まっ白なギンバイカの花に、日本みつばちがたくさん来ています。
不思議なことに、暑い日中はいなくなるので、
涼しいうちに、蜜と花粉を集めているのかもしれません。
別名 マートル [和名]銀梅花、銀香梅 (フトモモ科)
ギンバイカとは 主に地中海沿岸を原産とする常緑性の低木で初夏になると葉の付け根に5枚の花びらをもった梅に似た白い花を咲かせます。糸のように細いおしべが特徴的で美しく、花びらより目立ちます。花の後には小さな果実ができ、秋になると黒青色に熟し食べることができます。葉はやや先が尖った卵形で長さは3cm~5cm、厚めの革のような質感でツヤのある照りが美しいです。葉はもむと強い芳香を放ちます。 ギンバイカは派手さはありませんが、楚々として嫌みがなく、主張はするけど出過ぎない、そんな花木だと思います。 用途・由来 葉を肉料理の臭み消しに利用したり、酒に浸けて香りを移したものを「祝い酒」として利用したりとハーブとしての一面も持っている植物です。ハーブとしては「ギンバイカ」ではなく「マートル」と呼ばれることが多いです。人間とのつきあいは古く、古代エジプトでは反映の象徴とされたり、ヨーロッパでは愛の女神に捧げる花として、結婚式の飾り花やブーケに利用されるそうです。そういう縁起物的な意味合いで利用されるところから「イワイノキ(祝いの木)」の別名が付けられたのかもしれません。属名のミルツスは古いギリシア名に由来します。 |
ギンバイカは日本みつばちが好むので、
苗木を見つけると買ってきて、植えて増やしています。
この時期、ヒペリカムの仲間も一斉に咲きます。
ヒペリカム・サンバースト
金糸梅(金糸梅・オトギリソウ科)。「ヒペリカム・ヒドコート」。
ヒペリカム「ミスティックフレアー」
花のあともかわいいですよ。
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地面におろした、オリエントハイブリッド百合の
「トライアンファイター」も咲きました。
大きな球根を鉢に植えて、前は何十輪も咲いていたのですが、
だんだん花数が少なくなってきました。
でも、忘れずに咲いてくれるのかうれしいです。
毎年、忘れずに咲くテッポウユリ
凛としてうつくしい花です。
6月30日は、一年のちょうど真ん中、
折り返しの日です。
社説:女性の活躍促進 目標は飾りじゃない 毎日新聞 2014年06月30日 「一丁目一番地」と呼ぶには、あまりにも迫力不足ではないか。 安倍政権が閣議決定した今年の成長戦略における女性の活躍促進策である。女性の活用を前面に打ち出してはいるが、スケールもスピード感も伴っていない。とても「20(にいまる)30(さんまる)」と呼ばれる国家的目標を本気で達成しようとしているふうには見えない。 社会のあらゆる分野で、指導的地位に女性が占める割合を2020年までに30%以上にする、というのが、この「20・30」だ。目標が掲げられて11年がたつ。期限まであと5年あまりしかない。 ところが現実は、目標と大きくかけ離れたままだ。企業における女性管理職の割合は7.5%(昨年6月時点)、中央省庁にいたっては3%(10月時点)に過ぎない。 これに対し政府が何をしようとしているかだが、「学童保育の受け皿を確保する」「有価証券報告書に女性役員の比率を記載するよう義務づける」といったものである。どれも実現すれば前進に違いないが、「20・30」達成に本気なら、この程度の対策にとどまらないはずだ。「女性の活躍を加速化するための新法」を作るそうだが、結論は「今年度中」という。集団的自衛権行使に向けた議論の速さとは好対照である。 安倍政権の女性政策で欠けているのは、男性の家事・育児を当たり前の現象にしようという視点だ。女性が育児も仕事もできるようにしてあげる、ではなく、男女とも仕事と子育てをする社会、という発想でなければ、女性の活躍は持続できない。 例えば、育児休業給付だ。今年4月、育児休業開始前賃金の50%だった給付金が180日間に限り67%へ引き上げられたが、不十分だ。共働き夫婦の賃金は、通常夫の方が高いため、経済的理由から妻だけが育児休業を取ることになりかねない。 長時間労働も速やかに解決すべきだ。霞が関の女性官僚が、政府に長時間労働の解消を提言した。深夜どころか朝まで及ぶ勤務が常態化した職場は、母である女性官僚だけでなく男性官僚や、民間企業で働く彼らの妻にも異常な負担を強いる。提言を一部の女性の甘えと片づけるようなことは絶対あってはならない。 採用段階では、官も民も女性の起用がかなり進んだ。その彼女たちが幹部になる道をあきらめてしまうというのは国家の大損失である。 成長戦略の改定版を毎年作ってみたところで、意識変革は起きない。政府や与党が大胆な行動で覚悟を示す時だ。選挙の候補者の半数を女性にする。男性国家公務員の育児休業を、例えば「最低8週間」と義務づける。できることは多い。 |
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