成させた芋なのでめちゃ甘いです。

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後半は、
感染が広がる新型コロナウイルス関連の社説です。

  社説:コロナの変異種 年末年始守り固めたい 
2020.12.29 中日新聞

 海外で広がる新型コロナウイルス変異種の感染者が国内でも確認された。感染拡大が止まらない中で、感染力が強いとみられる変異種の国内流行は抑えねばならない。年末年始の守りを固めたい。

 変異種に感染した最初の判明例は英国から到着した人たちで空港の検疫で見つかった。だが、その後に国内で人から人に感染していた例も明らかになった。

 既に英国以外でも変異種は見つかっている。国内でも感染が広がりつつあるとの前提に立たねばならない。

 ウイルスの遺伝子変異は感染を繰り返す中で起こる。変異種は従来種より感染力が強いとされる。子どもへの感染力も大人同様にあり若年層への警戒も必要だ。重症化のしやすさやワクチンの効果については不明な点が多い。

 日本は「第三波」の流行の渦中にある。「勝負の三週間」でも感染拡大は抑えられなかった。年末年始は医療機関の態勢も手薄になる。この状況で変異種の拡大を許せば一気に医療態勢が崩壊しかねない。油断は禁物だ。

 守りの要はまず水際対策の強化だ。政府は英国などから到着する人には複数回の検査や一定期間の待機を求めるなど対策を強化していたが、変異種の確認でさらに強め、全世界からの外国人の入国を来年一月末まで一時停止した。

 春先の国内での感染拡大は主に欧州からの流入を水際で防げず起きた。その反省に立てば今回の措置は当然だろう。

 ただ、十一の国・地域とのビジネス関係者の往来は引き続き認めている。必要ならばさらなる往来規制も考えるべきだ。

 変異種はウイルスの遺伝子解析で監視している。解析件数を増やす態勢の拡充も必要だろう。

 逼迫(ひっぱく)している医療態勢も守らねばならない。政府は、新型コロナの重症者用の病床確保に一床当たり千五百万円の補助を決めた。現場にはすぐにでも必要な支援だ。迅速に給付してほしい。

 不足する看護師など人材確保も待ったなしだ。自治体同士や医療機関間の連携を進めたい。

 政府の対策分科会は、国内での感染拡大の要因として会食を介しての感染を「急所」として重点的な対応を求めている。

 不要不急の外出や会食を控えるなど各個人の対策も有効だ。早い段階で店舗営業や外出の自粛などを求めた北海道では感染拡大を抑えつつある。一人一人が危機感を共有して対策に取り組みたい。 


  社説:コロナの年末 甘い見通し 招いた危機 
2020.12.26 朝日新聞

 「勝負の3週間」に敗れコロナ禍が拡大するなかで、年末年始の休み期間に入る。窮状を訴える医療現場の声は日増しに強まり、不安が社会を覆う。

 未知のウイルスが出現して初めて迎える冬本番である。試行錯誤は致し方ないとしても、政治の怠慢や見通しの甘さが事態を悪化させ、各所にそのつけが重くのしかかっている。

 全国の中でもとりわけ状況が深刻なのは東京だ。政府の分科会は会食を介しての感染を抑えるため、飲食店などへの営業時間の短縮要請を強めるよう、小池百合子知事に求めてきた。北海道や大阪で一定の効果が出ていることも踏まえたものだが、知事は応じていない。

 苦境にあえぐ業界への配慮、要請の実効性などを考えての対応なのはわかる。だが何より優先すべきは医療崩壊を食い止めることだ。右肩上がりの東京の感染者数を見ると、状況判断が甘いと言わざるをえない。今からでも指導力を発揮すべきだ。

 もっとも小池氏だけの責に帰すのは筋違いだろう。以前から全国知事会は、休業や時短の要請を効果あるものにするため、知事の権限や国の財政支援措置の強化・充実を求めてきた。野党からも同様に、新型インフルエンザ等対策特別措置法の改正を説く声があがっていた。

 ところが政府は動かず、臨時国会も12月上旬で閉じてしまった。23日の分科会にようやく法改正に向けた論点を示したが、動きの鈍さにあきれる。この先どんな工程表を描いて取り組むのか、速やかに方針を示し、野党とも調整を進めるべきだ。

 心配なのは、改正作業の土台となるデータの収集と分析の進捗(しんちょく)具合だ。政府はこれまで「事態が終息してから」という理由で、春の緊急事態宣言後の検証作業を先送りしてきた。

 政府がとったどんな措置が、人々の行動の変化やウイルスの拡散防止につながったのか。経済にはどんな影響が出たのか。そうした事実の積み重ねがあってはじめて、実のある法改正が可能となる。市民の自由や私権の制限の当否、手法を議論する際にも欠かせないデータだ。

 人々の理解と納得を得られる国会審議に向けて、政府は環境の整備を急いでもらいたい。

 きのう首相と一緒に会見した分科会の尾身茂会長は、感染拡大の抑止には国と自治体が一体感をもってメッセージを発することが不可欠だと繰り返した。

 氏の指摘を待つまでもなく、危機を克服するうえでリーダーの発する言葉、姿勢は極めて大切だ。この1年、そこに様々な誤りや課題があったことを認識して、これからのコロナ対策に当たらなければならない。 


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夫婦別姓の議論 差別の放置許されない/男女共同参画基本計画 閣議決定 選択的夫婦別姓はさらなる検討/サザンカ満開。

2020-12-28 23:38:15 | ほん/新聞/ニュース
今日はパートナーの二回目の抗がん剤治療の日。
朝から名大病院に出かけて、採血~診察~抗がん剤の点滴
のコースを済ませて、夕方帰ってきました。
抗がん剤の点滴はトラブルや副作用も少なく順調。
とはいえ、
診察前の血液検査で腫瘍マーカーが、
医師も予想外の数値に上昇していました。
白血球もCRPも上がっているので、
前立腺に炎症があるのかもしれないということで、
今まで服用している薬+抗生剤を一週間分処方されました。
1月4日に次の診察日が入っているので、
その時に、再検査ということになりました。

年末年始は、抗がん剤治療の直後ということもあって、
人に会わずにお籠もりしているつもりでしたが、
「発熱か何かあったらすぐに病院に来てください」
「(休日でも)泌尿器科医はかならず誰かいますから」と
医師に念押しされたので、より慎重に過ごすことにしましょう。
原因がわからない段階で心配しても仕方ないので、
事実は事実として受けとめています。


倉庫の前のサザンカは、気が付けば満開になっています。



坂の上のサザンカの花は少し遅れて、これからが盛りです。


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  社説:夫婦別姓の議論 差別の放置許されない 
2020.12.28 北海道新聞

 選択的夫婦別姓制度の導入が見通せない。
 今後5年の女性政策の指針となる第5次男女共同参画基本計画が先週、閣議決定された。そこでの言及は、自民党の保守派によって骨抜きにされた表現となった。
 夫婦が望めばそれぞれ結婚前の姓を名乗れる制度だ。家族の形は多様になっており、選択肢として制度化するのは時代の要請だ。
 なのに自民党は流れに逆らい続けている。夫婦同姓を義務づける日本の民法の規定は差別的だとして、国連の委員会から再三是正勧告を受けている。自民党の行いは差別の放置に等しい。
 自民党は社会の実態を直視し、導入に向け議論を進めるべきだ。
 選択的夫婦別姓制度は、2000年の最初の計画から15年の第4次計画までいずれにも、具体的施策として位置づけられてきた。
 第5次の策定に当たり内閣府は従来の「検討を進める」から、「政府においても必要な対応を進める」と踏み込んだ原案を示した。
 女性の社会進出を踏まえた妥当な方針だ。橋本聖子男女共同参画担当相も導入に意欲的だった。
 しかし、これに伝統的な家族観を重視する自民党保守派が警戒感を強め、強く反発した。
 会合に動員をかけて議論を主導し、選択的夫婦別姓の文言を削除させ、表現を「さらなる検討を進める」に押し戻した。時代錯誤も甚だしい。やすやすと受け入れた党にも失望を禁じ得ない。
 結婚後も働く女性は増えている。姓を変えるのは圧倒的に女性だが、仕事の実績を引き継ぎにくいという不満が聞かれる。
 やむなく事実婚を選べば各種控除が受けられないなどの不利益を被る。現行制度が時代にそぐわなくなっているのは明らかだ。
 保守派は夫婦別姓を認めれば「家族の絆が壊れる」という。
 夫婦同姓を義務づける国は日本以外ないとされるが、諸外国の家族のつながりは弱いのか。説得力を著しく欠く主張だ。
 法制審議会が選択的夫婦別姓制度の導入を法相に答申してから24年がたつ。この間、最高裁は現行制度を合憲と判断し、議論を進めるよう国会に促している。
 最近も東京の事実婚夫婦3組の特別抗告審を大法廷に回付し、改めて憲法判断を示す見通しだ。
 政治がこれ以上不作為を続けることは許されない。かつて選択的夫婦別姓に賛同した菅義偉首相もだんまりを決め込むのではなく、リーダーシップを発揮すべきだ。 


  男女共同参画基本計画 閣議決定 選択的夫婦別姓はさらなる検討 
2020年12月25日 NHK

政府は25日の閣議で、今後5年間の「男女共同参画基本計画」を決定し、焦点の一つとなっていた「選択的夫婦別姓」をめぐっては「さらなる検討を進める」という表現となりました。
政府は25日の閣議で、来年度から5年間で実施する第5次の「男女共同参画基本計画」を決定しました。
それによりますと、希望すれば結婚前の姓を名乗れる「選択的夫婦別姓」をめぐっては、自民党内の議論を踏まえ「戸籍制度と一体となった夫婦同氏制度の歴史を踏まえ、家族の一体感や子どもへの影響、最善の利益を考える視点も十分に考慮し、国民各層の意見や国会における議論の動向を注視しながら司法の判断も踏まえ、さらなる検討を進める」という表現になり、政府の当初案にあった「必要な対応を進める」という文言から修正しています。
また指導的な地位に占める女性の割合を、ことしまでに30%程度にするとした目標について「全体として水準に到達しそうとはいえない状況」だとして、実現する時期を「2020年代の可能なかぎり早期」に先送りしました。
そのうえで、2030年代には誰もが性別を意識することなく活躍できて、指導的地位にある人々の性別に偏りがないような社会となることを目指すとしています。
閣議に先立って開かれた政府の男女共同参画会議で、菅総理大臣は「女性が直面する具体的な課題を一つ一つ解決していくことは『すべてが輝く令和の社会』のために不可欠だ」と述べました。

橋本女性活躍相 「今後も議論の場を」
橋本女性活躍担当大臣は閣議のあとの記者会見で、「『選択的夫婦別氏制度』については、大変な議論を交わしながらまとめたのはよかったが、まだまだ足りないところがある。自民党内で多くの議員に関心を持ってもらえたことはよかったので、今後も議論する場を設けてもらいたい」と述べました。 


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安倍氏虚偽答弁 修正だけでは済まない/安倍氏の弁明 やはり喚問しかない/

2020-12-27 23:27:29 | ほん/新聞/ニュース
「桜を見る会」問題での安倍前首相の虚偽答弁は118回。
総理大臣が言論の府である国会で、
嘘でウソを塗り固めた発言を繰り返した責任は重い。

国会での証人喚問に応じる、と同時に、
国会議員も辞職するべきだ。

  社説:安倍氏虚偽答弁 修正だけでは済まない 
2020年12月26日 中日新聞

 国権の最高機関である国会で、首相が虚偽答弁を繰り返したことは民主主義の根幹を揺るがす重大な行為だ。答弁修正で済む話ではない。議員辞職を含めて責任の取り方を熟慮すべきではないか。

 「桜を見る会」の前日に、安倍晋三前首相の政治団体が主催した夕食会を巡る問題が取り沙汰されてから一年以上が経過した。

 この間、安倍氏は首相として一貫して「後援会としての収入、支出は一切ないことから、政治資金収支報告書への記載は必要ない」「事務所が(差額を)補填(ほてん)した事実も全くない」などと、野党側の追及をかわし続けた。

 衆院調査局によると、これらの「虚偽答弁」は百十八回に上る。恐るべき「うその積み重ね」だ。

 夕食会の収支を巡り、安倍氏の秘書が政治資金規正法違反(不記載)の罪で略式起訴されたことを受け、安倍氏は衆参両院の議院運営委員会に出席し、自らの答弁に「結果として事実に反するものがあった」として修正を申し出た。

 会計を担当する秘書が安倍氏に事実を伝えなかったためとしているが、問題が取り沙汰された後、安倍氏自身が事実の把握にどれだけ努めたのであろうか。「私が知らない中で行われていた」との説明も、にわかには信じ難い。

 虚偽の答弁をすれば偽証罪に問われる証人喚問を行い、国会として真相を解明すべきではないか。

 国会では、政府側が偽りなく誠実に答弁することが大前提だ。説明に誤りがあれば、国会は国政の調査や行政の監視という役割を果たせなくなる。国会で首相が虚偽の答弁を続けたことは、国会を愚弄(ぐろう)し、三権分立を損ない、国民を欺く重大な行為である。

 首相は「道義的責任を痛感している」とは言うものの、衆院議員の職にはとどまるという。国会で虚偽答弁を続けた重みに比べて、身の処し方が軽くはないか。答弁修正だけで幕引きは許されない。

 国会の会議録には安倍氏による答弁内容がそのまま残っている。安倍氏側から訂正の申し出があったとしても、完全に抹消したり、ほかの言葉に置き換えるのではなく、発言内容はそのまま残した上で、訂正する旨を付記する形にはできないか。

 本会議や委員会での発言が会議録から削除されることはこれまでもあった。多くが不用意な発言であり、正式な記録からは抹消したかったのだろうが、首相が国会で虚偽答弁を続けた歴史的事実まで消し去ってはならない。


  社説:安倍氏の弁明 やはり喚問しかない
2020年12月26日 朝日新聞

 国権の最高機関である国会をあざむき、国民の信頼を裏切ったという自覚が本当にあるのだろうか。安倍前首相の弁明は到底納得できるものではなく、「道義的・政治的責任は重い」という反省も、言葉だけと見られても仕方あるまい。

 「桜を見る会」の前夜祭をめぐり、事実に反した過去の答弁を訂正したいとして、安倍氏がきのう衆参両院の議院運営委員会に出席した。費用の補填(ほてん)は秘書が独断で行い、自分は知らなかったと、前日の記者会見と同じ説明を繰り返した。

 しかし、なぜ秘書の言い分をうのみにしたのか、国会であれほど追及されていたにもかかわらず、なぜ事実関係を厳しく確認しなかったのかという疑問が晴れることはなかった。

 行政府の長が1年近くにわたり、結果的にしろ、国会で虚偽答弁を重ねていたという、民主主義の土台を揺るがす事態である。議員辞職にも値する背信だというのに、安倍氏が示した責任の取り方は、後援会などの資金の透明性確保の徹底など。政治家であれば当然で、憲政史上最長を記録した首相経験者の矜持(きょうじ)など少しも感じられない。

 自ら求めて弁明に臨んだというのに、事務所の関与についてろくに調査もしていない様子がうかがえたのも、不誠実きわまる。ホテルに再発行を求めるなどして明細書を確認することもしていない。そもそもなぜ会の収支を政治資金収支報告書に記載しなかったのか、最初に判断した元秘書からは話も聞けていなかった。

 説明責任を軽んじ、国会をだますことさえいとわない。森友問題での公文書改ざんや廃棄に象徴される前政権の体質が、この問題にも表れている。

 桜を見る会の招待者は本来、各界で「功績・功労」のあった人たちだ。しかし、前政権下では、安倍氏の地元の後援会関係者らが年々膨れあがった。税金で賄われる公的な行事の私物化に問題の根がある。安倍氏が弁明すべきは、前夜祭の問題だけではない。

 安倍氏はきのう、国会での説明を終えた後、記者団に対し「説明責任を果たせた」と胸をはった。菅政権への悪影響を懸念する自民党内からも、これで一区切りという声が聞かれる。しかし、このままで政治への信頼を回復できるとは思えない。

 来年1月に召集される通常国会で、ウソをつけば偽証罪に問われる証人喚問を実現し、改めて安倍氏をただす必要がある。安倍氏は次の総選挙に立候補し「国民の信を問いたい」とも語った。しかし、さまざまな疑念に答えることが、国会議員を続ける大前提だと心すべきだ。 


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2020年最後の日曜日、
近所に住んでいつも顔をあわせる子たちが、
夕ご飯に招いてくれた。

手巻き寿司とコストコの骨付きラム肉のロースト、唐揚げが
メーンのごちそうだけど、わたしはラムは食べられないので、
生協の鶏むね肉を持参していっしょに焼いてもらった。

パートナーはラム肉をひとつ、おいしそうに食べていました。
  

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新型コロナの感染拡大 がん治療に影響 “救える命が救えない”/イワシ大根。/

2020-12-26 20:31:16 | ほん/新聞/ニュース
今年最後のいなば内科の受診の帰りに、
ひさしぶりに「コープながら」に寄りました。
魚屋さんをのぞいたら、新鮮なイワシがあったので購入。
ワタが取ってあったので、そのまま三浦大根といっしょに炊きました。

味付けは、昆布だしにしょうゆだけでしたが、
イワシのうま味よく染みて、おいしいイワシ大根の出来上がり。

鶏むね肉と野菜の炒めもの。

お昼は、野菜たっぷりの焼きそば

そうそう、最近、夕方になると目が疲れてかすむので
コストコでルテインのサプリを買いました。
 

効くどうかわからないけど、ちょっと飲んでみようと思いました。


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夕ご飯のとき、NHKニュースを見ていたら、
新型コロナウイルスの感染拡大で、がん治療への影響が出ていると報じていました。
とても他人事とは思えない深刻な状況です。

  新型コロナの感染拡大 がん治療に影響 “救える命が救えない” 
2020年12月26日 NHK

新型コロナウイルスの感染拡大で、がんの治療に支障が出ています。大阪大学医学部附属病院が、ことし4月以降に関西の関連病院で行われた胃がんの手術の数を調べた結果、去年より2割近く減少していたことが分かりました。新型コロナウイルスの重症患者の受け入れで集中治療室が不足していることなどが原因で、調査をした病院は「このままでは助けられる命が助けられなくなる」と危機感を訴えています。
大阪大学医学部附属病院は、大阪府と兵庫県にある合わせて40余りの関連病院について4月から先月末にかけて行われた胃がんと大腸がんの手術の数を調査しました。
その結果、胃がんの手術は1007件で去年の同じ時期の81%に、大腸がんは2583件で89%にそれぞれ減少していたということです。
病院によりますと、これらのがんの患者で心筋梗塞などの合併症がある場合、手術後も集中治療室で治療を続ける必要がありますが、新型コロナウイルスの重症患者の受け入れが増えて集中治療室と看護師が不足し、以前にように手術ができなくなっているということです。
調査を実施した病院では全国の消化器系のがんの手術のおよそ1割が行われていて、早急に手術が必要な患者は別の病院に転院させ、医師が出向いて手術をしたり、集中治療室を使う期間を去年の半分程度に抑えたりして対応しているということです。
大阪大学医学部附属病院の病院長を務める日本癌治療学会の土岐祐一郎理事長は「新型コロナウイルスは医療全体にダメージを及ぼしていて、すでに病院の努力だけでは解決できない状態だ。このままでは助けられる命が助けられなくなるといった影響が確実に出てくる」と話しています。
感染おそれ患者が受診控えるケースも
新型コロナウイルスへの感染をおそれて、がん患者が自分の判断で受診を控えるケースも相次いでいます。
大阪大学医学部附属病院でも特に緊急事態宣言が出ていた前後の4月から6月にかけてこうした患者が目立ち、中にはがんの進行を疑わせる症状があった人もいるということです。
関連病院で食道がんのステージ3と診断された、山口啓仁さん(73)は、ことし2月からのどに違和感を感じていましたが、診断を受けたのは9月に入ってからでした。
山口さんは「4月に受診しようと思ったが、緊急事態宣言もあり家から出ない状況が続いて、外出してもいいのかどうかも分からなかった。診断されたときはショックで足が震えて、もう少し早く発見できなかったのかという気持ちになった」と話しています。
その後、手術でがんを切除して治療を終えましたが「新型コロナウイルスがなければ早く見つかって手術せずに済んだのではないか、もっとステージが低かったんじゃないかといまだに考えている」と話しています。
日本癌治療学会の土岐祐一郎理事長は「がんは必ず進行するので病院に来なかった患者がどうなってしまうのかが非常に気がかりだ。治療をやめてしまう人も出てきていると思うので、正確な知識や情報を患者に提供していきたい」と話しています。
診断の遅れが生存率の減少に
イギリスの研究機関などが医学雑誌「ランセット」に発表した論文によりますと、一般的ながんでは、医師の診断が3か月遅れると大半の年齢で10年後の生存率が10%以上減少する可能性があるとしています。
一方で、がん患者を支援している団体「CSRプロジェクト」がことし10月に、新型コロナウイルスによる治療への影響を調査したところ、5年以内にがんと診断された患者の12.9%が「治療内容やスケジュールに変更があった」と回答しました。
このうち「自分の判断で変更した」という人が37.5%に上ったということです。
また、主治医などに判断してもらわずに治療内容などを変更した理由を尋ねると、76.5%が「院内感染の不安」を挙げたということです。


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「桜」刑事処分 政治責任は極めて重い/「桜」で安倍氏不起訴 秘書の責任では済まない/大豊作!たねなし金柑ちびまる

2020-12-25 22:42:46 | ほん/新聞/ニュース
今日はクリスマス。
2020年も残り一週間です。
金曜日なので朝一でコストコに行ったのですが、
高齢者だけなく、若い人たちも入ってけっこう混んできたので、
必要ものだけさっさと買って帰ってきました。


蕾だったマホニアの黄色い花穂も伸びてきました。

デジカメのシャッターの調子が悪いので、
たねなし金柑ちびまるをスマホで撮って、
画像をPCに転送。

金柑は木が年々大きくなって、
今年は大きな実がたくさんついて大豊作です。

ひとつ食べてみました。
まだちょっとすっぱいですがおいしいです。




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後半は、
「桜を見る会」の前夜祭の費用補填の問題。
秘書に全責任をなすりつけて、
張本人の安倍前首相が不起訴、というのでは、
とうてい納得できない。

  社説:「桜」刑事処分 政治責任は極めて重い 
2020年12月25日 朝日新聞

 「桜を見る会」の前夜祭の費用を安倍前首相側が補填(ほてん)していた問題で、東京地検は安倍氏を不起訴とし、公設第1秘書を政治資金規正法違反(不記載)の罪で略式起訴した。

 首相在任時の政治活動をめぐって、側近、それも国費が支給される秘書が刑事責任を問われる由々しき事態だ。似たような事態を受けて、役職を退いたり議員バッジを外したりした政治家も少なくない。安倍氏の政治的・道義的責任は極めて重い。

 特捜部は安倍氏からも事情を聴いたが、補填に関して指示や同意を与えるなどした証拠を見いだせず、罪に問うことはできないと判断したという。

 だがこの説明に納得できない国民は多いのではないか。

 不記載と認定された収支報告書のうち19年分は、補填の疑いが国会で問題になった後に作成・提出された。疑惑を指摘された以上、政治家たるもの、関係者に詳細を確認し、自ら書類を点検するのが当然の務めだ。

 安倍氏がそうしなかったとすれば、国会、そして国民をとことん愚弄(ぐろう)していたことになる。訴追するか否かは、金額の多寡やこれまでの処分例との均衡など様々な要素がかかわってくるとはいえ、少なくともこの年分に関しては、異なる対応も考えられたのではないか。

 選挙区内での寄付を禁じる公職選挙法に違反するとの告発も出ていたが、特捜部は安倍氏、秘書ともに不起訴とした。参加者たちに会費を上回る利益を受けた認識がなく、適用は難しいと判断したという。

 だが、税金で催される「桜を見る会」への招待とあわせ、安倍事務所につてがあれば、何らかの恩恵にあずかれることが明らかになり、森友・加計問題が引き起こした政治不信を一層深めた。この罪は大きい。

 検察が公設秘書を略式起訴にとどめ、簡裁がただちに罰金100万円の命令を出したことにも、釈然としない思いを抱く。その立場や社会的関心の大きさを考えれば、公開の法廷で審理してしかるべきだった。

 なぜ収支を記載しなかったのか。安倍氏が本当に知らなかったとすれば、問題発覚後も報告しなかった理由は何か。補填分の資金をいかにして捻出し、事務所のコンプライアンス体制はどうなっていたのか――。国民が当事者の口から話を聞く機会は失われてしまった。

 不起訴を受けて安倍氏は会見したが、事務所の資金管理に公私の別はついていたのか、新たな疑念を生むような発言もあった。そうした問題も含め、きょうの国会でどこまで国民に誠実に向き合った説明をするか。その言動に多くの目が注がれる。 


  社説:「桜」で安倍氏不起訴 秘書の責任では済まない 
毎日新聞2020年12月25日

 「桜を見る会」前夜祭の費用補塡(ほてん)問題で、東京地検特捜部が安倍晋三前首相を容疑不十分で不起訴とした。

 主催した後援会の代表を務める公設第1秘書は、政治資金収支報告書への約3000万円の不記載で略式起訴された。秘書だけが刑事責任を負うことになったが、それでは済まされない。

 政治資金規正法では、収支報告書への不記載で罪に問われるのは会計責任者や補助した人だ。政治家は、指示や了承といった共謀関係がなければ処罰されない。

 特捜部は、安倍氏の共謀を裏付ける証拠を見つけられなかった。安倍氏は記者会見でも「知らない中で行われていた」と述べた。

 とはいえ、首相経験者が在任中の「政治とカネ」の疑惑で検察の事情聴取を受けたことは、極めて異例であり、深刻な事態だ。

 不起訴になったからといって疑念は消えない。安倍氏は「会場のホテルと契約したのは参加者で、後援会の収入、支出は一切ない」と強調してきたが、あまりに荒唐無稽(むけい)な説明だった。

 国会で追及されていたのに、ホテルからの明細書や領収書を確認しなかったのも理解しがたい。

 前夜祭について安倍氏は「補塡はない」などと繰り返してきた。こうした「虚偽答弁」は、5カ月で少なくとも118回に上る。

 安倍氏は公職選挙法違反容疑でも告発されていた。費用補塡は有権者への寄付行為であるほか、桜を見る会に支援者を参加させたことは買収に当たるというものだ。

 特捜部は、これらも不起訴とした。参加者に利益を得たとの認識がなかったことなどが理由だ。

 だが、桜を見る会は、首相が各界の功労者を慰労するために、国費で開催されてきた。そこに多くの支援者を招待していたことは、「私物化」に他ならないだろう。前夜祭もその一環である。

 東京簡裁が秘書に罰金100万円の略式命令を出したため裁判は開かれない。検察審査会による強制起訴がない限り、公開の法廷で真相を解明する道は閉ざされる。

 安倍氏はきょう、衆参の議院運営委員会で説明するという。しかし、これまでの経緯を考えれば、うそをつけば罪に問われる証人喚問に応じるべきだ。


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安倍前首相聴取 議員辞職にも値する /吉川議員が辞職 説明責任果たさぬまま/毎日食べても飽きない豆腐料理。

2020-12-24 22:15:57 | 花/美しいもの
今夜は、きぬ豆腐とこんにゃく、三浦大根とサバ缶を入れて
あったかい湯豆腐を食べました。。
仕上げにショウガとネギと花柚子を散らして香りよくしました。

葉っぱもおいしい。大根葉と揚げの煮びたし。

こちらは、シンプルに木綿豆腐の湯豆腐。
花かつおをたっぷりかけました。

生サーモンと野菜の蒸し煮

お豆腐はほぼ毎日食べていますが、飽きないですね。

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  社説:安倍前首相聴取 議員辞職にも値する  
2020年12月23日 中日新聞

 「桜を見る会」をめぐる疑惑で安倍晋三前首相が検察の事情聴取を受けた。国会で否定したが、証拠が出た以上、言い逃れはできない。国民に丁寧な説明が要るし、もはや議員辞職にも値しよう。

 今年二月の国会でのやりとりを思い出してほしい。野党議員が「桜を見る会」前日に東京都内のホテルで開かれた夕食会の疑惑を追及していた。会費は一人五千円とされていたが、その金額でまかなえるはずがない、安倍氏側が補填(ほてん)していたのではないか、そう野党議員は質問した。

 「補填はしていない」「明細書もない」と安倍氏は繰り返した。さらにその議員に向かって言い放ったのは「証拠を挙げていただきたい。ありえない」との言葉だ。

 告発を受けた東京地検が安倍氏の秘書らから事情聴取をし、約九百万円にものぼる補填の疑いが高まった。「ない」と言い張ってきた明細書も東京地検は入手している。これは動かぬ証拠である。

 もっとも秘書らは補填について「安倍氏には伝えていなかった」と述べているようだ。知らないなら共謀関係には問えない−つまり安倍氏自身は不起訴の公算が大きい。だが、仮にそうだとしても、これだけ世間を怒らせ、国会を紛糾させた大問題である。

 安倍氏自身が真実を知る方法はいくらでもあったろう。そもそも真実を知る努力はしたのか。それを怠り、事実と異なる答弁を国会で繰り返したなら、その罪は重いと言わざるを得ない。これだけでも議員辞職に値しよう。

 秘書らが夕食会の収支を政治資金収支報告書に記載しなかったとして、政治資金規正法違反に問われれば、なおさら議員辞職は当然のことと考える。不記載は重い罪であるうえ、秘書らは事情聴取に「報告書に記載すべきだと分かっていた」と説明しているようである。より悪質である。

 夕食会の問題だけに矮小(わいしょう)化してもいけない。「桜を見る会」には安倍氏の地元支援者らを数多く招き、「権力の私物化だ」と国民から厳しく批判された問題である。むろん公職選挙法にも触れかねない。その責任も極めて重いはずだ。

 安倍氏には開かれた国会の場で国民への真摯(しんし)な説明が必要である。かつ、それは偽証罪に問われうる証人喚問の形でなければ、誰が単なる弁明を信ずるであろうか。あくまで「秘書のせい」などと答えるならば、この問題を到底、終わらせるわけにはいかない。


  社説:吉川議員が辞職 説明責任果たさぬまま 
2020年12月23日 中日新聞

 自民党衆院議員の吉川貴盛元農相(70)が体調不良を理由に議員辞職した。鶏卵生産大手元代表からの現金受領を巡る疑惑が引き金だろうが、国会での説明責任を果たさぬまま幕引きは許されない。

 吉川氏はきのう大島理森衆院議長に辞職願を提出、許可された。辞職に伴う衆院北海道2区補選は来年四月二十五日に実施される。

 吉川氏は二〇一八年十月から一九年九月までの農相在任中、鶏卵生産大手「アキタフーズ」グループ元代表から大臣室などで三回にわたり計五百万円を受け取った疑いがもたれている。吉川氏関連の政治資金収支報告書にも現金受領の記載はないという。

 同社幹部が役員を務める鶏卵業界の団体は、鶏の飼育を巡る国際規制の強化案に反対する要望書や署名を農林水産省に提出するなど働き掛けを強めていた。東京地検特捜部は現金授受の趣旨や経緯など調べているもようだ。

 この元代表は、鶏卵業界に有利な政策の実現のため、吉川氏のほか西川公也元農相(77)ら農林関係議員を中心に働き掛けていたとされる。西川氏は今月八日付で内閣官房参与を辞任した。

 捜査が厳正に行われることを期待しつつも、疑惑を持たれた議員は辞職や役職辞任ですべての政治責任が果たされるわけではない。

 業界に有利な政策の実現のために、権限を持つ議員個人に現金が直接渡され、報告書にも不記載だとしたら極めて重大な問題だ。

 なぜ、そんなことが起こったのか。国政に関わる重大事であり、国政調査権や行政監視機能を有する国会には、捜査とは別に真相を解明する責任がある。疑惑を持たれた者が協力すべきも当然だ。

 昭和から平成にかけて頻発した大型疑獄事件は、衆院小選挙区制導入など政党・政策本位を目指す一連の政治改革で鳴りを潜めた。

 しかし、閣僚在任中の現金受領や河井案里参院議員陣営の現金配布など「政治とカネ」を巡る古典的な問題が増えつつある印象だ。

 これは、一二年の政権復帰後、自民党「一強」の状況が続き、政治から緊張感が失われていることと無縁ではあるまい。権力の座にあれば、多少の悪事は許される−。そんな気分が政権内にまん延しているとしたら深刻だ。

 問題が発覚すると、政権や自民党の幹部は「政治家は自らの行動について説明責任を果たすことが求められる」と言う。ならば責任を果たさせるべきである。うやむやで終わらせてはならない。 


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オンラインハラスメントに注目 ビデオ会議で2人きり要求や「部屋汚い」 /とうふやの厚揚げと鯛ちり鍋

2020-12-23 22:51:58 | ほん/新聞/ニュース
朝日大病院にパートナーの歯の治療に行った帰り道、
モレラまで足を延ばしました。
お目当ては、とうふやのお揚げと豆腐。
向かいの魚屋さんでちり鍋用に真鯛を買いました。
昆布だしで煮て、柑橘類で食べるちり鍋は、鯛がおいしいです。

昆布と椎茸で出汁をとって、ハクサイ、モヤシ、
真鯛と豆腐を入れて、ふたをして弱火で5分ほど。
最後に、パートナー用にネギと春菊を入れます。

ちり鍋を作っている間にオーブントースターで厚揚げを焼いて、
スプレーで醤油をかけて、かつお節を乗せれば出来上がり。

留守中に、イオンのときめきポイントで頼んでいた
デジタル温湿度計が届いていました。

さっそくセットしました。
温度は26度ですが、「乾燥」の表示ができました。
やはり加湿器がもう一台必要みたいです。

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後半は、
中日新聞生活面の「オンラインハラスメント」の記事です。
テレワーク中のオンライン会議のハラスメントの実態は、予想以上に深刻です。

  オンラインハラスメントに注目 ビデオ会議で2人きり要求や「部屋汚い」 
2020年12月21日 中日新聞

 新型コロナウイルス感染拡大に伴うテレワークの普及など働く環境の変化を受け、新しいタイプのハラスメントが注目されている。ビデオ会議システム「Zoom」などを介したやりとりで、相手に不快な思いをさせる「オンラインハラスメント」だ。企業向けに、オンライン会議でのハラスメント対策を含む研修を提供する企業も現れた。 (佐橋大)
 十一月下旬、関東に本社がある企業の従業員向けのオンラインハラスメント研修。参加者は自宅や会社などそれぞれの場所から、講師の藤山晴久さんの話を聞いた。藤山さんは、ハラスメントの「グレーゾーン問題」に特化した研修を提供するインプレッション・ラーニング(東京)代表で、七月からオンライン上の対策についても伝え始めた。
 同社が五〜六月、インターネットでテレワーク中の二十〜六十代の男女千人に聞いた調査によると、ほとんどの人が緊急事態宣言が出た四月前後から初めてテレワークを経験。ストレスを訴えた人は半数を超え、オンライン会議を理由に挙げたのは56%に上った。寄せられた声を基にした注意点とは−。

1.私生活に関心を寄せる
 言われて不快だった言葉として挙がったのは「カーテンがかわいい」「君の部屋は汚いね」など。「私生活の情報に関心を寄せることはリスクになるという意識の徹底を」と藤山さん。「画面に映る情報で雑談をする必要はない。本題に集中して」と訴える。一方で「在宅勤務の場合は自宅が『職場』。部屋を片付けるなど努力が必要」とも強調。バーチャルな背景を使うのも手だ。
2.「1対1」セクハラにも
 多かったのは、電話やメールで済む用件なのに2人きりのオンライン会議に誘われるという意見だ。「顔を合わせて話すのが大事」という価値観が原因の場合もあれば、セクハラ的な要素が絡む例も。不快なら、目的や意図を確認するといい。ハラスメントの予防や起きたときに証拠として残すには、スマートフォンなどで録画するのもいい。
3.パソコン疎いと見下す
 パソコンの知識がないことを見下す言動は部下から上司であってもパワハラになる。同じことを何度も聞かれたら専門部署を紹介するなどしたい。
4.通信環境の悪さを罵倒
 画面が落ちたり、途切れたりしたときに「なんで消えるんだ」「いつも聞き取りづらい」といった言葉を投げ掛けるのはNG。舌打ちをする、ため息をつくなどはハラスメントの芽だ。嫌な思いをしたら、録画や録音をし、担当部署に相談するといい。

家が「職場」だからこそ配慮を
 四つ以外にオンライン飲み会も「断りづらい」「抜けたくても退出しにくい」などストレス源となる可能性がある。無理強いしないよう気を付けたい。
 挙げられた言動は実際の職場でもリスクがあることばかりだ。ハラスメントの相談窓口は各地の労働局。愛知労働局雇用環境・均等部の指導課によると、オンラインの環境が「職場」に該当し、そこでの行為がハラスメントに当てはまれば認められる。
 藤山さんは、上司も部下も「自宅が『職場』である自覚を持ち、私生活が混在する職場だからこその配慮を」と話す。 


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石地みかんとじゃばら、花柚子を収穫/冬のマスク過信は禁物 元気なウイルスが多く漂う

2020-12-22 23:01:38 | 健康/くらし/薪ストーブetc
本格的に寒くなってきたので、
木に残っていた石地みかんを収穫しました。

石地早生みかんは、極早生の日南の姫より色づくのが少し遅いので
収穫も遅いのですが、浮皮が少なく味のよいみかん。

ジャバラと花柚子も食べる分だけ収穫しました。

高級晩柑の甘平(かんぺい)の収穫は年明けなので、
寒さにあたらないように二重袋をかけてやりました。
  
今年は数個しかなってないので、貴重です。
  
霜よけにかけてあるトンネルの屋根に伸びている枝は適宜切って、
寒さに弱い柑橘類の管理は、これでおしまい。
年が明けたら、寒肥を施します。

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鵜半は、
感染が拡大している新型ころなウイルスの冬の対策。
空気中に漂うウイルスが多い冬は「マスクを過信してはいけない」と肝に銘じました。

  冬のマスク過信は禁物 元気なウイルスが多く漂う 
2020年12月22日 日刊ゲンダイ

 新型コロナウイルスの感染予防に「不思議な成功」をしてきた日本。冬に入り急拡大しているのはなぜか? 東邦大学医学部名誉教授で循環器疾患が専門の東丸貴信医師に話を聞いた。

「マスクへの過信もその一因かもしれません。これまでの研究からマスクはウイルス飛沫の8割、エアロゾルの半分は防げるといわれていますが、ウイルスの侵入を完全に防げるわけではありません。マスクと顔の間に隙間ができますし、飛沫核はマスクの網目から楽々と通ってしまう。冬は空気中に漂うウイルスが元気で量も多く、感染力も強い。そのためマスクが感染防護に万全でないことをもう一度思い起こしておく必要があります」

 新型に限らずコロナウイルスは気温が下がる冬に活動が活発になり生存力が増す。しかも冬の乾燥した環境では飛沫の水分が蒸発するためにウイルスは飛沫核の上で空気中に長く漂う。湿気が多く、飛沫が身近なところで落ちてウイルスが短期間で死ぬ夏とは異なり、冬は空気中に漂う元気なウイルスが断然多いのだ。

「しかも、小さく軽くなった飛沫核は勢いよく鼻や肺の奥まで吸い込まれます。冬には、ウイルスの変異がなくても、夏に比べて新型コロナウイルスの感染力が格段に強化されているのです」

 そのうえ、冬はヒトの抵抗力も大きく低下する。

「冬は冷気による刺激でヒトの血管をとりまく交感神経が活発となって、全身の血管が締め付けられます。体を動かすことも少なくなります。血流を良くして全身の栄養状態や免疫の働きを良好にする血管内皮機能が落ちます。異物を捕まえて外に押し出す繊毛もそれを取り巻く粘液も乾燥によりうまく働かず、人の免疫機能は落ちて体の組織を壊す炎症が広がります。夏の感染対策は落ちたウイルスによる接触感染を中心に考えればよかったのですが、冬は空気対策を中心に考えることが重要です。それにはマスクを過信しないことから始めるべきです」

 つい半年前まではマスクの予防効果には疑問があったことを思い出して欲しい。世界保健機関(WHO)が健康な人はマスクをしないように勧告していたことは記憶に新しい。

 しかし、その後の研究で、マスクに飛沫感染や空気感染をある程度予防する効果があることが証明された。だからこそ、世界的にマスク着用が推奨され、マスク着用の習慣のなかった欧米でも公的な場ではマスクが当たり前になった。

「今では、マスクをしていれば、話をしても密着しても安全という感覚になっている人が少なくありません。しかし、マスク着用では空気に漂うウイルスによる感染は防げません。狭い部屋での会議や会合、隔壁や間隔のない飲食店での会食、密閉された部屋での仕事などは手洗いとマスクをしていても感染リスクは高いのです。従って、換気の悪い狭い部屋で一緒に仕事をしたり会食をすれば、その場の全員に感染が広がるリスクがあることを想定するべきです。行動様式の分かっている家族や小グループでの会食などは比較的安全ですが、別行動している人たちが集まるときはマスクをしていてもクラスターリスクは極めて高いと考えるべきです」 


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