みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

一年の折り返し、ギンバイカ、ヒペリカム、百合の花/女性の活躍促進 目標は飾りじゃない 

2014-06-30 16:51:03 | 花/美しいもの
朝ウォーキングから帰ってくる6時ころ、
まっ白なギンバイカの花に、日本みつばちがたくさん来ています。
不思議なことに、暑い日中はいなくなるので、
涼しいうちに、蜜と花粉を集めているのかもしれません。

別名 マートル [和名]銀梅花、銀香梅 (フトモモ科)

  ギンバイカとは
 主に地中海沿岸を原産とする常緑性の低木で初夏になると葉の付け根に5枚の花びらをもった梅に似た白い花を咲かせます。糸のように細いおしべが特徴的で美しく、花びらより目立ちます。花の後には小さな果実ができ、秋になると黒青色に熟し食べることができます。葉はやや先が尖った卵形で長さは3cm~5cm、厚めの革のような質感でツヤのある照りが美しいです。葉はもむと強い芳香を放ちます。
 ギンバイカは派手さはありませんが、楚々として嫌みがなく、主張はするけど出過ぎない、そんな花木だと思います。
用途・由来
 葉を肉料理の臭み消しに利用したり、酒に浸けて香りを移したものを「祝い酒」として利用したりとハーブとしての一面も持っている植物です。ハーブとしては「ギンバイカ」ではなく「マートル」と呼ばれることが多いです。人間とのつきあいは古く、古代エジプトでは反映の象徴とされたり、ヨーロッパでは愛の女神に捧げる花として、結婚式の飾り花やブーケに利用されるそうです。そういう縁起物的な意味合いで利用されるところから「イワイノキ(祝いの木)」の別名が付けられたのかもしれません。属名のミルツスは古いギリシア名に由来します。


ギンバイカは日本みつばちが好むので、
苗木を見つけると買ってきて、植えて増やしています。

この時期、ヒペリカムの仲間も一斉に咲きます。


ヒペリカム・サンバースト




金糸梅(金糸梅・オトギリソウ科)。「ヒペリカム・ヒドコート」。


ヒペリカム「ミスティックフレアー」
   
花のあともかわいいですよ。
  

 

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地面におろした、オリエントハイブリッド百合の
「トライアンファイター」も咲きました。

大きな球根を鉢に植えて、前は何十輪も咲いていたのですが、
だんだん花数が少なくなってきました。

でも、忘れずに咲いてくれるのかうれしいです。

毎年、忘れずに咲くテッポウユリ

凛としてうつくしい花です。


    





   

6月30日は、一年のちょうど真ん中、
折り返しの日です。 

  社説:女性の活躍促進 目標は飾りじゃない   
毎日新聞 2014年06月30日

 「一丁目一番地」と呼ぶには、あまりにも迫力不足ではないか。

 安倍政権が閣議決定した今年の成長戦略における女性の活躍促進策である。女性の活用を前面に打ち出してはいるが、スケールもスピード感も伴っていない。とても「20(にいまる)30(さんまる)」と呼ばれる国家的目標を本気で達成しようとしているふうには見えない。

 社会のあらゆる分野で、指導的地位に女性が占める割合を2020年までに30%以上にする、というのが、この「20・30」だ。目標が掲げられて11年がたつ。期限まであと5年あまりしかない。

 ところが現実は、目標と大きくかけ離れたままだ。企業における女性管理職の割合は7.5%(昨年6月時点)、中央省庁にいたっては3%(10月時点)に過ぎない。

 これに対し政府が何をしようとしているかだが、「学童保育の受け皿を確保する」「有価証券報告書に女性役員の比率を記載するよう義務づける」といったものである。どれも実現すれば前進に違いないが、「20・30」達成に本気なら、この程度の対策にとどまらないはずだ。「女性の活躍を加速化するための新法」を作るそうだが、結論は「今年度中」という。集団的自衛権行使に向けた議論の速さとは好対照である。

 安倍政権の女性政策で欠けているのは、男性の家事・育児を当たり前の現象にしようという視点だ。女性が育児も仕事もできるようにしてあげる、ではなく、男女とも仕事と子育てをする社会、という発想でなければ、女性の活躍は持続できない。

 例えば、育児休業給付だ。今年4月、育児休業開始前賃金の50%だった給付金が180日間に限り67%へ引き上げられたが、不十分だ。共働き夫婦の賃金は、通常夫の方が高いため、経済的理由から妻だけが育児休業を取ることになりかねない。

 長時間労働も速やかに解決すべきだ。霞が関の女性官僚が、政府に長時間労働の解消を提言した。深夜どころか朝まで及ぶ勤務が常態化した職場は、母である女性官僚だけでなく男性官僚や、民間企業で働く彼らの妻にも異常な負担を強いる。提言を一部の女性の甘えと片づけるようなことは絶対あってはならない。

 採用段階では、官も民も女性の起用がかなり進んだ。その彼女たちが幹部になる道をあきらめてしまうというのは国家の大損失である。

 成長戦略の改定版を毎年作ってみたところで、意識変革は起きない。政府や与党が大胆な行動で覚悟を示す時だ。選挙の候補者の半数を女性にする。男性国家公務員の育児休業を、例えば「最低8週間」と義務づける。できることは多い。




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6月29日(日)のつぶやき

2014-06-30 01:17:41 | 花/美しいもの

品性下劣なヤジを飛ばした都議は「名乗り出よ」-石破茂・幹事長が最後通牒 france10.tv/politics/2948/ @@france10tvさんから


性犯罪の証拠物、扱い方をマニュアル化 大阪府が着手  :日本経済新聞 s.nikkei.com/1nQDMul


中日新聞:「私の男」最優秀作品賞 モスクワ映画祭、浅野さん男優賞:話題のニュース(CHUNICHI Web) chunichi.co.jp/s/article/2014…


性的虐待でバチカン前大使が有罪、聖職者の地位はく奪 cnn.co.jp/world/35050085… @cnn_co_jpさんから


東京新聞:地方190議会批判 集団的自衛権 広がる「反対」「慎重に」:政治(TOKYO Web) tokyo-np.co.jp/article/politi…

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中日新聞:女性議員増へ シンポ 統一地方選を来春に控え:北陸発:北陸中日新聞から(CHUNICHI Web) chunichi.co.jp/hokuriku/artic…


DV被害者、体験交え講演 宮城県・新連続講座スタート | 河北新報オンラインニュース kahoku.co.jp/tohokunews/201… @kahoku_shimpoさんから


毎日世論調査:「戦争に巻き込まれる恐れ」71% - 毎日新聞 mainichi.jp/select/news/20…

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超かんたん、炊飯ジャーでつくる手作りフォカッチャ。美味です! goo.gl/slJcaU


Reading:「原発の発電コストは火力上回る」試算 NHKニュース nhk.jp/N4E66XXb

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超かんたん、炊飯ジャーでつくる手作りフォカッチャ。美味です!

2014-06-29 21:33:55 | 梅仕事/手作りしょくひん
IH圧力炊飯ジャーを買って、
玄米をおいしく炊いていたのですが、
パン焼きの機能が、ずっと気になっていました。

炊飯ジャーでパンを焼くためにと、
北海道のハルユタカ小麦粉とイーストはずっと前に購入済み。

夏野菜をどっさりつかったラタティーユをつくったついでに、
二次発酵がいらなくて、パンよりかんたんにできる
フォカッチャをつくることにしました。

まずは、正統派の生地をこねるフォカッチャづくり。

炊飯器で作るのははじめてなので、1枚だけためしに焼いてみました。

ぬるま湯にドライイーストとスターターの砂糖を入れて混ぜておきます。
その間に、ハルユタカ強力粉110グラムと、
オリーブオイル大さじ1 と塩1つまみを測っておきます。
溶かしたイーストにオリーブオイルを入れて、
塩を混ぜた粉に入れながら混ぜていきます。
最初はべたべたするのですが、よくこねているうちに手につかなくなり、
表面が滑らかになります。
丸めてテーブルやボールのなかに叩きつけてもよいです。

伸びがよくなったら丸めて、炊飯ジャーに入れて一次発酵。
30分ほどで二倍に膨らみますから、コブシで空気を抜いて、
炊飯釜に入る大きさに平たくします。
そのまま10分ほど生地をねかせて、表面に10個ほど穴をつけて、
炊飯ジャーのパン焼きで40分焼きます。
表面は白いままですから、ひっくり返して表側を20分ほど焼くと
ほかほかのフォカッチャのできあがりです。

お昼ご飯は、夏野菜のラタティーユとフォカッチャ。
はじめてにしては、おいしくできました。

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試作品は少な目に作ったので、いろいろ調べているうちに、
今度はもっとかんたんに作れる、混ぜるだけフォカッチャのレシピを
ネットで見つけたので、この方法で作ってみることにしました。

 イタリアマンマ直伝!混ぜるだけフォカッチャ♪ レシピ・作り方(楽天レシピ) 

生地を混ぜるだけなら、こねる時間が大幅に短縮できますし、
道具も少なくて済みます。

レシピ通りに、分量の材料をすべてヘラで混ぜ合わせ、
まとまってきたら、一次発酵。

生地はかなりゆるいので、ヘラで移して、
形を整えて、炊飯釜にいれて10 分ほどねかしてから、
表面に穴をあけます。


炊飯器を30分にセットして焼きます。 


やきあがったら、ひっくり返して、20分。

ちょっと焼きが甘いので、裏表5分ずつ追加して焼きました。


超かんたん、炊飯ジャーでつくる手作りフォカッチャのできあがり。


パンよりしっとりとしてきめが細かくて、
小麦粉の香りと味が引き立っています。

おやつに4分の一ほど食べて、あとは、明日のぶんです。



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6月28日(土)のつぶやき

2014-06-29 01:15:59 | 花/美しいもの

複数都議がヤジ 議場の音声分析「自分が産んでから」も - 朝日新聞デジタル t.asahi.com/f4me


日本人の神秘的な微笑とは何なのか?
冷泉彰彦 プリンストン発 日本/アメリカ 新時代
(ニューズウィーク日本版 2014年6月27日配信掲載)
@niftyニュース news.nifty.com/cs/magazine/de…


「ヤジ事件」を機に、社会的セクハラ体質を徹底検証しては? | 冷泉彰彦 | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト newsweekjapan.jp/reizei/2014/06… @Newsweek_JAPANさんから


Love Piece Club - これで終わりでいいの?都民の皆さん! 発言主を特定しなくていいってことは、今後も「セクハラ大国日本でいく!」っていう都議会&自民党の決意表明ですが。 / lovepiececlub.com/news/2014/06/2…


【都議会ヤジ事件】津田大介氏や蓮舫議員も参加 ネットで署名を行った市民100人が集まり今後の対策を議論 #BLOGOS blogos.com/outline/89339/


 「新出生前診断 113人が中絶 異常確定の97%」 1年間で7740人が受診し113人が中絶したとの集計が。確定診断で異常が確実になった人が110人、確定診断を受けずに中絶が2人、陽性との判定を知る前に中絶が1人です。iryou.chunichi.co.jp/article/detail…

寺町みどりさんがリツイート | RT

中日新聞:都内の反原発集会に5500人 「再稼働認めない」:社会(CHUNICHI Web) chunichi.co.jp/s/article/2014…


都議会 やじ解明は進むのか/やじ問題きっかけ 市民勉強会/「性別役割」解消求める セクハラの新指針 goo.gl/xdVVUB


マタハラ議会じゃ産めない(考 民主主義はいま) - 朝日新聞デジタル t.asahi.com/f4tz


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都議会 やじ解明は進むのか/やじ問題きっかけ 市民勉強会/「性別役割」解消求める セクハラの新指針

2014-06-28 21:21:34 | ほん/新聞/ニュース
P-WANサイトが更新できなくなってからも、
ニュースをセレクトする習慣はぬけず、
ついひろってしまったニュースを、フェイスブックに投稿しています。

都議会のヤジ事件関連のニュースも多いので、
今日一日で、ピックアップしたニュースを紹介します。

ブログは、ニュースのアーカイブの役目もできますね。

  やじ問題きっかけ 市民勉強会 
2014.6.26 NHK

東京都議会で質問中の女性議員に「早く結婚した方がいいんじゃないか」という不適切なやじが飛んだ問題をきっかけに、女性が活躍できる社会の実現に何が必要か考えようという勉強会が、東京都内で開かれました。
市民の有志が開いた勉強会には、子育て中の女性や学生、それに国会議員などおよそ100人が参加しました。
この問題では、自民党の会派に所属していた議員が発言を認めて謝罪し、都議会は再発防止に努めるとした決議案を可決して25日閉会しました。
勉強会では「議員1人の責任でこの問題を終わらせてはいけない」といった意見が相次ぎました。
このうち、子育てに積極的に参加する“イクメン”の立場から情報発信を続けるNPO法人代表の安藤哲也さんは「国が推進する男女共同参画の考えとは、真逆の実態があることを示す出来事だった。
女性対男性という構図ではなく、少子化や女性の社会進出に関わる問題としてとらえるべきだ」と指摘しました。
また、大学生の新居日南恵さんは「結婚や働き方に不安を抱いている学生は多い。問題の発言をした議員は父親と同世代だったので私たちが父親世代と話をしていくことで社会の意識を変えていきたい」と話しました。
勉強会に参加した子育て中の30代の女性は「今回の発言にはがく然とした。こういう発言を許す空気を変えていく必要がある」と話していました。 


  やじや議事進行妨害 全国の議会でも 
2014.6.27 NHK

東京都議会で質問中の女性議員に不適切なやじが飛んだ問題で、NHKが全国の地方議会を調べたところ、ひぼう中傷するやじを受けたという議員が複数いたほか、やじが議事の進行を妨げたとして発言者への懲罰動議が出され、本人が陳謝したケースもあったことが分かりました。

今月18日、東京都議会で女性議員が質問を行った際、「早く結婚した方がいいんじゃないか」とやじが飛び、5日後に自民党の会派に所属していた男性議員が発言を認めて謝罪しました。
この問題で、NHKが全国の自治体の議会事務局や議員などを通じて調べた結果、ひぼう中傷するやじを受けたとする議員が複数いたほか、やじによって議事の進行が妨げられたケースもあったことが分かりました。
このうち、今月には北海道の苫小牧市議会で一般質問をしていた議員が「てめえつぶすぞ」などというやじを繰り返し受けて議事の進行が妨げられ、議長に注意を求めると「黙って質問してろ」などと言われていたということです。
やじを飛ばした議員に対しては懲罰動議が出され、本人が陳謝しました。
また、東京都議会では、2年前の3月に開かれた予算特別委員会で、原発事故の対応について質問していた議員が「放射能浴びたらいいんじゃないか」というやじを受けていました。
さらに、別の自治体の議会では、質問を終えた直後の女性議員が「下着のラインが見えている」と言われたほか、議事録が残らない全員協議会で、母子家庭に対する支援策を提案していた女性議員に対し、「母子家庭は女の自業自得だ」という、女性を侮辱するような言動もあったということです。
一方、質疑の様子をインターネットで中継するようになった議会では市民の関心が高まり、不適切なやじが少なくなったという指摘もありました。
これについて、地方や国会の議員経験もある早稲田大学大学院の北川正恭教授は「一般社会では、お互いに穏やかに話して赤裸々な議論は避けるが、議場では対立が起きて、やじが起きやすい。議論を活発化するような仕組みを作るとともに、有権者も一層議会に関心を持たなければならない」と話しています。


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  「性別役割」解消求める セクハラの新指針
2014年6月27日 中日新聞

 東京都議会の塩村文夏議員が妊娠・出産期の女性への支援を質問中に「早く結婚した方がいい」「おまえが産め」などのやじを受けた問題は、女性は結婚して子どもを産むのが当然という性差別や、性別による役割分担意識の根深さをあらわにした。七月から施行される改正男女雇用機会均等法の新指針は、このような意識に基づく言動がセクハラにつながると指摘。同性間の言動もセクハラにあたることを明記し、事業主に周知、啓発を求めている。

 今春、愛知県の医療関連会社に入社した女性(30)は、来客や社員が飲むお茶を給湯室でいれる当番が女性だけに割り当てられていることに驚いた。社員は数千人で職種や年齢に関係なく、週替わりで担当。先輩の男性に聞くと慣習で、過去に上司から「女に任せておけばいい」と言われたという。女性は上司に抗議し、労働組合から問題提起することに。女性は「初めて『差別された』と感じた」と話す。

 昨年改正された男女雇用機会均等法のセクハラ指針では、背景や原因に男女の役割分担意識があると指摘。事業主に就業規則などを通じ、職場からなくすよう啓発を促した。厚生労働省は「男のくせに」など、セクハラにつながる言動の具体例を示している=表。

 女性問題に詳しい東京の弁護士、楓(かえで)真紀子さん(39)によると、これらは直接の性的な言動とまではいえないため、職場で軽く扱われることもある。しかし、新指針ではこうしたセクハラなのか微妙な場合も、事業主に対応するよう求めており、楓さんは「指針への明記で被害者が声を上げやすくなるのでは」と期待する。

 愛知労働局が二十三日、名古屋市内で開いた改正法のセミナーは満席で、百四十社が参加。自動車部品製造業の総務担当の三十代男性は、来客へのお茶出しは女性と決められており、取引先の親会社からセクハラへの対応強化を求められているという。「行動規範に盛り込んだり、研修会を開いたりして意識を変えていきたい」と話した。

 雇用環境の改善に取り組む「21世紀職業財団」(東京都文京区)は、ホームページで性別役割分担意識の有無をチェックできるリストを公開。採用から職場への配属、評価などさまざまな設定で確認できる。
      ◇

 「おまえ、オカマじゃないのか。そんなナヨナヨしていたら、嫁さんもこないし、昇進もできないぞ」
 大阪市の団体職員の女性(28)は二年前に勤めていたIT会社で、先輩の男性に上司がかけた言葉に耳を疑った。男性社員は寡黙な性格で、周囲から「女性経験はないのでは」などとからかわれていた。別の男性社員は、子どもが複数いる上司から「早く子どもをつくった方がいい」と言われ、他の社員の前で自らが無精子症であることを告白。とてもつらそうな表情だったという。

 職場のハラスメント研究所(東京都文京区)の金子雅臣所長(70)によると、同性間のセクハラ事例として、上司が部下を無理に風俗に誘う▽宴会で裸踊りをさせる▽男女関係を詮索する▽独身を気にしている同性に結婚しない理由をしつこく尋ねる▽男女関係がだらしないなど性的なうわさを流す-などを挙げる。

 金子さんは「飲み会での男同士の下ネタ話なども、『草食系男子』のように関心の低い人や、人前で話すことが嫌な人もいる。その温度差を理解しなければいけない」と話す。

 同性愛者ら性的少数者の働きやすい職場づくりを目指しているNPO法人・虹色ダイバーシティ(大阪市)代表で、レズビアンの村木真紀さん(39)は「自分の性的指向などを話せない人もいる、という想像力を働かせてほしい」と話す。
(山本真嗣) 


  複数都議がヤジ 議場の音声分析「自分が産んでから」も  
2014年6月28日 朝日新聞

 東京都議会で晩婚化対策を質問した塩村文夏(あやか)都議(35)が女性蔑視のヤジを浴びた問題で、複数の議員が立て続けにヤジを飛ばしていたことが分かった。都議会は発言者の特定を1人にとどめて幕引きを図ろうとしているが、事実解明は避けられなくなった。

塩村都議の質問とヤジ、音声分析の結果は
特集:都議ヤジ問題
都議会、再調査求める声


 都議会の記者席で朝日新聞記者が取った録音と、都議会が庁内放送で流した都議会中継の音を朝日新聞とテレビ朝日が分析した。

 鈴木章浩都議(51)が「早く結婚した方がいいんじゃないか」とヤジを飛ばした直後、たたみかけるように男性の声で「自分が産んでから」「がんばれよ」とのヤジが続いた。塩村都議が女性の不妊に関して質問した際には「やる気があればできる」との暴言も聞かれた。

 音声分析に協力した日本音響研究所の鈴木創所長は「口調や声の調子からヤジを飛ばした人は複数いる。たくさんの人が同時に話している」と分析した。

 都議会最大会派の自民の吉原修幹事長は、所属議員全員の聞き取りをし、鈴木都議のヤジ以外は「聞いていない」と説明していた。

■立て続けにヤジ
 朝日新聞とテレビ朝日は、18日の都議会の記者席で朝日新聞記者が取った録音と、都議会が庁内放送で流した都議会中継の音を分析。二つの音源を重ねたうえで塩村都議の声の音を小さく、男性の声の音を大きくする「シグナルエンハンスメント」の手法などで音声を補正し、精度の高いスピーカーで分かった部分について調べた。

 その結果、塩村都議に鈴木章浩都議(51)が「早く結婚した方がいいんじゃないか」とヤジを飛ばした直後、男性の声で「自分が産んでから」とのヤジが聞こえ、「がんばれよ」の声もたたみかけるように続いた。

 塩村都議が、悩みを抱える女性への対策に関する質問をした際には「先生の努力次第」と男性の声があがり、女性の不妊に関する質問のときには「やる気があればできる」とのヤジも聞かれた。

 補正前と補正後の音声を聞き、独自の分析もした日本音響研究所の鈴木創所長は、「自分が産んでから」の発言について「ノイズの影響でクリアではないが、そう発言した可能性は十分ある」との見方を示した。音声を確認するなかで、「セクハラじゃないか」と注意する声があがっていたことも指摘した。

 都議会のヤジは、鈴木都議が自ら発言を名乗り出たが、発言者の特定は鈴木都議のみ。都議会は他の発言者の調査を進めず、25日に閉会した。 


  WEB特集:都議会 やじ解明は進むのか
2014.6.25 NHK

東京都議会で、女性議員が質問を行った際、「早く結婚した方がいいんじゃないか」とやじが飛んだ問題。
5日後の23日、自民党に所属していた議員が発言を認めて謝罪しました。
一方、女性議員などからは、ほかにも複数のやじが聞こえたという指摘も出ています。
首都圏放送センターの金城正明記者が解説します。

飛ばされたやじ
問題のやじは今月18日、東京都議会の一般質問で、みんなの党の塩村文夏議員が妊娠や出産などに関する子育て支援策について都の取り組みをただした際に議員席から飛びました。
「早く結婚した方がいいんじゃないか」。
やじを飛ばされた塩村議員はツイッターで「悩んでいる女性に言っていいことではない」とすぐに反発。
翌日には報道各社の取材に応じて「人格を否定するようなやじや政策と全く関係のないやじはするべきではなく、ひぼう中傷になる」と語気を強めました。
この時点で、東京都議会にも1000件を超える抗議や批判が寄せられました。

やじは自民からと複数指摘
やじは議席のどこから飛んできたのか。
当初、自民党は、発言した議員は、自分たちの会派かどうか分からないと答えていました。
しかし、複数の会派は、NHKの取材に対して自民党の議席周辺から聞こえたと回答。
自民党は、問題が起きた翌日から所属する議員全員に対する聞き取り調査を始めました。

特定できぬ間に批判広がる
しかし、自民党の調査はなかなか発言者の特定に至りませんでした。
その間、やじに対する批判はどんどん広がりました。
発言の4日後、22日には塩村議員のツイッターの引用が3万件を超えました。
さらに、やじが聞こえたと指摘された自民党東京都連に対して発言者の特定や処分を求める「ネット署名」が急速に賛同者を集めました。

批判の声は、国内だけにとどまりませんでした。
イギリスやアメリカなど欧米のメディアは「差別的な発言だ」と批判する論調で伝え、日本に対するイメージの低下も招きました。

ようやく発言者特定 謝罪
やじを発言したのが、東京・大田区選出で自民党の会派に所属していた鈴木章浩議員だとわかったのは問題が起きてから5日後、今月23日になってからでした。
鈴木議員は「本当に結婚がしたくてもできない方への配慮が足りなかった」と謝罪し、自民党会派を離脱したものの、辞職はしない考えを示しています。

批判強まり謝罪 遅いと批判
鈴木議員は当初、やじを飛ばしたのは自分ではないと明確に否定していました。
鈴木議員は謝罪のなかで、「話す機会を逸した」と繰り返し釈明しましが、遅きに失したという批判が出たのはいうまでもありません。
鈴木議員が発言を認めたのは、塩村議員を含めた都議会のほかの会派の反発だけでなく、ネット上や海外メディアでも反発が急速に広がったことが背景にあったともいえます。

あくまで「申し出」 「調査は受け身」の批判
しかし、発言者が特定できたのは鈴木議員が会派の幹部にみずから申し出たからです。
私は、東京都議会の議場で、日ごろから取材していますが、傍聴席からでも議員のやじがはっきり聞こえることがあります。
しかし、今回、鈴木議員のすぐ近くに座っていた自民党の一部の幹部は「聞こえなかった」としていました。
自民党の調査が、いわゆる「受け身」に徹したと批判されても仕方ありません。

ほかの議員もやじか
鈴木議員は謝罪したものの、塩村議員はほかにも子どもを産むことに関する不適切なやじが聞こえたと指摘しています。

さらにNHKは警察への捜査協力の実績がある民間の音声鑑定の研究所にやじの音声の分析を依頼しました。
その結果、鈴木議員がやじを飛ばした直後に、「とりあえず結婚」という別のやじが確認され、音の周波数の違いなどから、鈴木議員とは別の男性の可能性が高いことが分かりました。

都議会各会派で対応分かれる
都議会は24日、各会派による議会運営委員会を開き、再発防止に向けた決議案などについて協議しました。
その結果、ほかの議員からも出ていたと指摘されているやじについて各会派の意見が分かれ本会議には複数の決議案が提案されることになりました。

このうち、自民党など5つの会派が提案する決議案が可決される見通しですが、再発防止に努めるなどとしているもののほかのやじについては触れていません。
一方、一部の会派がほかのやじについても発言した議員を特定するよう求める決議案を提案しますが、自民党などの賛成が得られず、否決される見通しです。

都議会に自浄能力なし
都議会は、今回の心ないやじが出た問題を抱えたまま25日の定例議会の最終日を迎えます。
ふだんから都議会を取材していて、議場でさまざまなやじが飛び交っている場面にはよく出くわします。
「やじは議場の華」とも言われますが、今回のやじは華でも何でもありません。
悪質極まりない発言です。
ほかにもやじがあったと指摘されている以上、都議会として自浄作用を発揮するために事実関係を調べることは避けられないと思います。
そうしなければ失墜した信頼は取り戻せないと思います。


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6月27日(金)のつぶやき

2014-06-28 01:18:18 | 花/美しいもの

東京新聞:「残業、長時間当然 見直して」 女性官僚有志が提言:政治(TOKYO Web) tokyo-np.co.jp/article/politi…

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セクハラやじ問題「性差別の意識改革を」 nikkansports.com/general/news/f… @nikkansportscomさんから

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中日新聞:「性別役割」解消求める セクハラの新指針:暮らし(CHUNICHI Web) chunichi.co.jp/article/living…

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社説:視点:幕引き都議会 惰眠の府が演じた醜態=人羅格 - 毎日新聞 mainichi.jp/opinion/news/2…

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セクハラやじ 問われる都議会の決意 - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース ryukyushimpo.jp/news/storyid-2…


幕引き都議会 惰眠の府が演じた醜態=人羅格/セクハラやじ 問われる都議会の決意 goo.gl/aD1i8h

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7月1日トークイベント「原発は止められる!」7:00p.m.より生中継を行います! | WAN:Women's Action Network wan.or.jp/reading/?p=140…


岩手・菊池牧場の無添加ドイツソーセージ--推薦・中塚圭子 | WAN:Women's Action Network wan.or.jp/market/?p=2640


学術フォーラム「男女共同参画は学問を変えるか?」/趣旨説明:上野千鶴子 | WAN:Women's Action Network net.wan.or.jp/koza/?p=366


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幕引き都議会 惰眠の府が演じた醜態=人羅格/セクハラやじ 問われる都議会の決意

2014-06-27 20:06:12 | ほん/新聞/ニュース
数日前からP-WANサイトのシステムにトラブルがあり、
トップページに変な文字が出てしまいます。

管理ページにもアクセスできないので、
セレクトニュースの記事が更新できなくなっています。

開設して5年たって、システム自体に問題があるようで、
根本的な解決が必要ということで、「メンテナンス中」にしてあります。

ということで、
せっかくセレクトしたニュースも、P-WANにアップできないので、
ツイッターやフェイスブックに送るすることが多くなっています。

東京都議会の問題も、関連の記事が集めてあったのですが、
P-WANにアップできないので、
とりあえず、ブログで紹介することにします。

  社説:視点:幕引き都議会 惰眠の府が演じた醜態=人羅格
毎日新聞 2014年06月27日 

 反省どころか隠蔽(いんぺい)に等しい。東京都議会の女性蔑視ヤジ問題は発言議員は懲罰を受けず、他のヤジの発言者も特定されないまま「再発防止決議」で議会が幕引きを図る事態となった。

 首都の議会が演じた醜態は地方議会全体の問題でもある。だが、都議会が都道府県議会の中でもとりわけ改革努力に乏しく惰眠をむさぼってきた議会であることは指摘しておきたい。

 人権侵害のヤジを制止するどころか、笑い声すら起きた議場そのままの決着だ。一部報道によると、発言を認めた鈴木章浩議員に議場での謝罪を求める動きに「人権侵害だ」と反対があったというのだからおそれいる。幕引きを急いだ都議会自民党を支えたのは数の力でうやむやにする発想だろう。

 議会の自浄能力の欠如を象徴したのが、ヤジを受けた塩村文夏議員が地方自治法133条に基づき当初提出した発言者の処分を求める要求書を議長が受理しなかったことだ。「発言者が特定できない」ことが理由というが条文上、受理は可能だった。その後鈴木議員が発言を認めたが、今度は会議規則に「(懲罰動議は)事犯があった日から3日以内に提出」とあるため懲罰は封じこまれてしまった。

 「首都の言論の府でさえこれでは……」とは多くの人が抱く印象だろう。だが、現実は都議会は全国的にみても改革が遅れた議会だ。早稲田大マニフェスト研究所が情報公開、住民参加などから毎年集計する地方議会の改革度で都議会は47都道府県中42位に過ぎない。

 1990年度以降、議員提案で制定された政策に関する条例は二つだけだ。議会改革に向け、多くの地方議会が定める議会基本条例も未制定だ。つい最近も議員提案で四つの政策条例を可決した横浜市議会などと比べ、活動には雲泥の差がある。

 「国会議員を目指しての腰掛け気分や、気位ばかり高い議員が多い」とある首長は手厳しい。首都・東京が待機児童対策や超高齢化への対応で立ち遅れてきたのは都議会の怠慢にも責任の一端があるのではないか。

 都議会事務局はここ数日、抗議電話の対応に忙殺されている。だが、都議127人を昨年、過去2番目に低い投票率で選んだのは都民自身でもある。

 鈴木議員が一転、発言を認めた要因はネットなどを通じた批判の広がりだろう。年間約1700万円の報酬に値する行動を議員に促すのであれば、住民が関心を持続する以外にない。住民の直接請求による議会解散、議員解職手続きも地方自治法にはちゃんと定められている。(論説委員) 


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  社説:セクハラやじ 問われる都議会の決意 
2014年6月27日 琉球新報

 世間が騒ぐから取りあえず再発防止を決議しておこう。東京都議会がセクハラやじ問題をめぐり、賛成多数で可決した「信頼回復に関する決議」や一連の対応からは、社会に背を向け続けるそんな都議会の姿しか見えてこない。
 塩村文夏都議に対し、鈴木章浩都議が浴びせた「早く結婚すればいい」とのやじは、明らかに人権侵害である。にもかかわらず、決議はそれを「人権侵害と言われかねない不規則発言」と片付けている。つまり「人権侵害ではない」との認識である。
 議会人は人権侵害に対してより敏感であるべきだ。「言われかねない」との文言からは、議会人に求められる人権感覚のかけらさえ感じられない。これでは決議にある再発防止は望めない。
 国内外から大きな批判を浴びたセクハラやじの内包する問題の重大さへの認識が、決議には決定的に欠けている。信頼回復どころか、都議会に自浄能力がないことを露呈しただけの決議でしかない。
 問題は決議内容だけにとどまらない。塩村都議は、鈴木都議以外の議員から「産めないのか」「まずは自分が産めよ」などのやじもあったとして、発言者に名乗り出るよう訴えていた。
 だが、自民は名乗り出る都議がいないことをいいことに、その他のやじをなかったことにして、鈴木都議以外の発言者を特定するよう求める決議案を否決した。音声も残っていて、そのやじがテレビなどで繰り返し流されているのにである。
 鈴木都議以外にもセクハラやじを飛ばした議員がいたことは確実だが、頬かぶりしていれば許される状況は明らかにおかしい。悪質な人権侵害のやじを放置したままでは根本的な解決にはならない。
 都議会がこの問題でまずなすべきことは何か。問題になっているやじが人権侵害であるとの認識を議員全員で共有すること、セクハラやじ発言者全てを特定し、鈴木都議と合わせて何らかの処分を検討することである。
 その上で、都議会の信頼回復と再発防止に努めることを決意するのでなければ、信頼回復など程遠い。問題をうやむやにしたままでは、不信感を増幅するだけである。
 人権侵害の根絶に乗り出すかどうか。都議会の決意が問われている。 


  女性蔑視のやじ 人権侵害は徹底追及を
2014年6月25日 北海道新聞

 人権侵害についての認識の低さにあぜんとさせられる。
 東京都議会で質問中の塩村文夏(あやか)都議に「早く結婚した方がいい」などとセクハラのやじが相次いだ問題で、鈴木章浩都議が発言者は自分だと名乗り出て謝罪した。
 塩村氏の質問は妊娠や出産の悩みを抱える女性への支援策を求める内容だった。やじは政策と無関係な個人攻撃で卑劣極まりない。問題をすり替え、矮小(わいしょう)化した点では女性全体への侮辱といえる。
 鈴木氏は自民党会派を離脱したが、議員辞職はしないという。発言者は他にもいるはずだが、会派幹部は「他のやじは聞いていない」と強弁している。これで幕引きとするつもりなら許されない。

 全発言者を特定し、厳重な再発防止策を講じるべきだ。
 鈴木氏は直前まで発言の事実を否定していた。石破茂幹事長ら党本部の批判を受け、5日後になって渋々認めた形だ。処分の期限が「3日後」であるため、時間稼ぎしたのか。誠意のかけらもない。
 さらに罪深いのは一緒になって笑ったり、知らぬふりをしたりする周囲の人々だ。舛添要一知事は「つられて笑った」と認めた。都議会議長は塩村氏が提出した発言者の処分要求を受理しなかった。
 塩村氏は鈴木氏以外にも女性蔑視発言があったと証言する。やじならば議事録に残らず、責任を免れると考えたならあまりに卑怯(ひきょう)だ。自ら名乗り出て謝罪すべきだ。
 やじは自民党会派の席から上がったとの指摘がある。同僚議員が確認しているはずだ。全容を解明することが会派としての責任だ。
 安倍晋三政権は女性の活力を重視した成長戦略を掲げている。だが、地方議員レベルまで浸透していないことが明らかになった。
 第1次安倍政権では柳沢伯夫厚生労働相が「女性は産む機械」と発言した。女性蔑視は自民党の体質かと疑わざるを得ない。
 海外メディアは「日本社会に根強く残る性差別」と報道した。2020年の五輪開催都市として大きなイメージダウンとなった。
 日本は女性議員の割合が先進国の中でもとくに低い。道議会も定数104のうち女性はわずか8人だ。女性議員の増加へ実効性ある対策を取ることが、再発防止に向けた抜本策となる。
 市民レベルで政治への監視を強めることも大事だ。「有権者に見られている」という意識が議員にあれば下品なやじも減るだろう。
 幅広い政治参加が民主主義の質の向上につながるはずだ。  


  都議会「やじ問題」きっかけに勉強会
2014年6月26日 NHK

東京都議会で質問中の女性議員に、「早く結婚したほうがいいんじゃないか」という不適切なやじが飛んだ問題をきっかけに、女性が活躍できる社会の実現に何が必要か考えようという勉強会が、東京都内で開かれました。

市民の有志が開いた勉強会には、子育て中の女性や学生、それに国会議員などおよそ100人が参加しました。
この問題では、自民党の会派に所属していた議員が発言を認めて謝罪し、都議会は再発防止に努めるとした決議案を可決して、25日に閉会しました。
勉強会では、「議員1人の責任でこの問題を終わらせてはいけない」といった意見が相次ぎました。
このうち、子育てに積極的に参加する“イクメン”の立場から情報発信を続けるNPO法人代表の安藤哲也さんは、「国が推進する男女共同参画の考えとは、真逆の実態があることを示す出来事だった。女性対男性という構図ではなく、少子化や女性の社会進出に関わる問題として捉えるべきだ」と指摘しました。
また、大学生の新居日南恵さんは、「結婚や働き方に不安を抱いている学生は多い。問題の発言をした議員は父親と同世代だったので、私たちが父親世代と話をしていくことで社会の意識を変えていきたい」と話しました。
勉強会に参加した子育て中の30代の女性は、「今回の発言にはがく然とした。こういう発言を許す空気を変えていく必要がある」と話していました。 


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6月26日(木)のつぶやき

2014-06-27 01:16:07 | 花/美しいもの

差別者で嘘つき、鈴木都議は辞職すべし astand.asahi.com/magazine/wrnat…

2 件 リツイートされました

時事ドットコム:セクハラやじ問題で集会=ネット署名の市民ら-東京 jiji.com/jc/zc?k=201406… @jijicomさんから


東京新聞:逃げた都議会 女性蔑視やじ、発言者特定せず:政治(TOKYO Web) tokyo-np.co.jp/article/politi…


都議会ヤジ問題 セクハラ謝罪で収拾できるか/女性蔑視やじ、発言者特定せず goo.gl/vtijLK


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都議会ヤジ問題 セクハラ謝罪で収拾できるか/女性蔑視やじ、発言者特定せず

2014-06-26 21:45:29 | ほん/新聞/ニュース
朝ごはんのおかずは、夏野菜と名古屋コーチンむね肉の炒めもの。

   
使っている野菜は、紫ジャガイモ、黄色のズッキーニ、
緑のモロッコインゲン、赤のニンジン、それに、白のとりむね肉。

 
この野菜炒めのメーンは、紫のジャガイモです。
五色の野菜炒めはカロテンも食物繊維もたっぷりとれて超ヘルシーです。

お昼は姉たちと岐阜グランドホテルでランチ。
木曜日にやっている中華料理のバイキングの予定だったのですが、
予約がとおっておらず満席で、きゅうきょ、フレンチに変更。

   

   

   

   
パスタとご飯ものは写さなかったのですが、
おいしくて、おなかいっぱいになりました。

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ところで、
都議会の差別ヤジ問題の続々報。
さくじつ、6月議会の最終日を迎えた都議会は、
あいまいな決議でこの問題の幕引きをはかりました。

これが落としどころだとしたら、市民をバカにしている、としか思えませんね。

やっぱり、「議会の常識は、市民の非常識」。

昨年選挙が済んだばかりなので、有権者を甘く見ているのでしょう。
こんな議員たちを選んでしまった東京都民は、もっと怒ってほしい、ですね。

  社説:反省なき議会―人権と少子化を学べ
2014年6月26日(木)付 朝日新聞

 要するに早く騒動を収めたいだけなのがありありだ。

 出産・子育て支援策を取りあげた女性都議への暴言問題で、東京都議会は「信頼回復及び再発防止に努める」というだけの決議を採択した。

 やるべきこともやらずに「再発を防ぐ」と言われても、有権者が信用するとは思えない。

 名乗り出たのは、録画でもはっきり聞こえる「早く結婚した方がいいんじゃないか」の発言をした鈴木章浩都議だけだ。

 言われた塩村文夏(あやか)都議の側は他にも「産めないのか」などの暴言が聞こえたと訴えたが、決議には触れられていない。多くの議員が同調して笑ったことへの反省も一言もない。

 決議案は3案あった。他の発言主も名乗り出よと求めた2案は、自民や公明など多数派の反対であっさり否決された。

 そもそも、塩村氏の提出した発言者の処分要求書も議長は受理しなかった。

 議会には事実を解明する気がないとみられても仕方がない。

 鈴木氏も、5日間も知らん顔をして「謝罪の機会を逸した」では弁明にもなっていない。

 会派離脱も党への謝罪にすぎない。塩村氏や都民へのけじめにはなりえない。

 都民だけでなく全国に抗議が広がったのはなぜか。暴言と冷笑の裏には性差別意識がある。男女共同参画なんて口先だけ。こんなヤジを飛ばす心性こそ、少子化の元凶だ……。そう感じた人が多いからだろう。

 東京の少子化は東京だけの問題ではない。若い世代が仕事のない地方を離れ、出生率が全国一低い東京に吸い寄せられる。人口のブラックホール現象だ。

 東京を出産と育児のしやすい都市にしないと、日本の少子高齢化は止まらない。解決策を考えるのは都だけではなく、議会の仕事でもある。議員らはその自覚に著しく欠けている。

 東京の待機児童は全国最多。舛添要一知事は「任期4年でゼロ」を公約したが、容易ではない。約3人に1人が非正規という不安定な雇用も改善しないと男女とも安心して結婚や出産ができるようにならない。

 本当に信頼回復したいなら、都議会はまず事実解明の努力を尽くすべきだ。そのうえで、議員が性差別と人権、そして少子化を学ぶ場を設けてはどうか。

 厳しい現状を知り、ひとごとのように暴言を吐いている場合ではないと気づいてほしい。

 うわべだけの反省ですませるなら、必ずや有権者に見限られる。このまま幕を引くことなど許されるはずがない。 


  都議会ヤジ問題 セクハラ謝罪で収拾できるか  
2014年06月24日 読売新聞

 なぜ、もっと早く名乗り出て、謝罪できなかったのだろうか。

 東京都議会で、みんなの党の塩村文夏都議が質問中に浴びせられたヤジの問題である。

 18日の本会議で、塩村氏は、晩婚・晩産の傾向が進み、不妊治療を受ける女性が増えている現状を踏まえ、都の子育て支援体制などについて質問した。

 その際、議場から、男性の声で「早く結婚した方がいいんじゃないか」というヤジが飛んだ。別の声で「まずは自分が産めよ」「産めないのか」といった不規則発言も続いたという。

 議場では、ヤジを面白がるような笑い声さえ上がった。

 ヤジの張本人や同調した議員の不見識には、あきれるばかりだ。子どもを産みたくても産めない女性や、不妊治療を続ける夫婦には、どう聞こえただろうか。

 「ヤジは議会の華」とも言われ、核心を突いたヤジが議論を活性化させることもある。だが、個人の尊厳を傷つけるセクハラ発言が許されないのは、当然である。

 23日になって、自民党の鈴木章浩都議が、最初にヤジを飛ばしたことをようやく認めた。塩村氏に面会し、「ご心痛をおかけして誠に申し訳ない」と頭を下げた。

 鈴木氏は記者会見で、「誹謗ひぼうするつもりはなかった。謝罪する機会を逸してしまった」と釈明し、「逃げていたと言われても仕方ない」と述べた。

 都議会自民党の吉原修幹事長も「事の重大性を深く受け止める」と、会派代表として謝罪した。

 鈴木氏はこれまで、ヤジへの関与を一貫して否定していた。騒ぎが大きくなり、名乗り出ざるを得ない状況に追い込まれたということだろう。

 鈴木氏は、発言の責任を取り、会派を離脱したが、都議としての活動は続けるという。

 塩村氏は、鈴木氏の謝罪について、「少しほっとした」「一つの区切りがついた」と語った。

 一方で、鈴木氏以外の発言者が名乗り出ていないことに対しては、「一人だけで終わるというのは違うんじゃないか」と疑問を呈した。ヤジの内容のひどさを考えれば、もっともである。

 問題を収束させるには、ヤジを飛ばした他の都議も自らの発言にけじめをつける必要がある。これ以上、頬かぶりは許されまい。

 都議会には抗議が殺到している。議会の品位が問われていることを自覚し、各会派は再発防止に努めなければならない。


  社説:セクハラやじ  政治の土壌を変えねば
[京都新聞 2014年06月25日掲載]

 お粗末というほかない。
 東京都議会の塩村文夏都議の一般質問中に「早く結婚すればいい」などとセクハラのやじが飛ばされた問題で、自民党の鈴木章浩都議が、一部の発言を認め、塩村都議に謝罪した。
 これまで関与を否定していたのに、一転、国内外の批判の高まりに追い詰められての「自白」である。「軽い思いだった」ではすまされない問題だ。ほかにも「子どもを産めないのか」といったやじの声が複数あったが、発言者は特定されていない。このまま幕引きにするようなら、都議会の自浄能力が問われる。暴言を許さない毅然(きぜん)とした姿勢を示してほしい。
 やじは、女性の妊娠・出産をめぐる都の支援体制などへの質問の際に起きた。結婚・出産をしない選択をした女性や不妊に悩む人たちへの差別的な発言であり、明らかな人権侵害である。ところが、やじが飛んだ時、議場には笑い声さえ上がり、とがめる者もいなかったという。
 2007年にも、やはり自民党の閣僚が女性を「産む機械」にたとえて批判を浴びたことがあったが、今回の問題は、日本の社会や政治の世界にはびこる古い価値観をあらためて国内外に示したといえる。嘆かわしい限りだ。
 安倍政権は社会のあらゆる分野で20年までに指導的地位に女性が占める割合を30%以上とする目標を掲げ、女性の活躍推進を成長戦略の柱に掲げている。しかし、議会という政策決定の場で、こうした発言が飛び出す政治風土そのものを変えていかなければ、女性の社会進出は容易には進むまい。
 象徴的なのは、国会議員に占める女性比率だ。ジュネーブに本部を置く国際組織「列国議会同盟」が各国の下院(日本は衆議院)に占める女性の割合を調べたところ、日本は5月1日時点で約8%にとどまった。調査した189カ国中132位で、先進国の中で最低水準だ。
 社会の仕組み作りに大きな影響を与える場に女性の姿が極端に少ないことは、性差別をなくし、男女共同参画社会を実現していく上で障害になる。その解消に向け、世界の多くの国が、政党の候補者や議会の一定の割合を女性に振り向けるクオータ制(人数割り当て制)を導入している。日本もそろそろ検討してはどうか。
 今回の問題を議員の見識と品位の問題にとどめず、性差別がまかり通る政治の土壌を変えていくきっかけにしなければならない。


  逃げた都議会 女性蔑視やじ、発言者特定せず 
2014年6月26日 東京新聞

 東京都議会で塩村文夏(あやか)都議(35)=みんなの党=が女性を蔑視する複数のやじを受けた問題で、都議会は定例会最終日の二十五日、やじの発言者に自ら名乗り出るよう求める決議案を否決した。やじの一部は鈴木章浩都議(51)=自民党会派を離脱=が認めたが、「他のやじを聞いた議員がいない」とする最大会派の自民が反対した。発言者を特定せずに、「再発防止」「信頼回復」を語るだけで幕引きを図る都議会の姿勢に、国内外の批判が高まるのは必至だ。 

 本会議では、やじの発言者を特定して議員辞職を求める共産党提出の決議案、続いて、発言者特定を求める民主党、みんなの党提出の決議案が採決されたが、いずれも否決された。

 その後信頼回復に関する決議案が都議会の過半数を握る自民、公明両党に民主など三会派も加わり計五会派で共同提出され、賛成多数で可決された。「不規則発言は誠に遺憾。二度とこのようなことが起こらないよう、都議会の信頼回復と再発防止に努める」との内容で鈴木都議以外の発言者の特定には一切言及がない。

 鈴木都議は、決議案の採決前に議場を退席した。

 本会議に先立ち共産党は鈴木都議に本会議での謝罪を求める動議を提出しようとしたが、自民党などが「議会が謝罪を押しつけるのは人権侵害」などと反対し、押し切られたという。

 この日の本会議の冒頭には吉野利明議長が「心を痛めた多くの女性の皆さま方におわび申し上げます」と陳謝。全議員に対し、品位を重んじた発言に努めるよう異例の注意喚起をした。

 十八日の本会議で塩村都議の質問中に飛んだやじのうち「自分が早く結婚した方がいいんじゃないか」は鈴木都議が発言を認め謝罪した。「産めないのか」「まずは自分が産めよ」などのやじもあったとされるが、発言者は分かっていない。

 「やじは自民党議員席から聞こえた」との複数の証言があるが、自民党の吉原修幹事長は「他のやじを聞いた議員はいなかった。私も聞いていない」と説明し、鈴木都議以外の発言者の特定を行わずに決着を図る意向を示している。

<東京都議会のやじ問題> 6月18日の本会議で妊娠・出産期の女性への支援策を質問していたみんなの党の塩村文夏都議に、議員席から「自分が早く結婚した方がいいんじゃないか」などのやじが飛んだ。塩村氏によると「産めないのか」「まずは自分が産めよ」などのやじもあったとされる。当初は関与を否定した自民党の鈴木章浩都議が23日、「早く結婚」発言を認めて謝罪し、その他のやじは否定した。海外メディアも「女性蔑視」発言として報道、政府・与党からも批判が出ていた。


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6月25日(水)のつぶやき

2014-06-26 01:16:46 | 花/美しいもの

「国難」級外交危機としての都議会女性差別ヤジ事件 | nippon.com: nippon.com/ja/column/g001…


日本軍「慰安婦」特集(2):ハルモニたちの証言を聞く  岡野八代 | WAN:Women's Action Network wan.or.jp/book/?p=750


信田さよ子さん著『カウンセラーは何を見ているか』の書評/上野千鶴子さんと渡辺一史さん goo.gl/XD2bcX

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