みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

おたふくかぜ、予防接種を 合併症で難聴になる恐れも/秋も深まり大文字草

2017-10-31 17:15:55 | ほん/新聞/ニュース
台風一過、大文字草野花が咲いています。


マユミの実とアジサイの花も赤く色づいて、
  

  
季節外れのツツジの花も咲いています。
  
コリウス


先月買ってきた胡蝶蘭はまだ咲いています。

カトレアは、花芽が三つついています。

デンドロビュウムとオンシジウム
  

西の畑の大根とスティックブロッコリー。



キャベツの苗
  


カンナと琉球朝顔


  


秋も深まってきました。

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きょうの中日新聞生活面は、
「おたふくかぜ、予防接種を 合併症で難聴になる恐れも」の記事。

冬になると子どもたちがかかる感染症が流行ってきます。
合併症を併発すると怖いので、早めの予防接種を呼びかけています。

おたふくかぜ、予防接種を 合併症で難聴になる恐れも
2017年10月31日 中日新聞

 子どもがかかりやすいおたふくかぜ(流行性耳下腺炎)を甘くみてはいけない。合併症により難聴になる危険性があるからだ。日本耳鼻咽喉科学会が初めて行った調査で、昨年までの二年間に全国で三百人以上が難聴になったことが分かった。難聴になると治療してもほぼ改善しないため、専門家らはワクチンによる予防を勧めている。

 おたふくかぜはムンプスウイルスに感染することで発症。耳の付け根からあごにかけて耳下腺などが腫れて熱が出る。子どもがかかりやすく通常は二週間程度で治るが、合併症で無菌性髄膜炎などを発症したり、片耳または両耳が聞こえなくなる「ムンプス難聴」になったりすることがある。

 日本耳鼻咽喉科学会は今年初めて、全国の耳鼻科がある医療機関を調査。流行した二〇一五、一六年について調査表で聞いたところ三千五百三十六施設から回答があり、三百三十六人が難聴と診断されていたことが分かった。詳細が判明した三百十四人のうち約八割が生活に支障があるレベルの症状で、片耳難聴が三百人、両耳とも難聴となったのは十四人だった。難聴となった時期は十歳以下がほぼ半数を占め、子育て世代の三十代にも多かった。

 ムンプス難聴は、ウイルスが内耳に入り込んでダメージを受けることで発症。調査に関わった同学会の福祉医療・乳幼児委員会委員長で国立成育医療研究センター耳鼻咽喉科医長の守本倫子医師によると、おたふくかぜにかかった場合、ムンプス難聴の予防法はなく、治療を行ってもほぼ改善しない。補聴器を着けたり、両耳が難聴になった場合は人工内耳を埋め込んだりする手術が必要になることもある。

 守本医師は「おたふくかぜの後遺症に苦しむ人が大勢いる。保護者には子に予防接種を受けさせてほしい」と話す。学会は、ワクチンが任意接種となっていることから、公費で接種が受けられる定期接種に含めるよう国に求めていく予定だ。

 おたふくかぜのワクチンを巡っては、一九八九年から麻疹(はしか)、おたふくかぜ、風疹の混合ワクチンが定期接種で使われていたが、副反応による無菌性髄膜炎が報告されたことから九三年に中止された。一方で、近畿外来小児科学研究グループが二〇〇四~〇六年にかけて行った調査では、ムンプス難聴はおたふくかぜにかかった人のうち千人に一人の割合でなることが判明。大阪小児科医会理事で、調査にも関わったふじおか小児科の藤岡雅司院長は、「ワクチンの副反応で無菌性髄膜炎になるのは、一歳で接種したら一万人に一人程度。おたふくかぜにかかって難聴になるリスクの方がずっと高く、予防接種を推奨している」と話す。同医会は調査に合わせて〇六年におたふくかぜの予防接種を呼び掛けるポスター=写真=を製作し、会員の診療所などに配布した。

◆「軽く考えずに」患者家族らも訴え
 ムンプス難聴になった患者の家族らも、おたふくかぜの怖さを知ってほしいと訴える。

 関東地方の高校二年生の女子生徒(17)は、五歳だった二〇〇五年夏に保育園で流行していたおたふくかぜにかかった。その年の秋に「イヤホンの音が聞こえない」という生徒の訴えで母親(53)が耳鼻科に連れていったところ、左耳の聴力を失っていることが分かった。今も左耳は聞こえず、友達ともコミュニケーションが取りづらいという。

 母親は生徒がおたふくかぜにかかる約一年前に予防接種をしようと小児科を訪れていたが、医師に「おたふくかぜは自然にかかるものだから、打たなくていい」などと言われ予防接種を受けさせなかった。「医師でさえも難聴のリスクを軽く考えていたようだ。あの時、子どもに予防接種をしておけばよかった」と悔やむ。
 (細川暁子)


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10月30日(月)のつぶやき

2017-10-31 01:59:41 | 花/美しいもの
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赤、白、桃。今年も椿と山茶花が咲きはじめました/赤西王母、紅妙蓮寺、朝倉さざんか、お茶の花。

2017-10-30 16:40:05 | 花/美しいもの
今年も早咲きの椿と山茶花の花が咲きはじめました。

いちばん先に咲く椿は、
赤花で大輪一重咲きの「紅妙蓮寺 (べにみょうれんじ) 」と「赤西王母(アカセイオウボ)」。
毎年10月下旬から咲きはじめ3月ごろまで咲いています。

矢口桃の下の紅妙蓮寺は、つぼみがふくらみ始めて一輪開花。
  
今は3輪咲いています。
  


坂の途中に咲いている白花の椿。
花びらの真ん中にうっすらと紅の縦線が入っています。
   
ひょろっと伸びていた木を半分くらいに切りつめたら、
今年初めて花が咲きました。山茶花と思っていたら、椿でした。
名前はわかりません。

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山茶花の花で早く咲くのは「朝倉さざんか」。

早咲きで白八重咲きです。
  
近所でこの花がたくさん咲いている庭を見て、
きれいな花なので、苗を探して2本植えてあります。

源平花桃の間から見えている濃桃色の花も、早咲きの山茶花です。

花桃の下に植えたのですが、今では花桃の枝まで届いて花を咲かせます。
  


南天の実も赤く色づいてきました。
左下のこんもりした木はお茶。

剪定を弱くしたら、白くて丸いお茶の花が咲きました。
  

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10月29日(日)のつぶやき

2017-10-30 02:01:10 | 花/美しいもの
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くらしナビ・ライフスタイル 出生届、残る婚外子差別/山芋のむかごとポロタン栗

2017-10-29 21:42:26 | ほん/新聞/ニュース
ともちゃんが畑から山芋のむかごを
ザルいっぱいとってきてくれました。

まずはきれいに洗って乾かして、
大粒から小粒まで大きさ別に選別しました。

大きめのむかごは煮物に、小さいむかごはむかごごはんにするつもり。
ちょっと形が悪いのは、炒め煮にしてから、
  
八丁味噌とハチミツで味付けしました。

このまま食べても鉾鉾しておいしいのですが、
おつまみにピッタシ、ですね。

先月に順次収穫して、冷蔵庫の氷温室に寝かせておいた栗「ポロタン」。
ひと月ほど置いておくと、でんぷんが糖分に変わって甘くなります。

そろそろ食べごろかと思って、栗に切れ目を入れて、
電子レンジで3分ほど加熱しました。

「ポロタン」の名のとおり、鬼皮がきれいに剥けました。
ひと月待ったかいがあって、とっても甘くなっていました。

電子レンジ専用の磁性鍋でも蒸し栗を作ってみました。
  
電子レンジでチンしただけよりも、

ふっくらホクホクした蒸し栗ができあがりました。

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後半は、紹介したいと思って下書きに入れておいた、
26日の毎日新聞くらしナビ・ライフスタイルの「 出生届、残る婚外子差別」。
いまもつづく婚外子差別をなくすという視点で、鋭く切り込む良い記事です。

  くらしナビ・ライフスタイル 出生届、残る婚外子差別
毎日新聞 2017年10月26日

 法律婚の男女の間に生まれた子どもか否かで、「嫡出」「非嫡出」と区別する出生届や、出生届を基に作られた戸籍の続き柄。婚外子の法定相続分を婚内子の半分とする民法の規定が廃止された今、不要で、婚外子差別を残すことにもなるとして廃止を求める動きが広がっている。

 ●「続き柄の廃止を」
 全国の自治体の戸籍や住民票の実務担当者にあたる自治体職員らで作る全国連合戸籍住民基本台帳事務協議会(全連)は26、27日、東京都千代田区で総会を開き、都道府県協議会からの要望の一つとして、出生届と戸籍の続き柄の廃止について話し合う。採択されれば法務省や総務省に届ける予定だ。

 要望は、戸籍法の規定の一部を削除・改正し、(1)出生届は「嫡出子」か「嫡出でない子」の別を記載する欄を無くす(2)戸籍は、実父母または養父母との続き柄をなくす代わり、性別欄を設ける--と求めている。神奈川県の藤沢市と鎌倉市が、市議会で婚外子差別撤廃のための請願を採択したのを受け、県の事務協議会での協議を経て提案することになった。

 最高裁は2013年9月4日、婚外子の法定相続分を嫡出子の2分の1とする民法の規定は違憲と決定、同年12月に改正法が成立した。出生届に嫡出子か否か区別する記載については、同年9月26日に最高裁が合憲とする一方で、区別する記載の義務づけは「不可欠とまではいえない」との判断を示した。法務省は記載について定めた戸籍法49条の見直しを検討したが、自民党の反対で見送られた。

 全連総会でも、15年に記載欄廃止を求める東京都武蔵野市の提案が採択されたが、法務省は「戸籍事務の便宜に資するものと考えられることから要望には応じがたい」と回答し、今に至っている。

 ●無知や偏見根強く
 戸籍の続き柄はかつて、婚外子は「男」「女」と記載されたが、04年11月から嫡出子と同様に「長男」「長女」と記載できるようになり、改正前に届けられた分も、本人か母親が「更正」「再製」の手続きをとれば戸籍を作り直すことができる。だが、十分知られておらず、差別が残るために申し出ること自体をためらっている可能性もある。

 自身も事実婚で、民間団体「なくそう戸籍と婚外子差別・交流会」を作り、地方議会への陳情や法務省への要請を続けてきた武蔵野市の田中須美子さん(70)は、「相続差別の規定が廃止され、差別は終わったという人も多いが、そうではない」と訴える。

 東京都の女性(64)は、パートナーの男性と婚姻届を出さず事実婚で娘(37)を産んだ。昨年11月、娘が本籍のある世田谷区の出張所へ戸籍謄本をとりに行き、職員の対応で婚外子への配慮や知識の無さを感じたと知らせてきた。

 戸籍は母親である女性が筆頭者となっている。男性と話し合い認知の届けはしなかったので、戸籍には女性と娘の名前しか無い。

 娘は本人確認用の証明書として健康保険証しか持参しなかったため、職員が戸籍の記載事項を娘に聞いて本人確認をすることになったが、職員は「母親が戸籍筆頭者のわけがない」「離婚しても父親の名前は残る」と言い、戸籍にない父親の名前を申請書に書くよう再三促し、娘の説明を聞こうとしなかった。打ち出された戸籍謄本を別の職員から受け取ると、わびることもなく「こういう戸籍もあるのね」と言ったという。娘は「自分は平気だが、父親を知らずに育った婚外子もいる。(こんな対応をされたら)とても傷つく」と怒っていた。

 女性は今年1月と2月、交流会として区を訪ね、対応の見直しを求めた。世田谷区住民記録・戸籍課は、職員のそうした発言はなかったと否定、父親の名前を聞く行為は必要であり、法務省の通達にも「父母その他の親族等の氏名等」とあると主張した。女性は「父の名前ではなく他の事項を聞く方法もある。婚外子への配慮や知識があれば、違う言動になっていたはずだ」と嘆く。

 この女性は、パートナーと同居の準備を始めたとき、他人から当然のように相手の姓で呼ばれ違和感を覚え事実婚を選んだ。それまで娘からは、婚外子を理由にいじめや差別にあったと聞いたことはないが、「こうした問題に敏感であるべき部署の職員でも気づかないのだから、記載欄は無くした方が良い」と話す。

 ●地方議会にも変化
 田中さんも、電話相談など交流会の活動を通して「結婚せず産むのが悪い」「(婚外子の権利を守って)不倫を助長するのか」と差別的な言葉に苦しむ声を聞いてきた。「就職で戸籍の写しが使われる機会はまだ多い。偏見も残るなかで、戸籍が差別を生み出す働きをしかねない。区別が必要な理由とされていた法定相続分の差が無い以上、婚外子とわかる表記は廃止すべきだ」と話す。陳情で訪れる地方議会でも、ここ数年で理解が広まり、婚外子差別撤廃のための戸籍法の改正を求める意見書や陳情を採択する議会も増えた。「戸籍の記載が無くなれば、社会の意識はさらに変わる」と期待している。【大和田香織】


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10月28日(土)のつぶやき

2017-10-29 01:59:44 | 花/美しいもの
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無農薬ハツシモの稲刈り、ぶじ終了しました。/福井中2自殺 寄り添う心を欠く怖さ/いじめ認知件数が大幅増 子供の声くみ早期対応を

2017-10-28 18:31:47 | 有機農業/野菜&ハーブ
晴天が二日続いたので、稲刈りをすることにしました。

わたしは市民派議員塾の仕事がはいっていたので、
刈り始めだけ見に行きました。

まずは、いちばん小さい苗田の稲刈りからはじめます。

コンバインで稲刈りするので、前日までに四隅は手刈りしておいて、

あとはコンバインですいすい刈り取っていきます。

とはいえ、連日の雨で倒れている稲は、機械を止めて手刈りします。

米袋がいっぱいになるとコンバインからはずして付け替えます。

つぎは、ちょっと離れたところの一反の田んぼです。


仕事を済ませて4時前にまた見に行きました。



前の日に四隅だけ刈り取ってあった、畑の横の田んぼの稲も

すっかり刈り取られていました。



鶏小屋



あと残っているのは、鶏小屋の南西の一反分。

暗くなってから戻ってきたともちゃんに聞いたら、
昨日のうちに、稲刈りはすべて終わったそうです。

今朝は朝から雨。
晴れているうちに、ぶじ稲刈りが終わってよかったです。
おつかれさまでした!

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後半は、
昨日の中日新聞と毎日新聞の社説。
深刻ないじめはなくなるどころが、大はばに増えています。

  社説:福井中2自殺 寄り添う心を欠く怖さ 
2017年10月27日 中日新聞

 教師は絶大な権力を持つ。一方的に振りかざせば、生徒は追い込まれてしまう。福井県池田町で三月、中学二年の男子がその犠牲になった。生徒に寄り添う心を欠いた指導は、教育とは呼べない。

 精神的に追い詰められ、逃げ場を奪われたその男子生徒は、生徒会室前の廊下にかばんを残して校舎三階から飛び降り自殺した。

 自殺の原因について、池田町の調査委員会の報告書は「担任、副担任の厳しい指導叱責(しっせき)にさらされ続けた生徒は、孤立感、絶望感を深めた」と結論付けた。生徒の痛みを理解できない教師像を強くうかがわせる。

 母親は手記に「『教員による陰険なイジメ』で息子は尊い命を失ったのだと感じています」とつづった。生徒の声なき訴えに、全国の教師は耳を傾けねばなるまい。

 一学年一学級の小規模校。隅々にまで目が行き届くはずの環境下で、なぜ悲劇は起きたのか。報告書からは、まるで教師の暴言を当たり前のようにみなす独善的な学校の様子が読み取れる。

 マラソン大会の準備が遅れ、担任は校門前で大声で怒鳴った。周りが身震いするくらいだったという。職員室の前で「おまえ辞めてもいいよ」と、生徒会役員だった生徒に大声を出しもした。

 忘れた宿題を執拗(しつよう)にとがめる副担任の前で、土下座しようとしたり、泣きだして過呼吸の症状が出たりしたこともあった。だが、管理職にも家族にも伝えなかった。

 担任、副担任の双方から厳しく責め立てられては、生徒は心のよりどころを失ってしまう。校長ら管理職も二人の振る舞いを知っていたという。適切な対応を怠った学校の責任は極めて重大だ。

 福井県は全国学力テストで常に上位の成績を上げる。それは評価できるとしても、学力重視に傾き過ぎて、子どもの思いや気持ち、特性を蔑(ないがし)ろにしていないか。

 教師の体罰や叱責の犠牲となった子の遺族らは「指導死」とも呼ぶ。二〇一二年に大阪市の高校生が部活動顧問から体罰を受け自殺した。二月には愛知県の中学生が「担任に人生を壊された」とのメモを残して命を絶った。

 文部科学省調査では、教職員との関係に悩んで自殺したとみられる小中高校生は〇七年度からの十年間で十六人に上る。問題の担任は指導方法を助言した同僚に「手加減している」と返したという。

 子どもの身になって考え、感じる力が欠かせない。「指導死」という言葉などあってはならない。 


 社説:いじめ認知件数が大幅増 子供の声くみ早期対応を
毎日新聞 2017年10月27日 

 文部科学省が、昨年度の小・中・高校生などの「問題行動・不登校調査」結果を公表した。

 いじめを認知した件数は32万3808件と、前年度より約9万8000件増えた。特に小学校では約8万6000件増と大幅に増加した。

 文科省が、けんかやふざけ合いに見えても一方的なものは積極的に認知するよう通知した結果という。

 子供同士のトラブルの早期に、教員がしっかり目を配るのは大切だ。自殺など重大事態に至らぬよう、学校ぐるみで早めに手を打つ意識が浸透しつつあるなら評価できる。

 気になるのは、認知件数の割合が都道府県によってまだ大きく差があることだ。1000人当たりの件数では、最多の京都府が96・8件なのに対し、最少の香川県は5件と、20倍近い差がある。さらに、認知件数がゼロの学校が3割もある。

 京都府は、いじめの有無や種類を選択式で答えやすくするアンケートをしたり複数回の調査を基に教員が進んで面談したりしているという。

 早期に子供の声をすくい上げ、いじめを積極的に見つけることを評価する教育委員会の姿勢も大事だ。

 いじめ自体は、依然として深刻な状況が続いている。自殺や不登校といった重大事態に至った件数も、前年度から増えて400件に達している。深刻ないじめに発展しないように未然に防ぐ努力が重要だ。

 教員がひとりで問題を抱え込まぬよう、校内での情報共有の強化やスクールカウンセラー、家庭との連携を密にする体制作りが欠かせない。

 調査では、暴力行為の増加も浮き彫りになった。学校や有識者からは、感情のコントロールができなかったり、言葉より先に手が出てしまったりする子供が増えているとの指摘があるという。いじめにもつながりかねない子供の不安定さだ。

 こうした状況は、学校のみならず家庭や社会といった多様な環境が関わってくる。対応は難しいが、教員は子供をしっかり観察し、問題の背景を知るように努めるべきだ。

 福井県では、中学2年の男子生徒が教員からの強い叱責などが原因で自殺する痛ましい事案が発覚した。

 子供の信頼がなければ、教員の指導は機能しない。いじめや不登校などへの対応もまったく同じである。  


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10月27日(金)のつぶやき

2017-10-28 01:59:56 | 花/美しいもの
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10月26日(木)のつぶやき

2017-10-27 01:59:53 | 花/美しいもの
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<いらない遺産 相続放棄> (下)空き地・空き家/甘くておいしい3品種混合の大学芋

2017-10-26 22:02:41 | ほん/新聞/ニュース
さつまいもがたくさんとれたので、
収穫後一週間ほど家の東の通路に干してありました。

お客さんの配達用は倉庫にしまったのですが、
野ネズミにかじられたくず芋は、コンテナ一箱置いてあります。

鳴門金時と紫芋のパープルクイーンと安納芋の3種のさつまいもで、
大学芋をつくることにしました。

大きめの芋を2,3cmくらいの大きさに切って、

ヘルシオのウオーターレンジで30分ほど焼きます。
  
途中で一回ひっくり返して、まんべんなく焼き色を付けて、
蜂蜜と黒ゴマを振ってできあがり。

こんがりと香ばしくてやさしい甘さの、
いろとりどりの3品種の大学芋を楽しめます。

夕ご飯は、ヘルシオの蒸し機能を使って、

秋鮭のブロックをメーンに、イベリコ豚とあさりも乗せて
野菜たっぷりの蒸し物にしました。

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昨日の中日新聞生活面は砂本紅年さんの記事、
「<いらない遺産 相続放棄> (下)空き地・空き家」です。
この問題、わたしにも「他人事ではないな」という経験があり、
興味を持って読みました。

  <いらない遺産 相続放棄> (下)空き地・空き家
2017年10月26日 中日新聞

 借金など負の遺産を引き継がずに済む方法として、申立件数が増えている「相続放棄」。ただ、負の遺産は借金だけではない。地方の衰退を背景に、最近は住む人のいなくなった家や、売り物になりにくい荒れた山林、田畑といった「いらない不動産」も増加。相続放棄後も処分されることなく、放置されたままの土地が増えることも懸念されている。

 東京都内の庄野理子さん(60)=仮名=は三年前、父を九十五歳で亡くした。母も数十年前に他界。遺産として預金約一千万円、都内にある実家の土地建物、そして父の出身地である近畿地方の島に、先祖代々の土地約五十筆が残された。

 島の土地の大部分は、山林や田畑。庄野さんは兄、姉ときょうだい三人で東京で生まれ育ち、それぞれ住居もある。島への移住予定はなく、相続しても固定資産税などの負担だけが残るため、預金を含む全遺産の相続を放棄すると決めた。

 父の兄弟を含む相続人全員が相続放棄したが、問題は残った。実家の建物は老朽化し、荷物も山積み。「ごみ屋敷」状態で、倒壊の危険性があった。

 不動産は、相続放棄しても新たな所有者が決まるまでは、放棄した相続人に管理義務があるとされる。この間、実家が崩れるなどして誰かに危害を与えた場合、損害賠償の責任を負う可能性もある。島の土地の管理義務は続くが、何しろ遠方で、手が回らない。

 困った庄野さんは、都内の司法書士中村昌樹さんに相談。財産の処分や負債の清算などをする「相続財産管理人」(以降、管理人)の選任を家庭裁判所に申し立てた。
 管理人は、相続放棄などで相続人がいないときなどに、申し立てにより家裁が選ぶ。弁護士が選ばれるケースが多い。

 庄野さんの場合、管理人となった弁護士が、実家と島の土地の一部を売却し、売却益を国庫へ移した。残った島の土地も、権利関係の確認などを進め、売却に備えた。「管理人に遺産の管理と処分を一任し、管理義務からも解放されて安心した」と庄野さん。

 ただ、実務に詳しい弁護士の佐々木奏さん(東京)によると、管理人選任を申し立てるのは、債権の回収を進める金融機関が多く、庄野さんのように、相続放棄した個人が申し立てるケースはまれだ。

 管理人の報酬や経費を確保するためには百万円前後が必要とされ、預貯金など現金が遺産としてなければ、申立人が負担しなければならないためだ。

 そもそも売り物にならない不動産の税負担を逃れようと相続放棄した場合、わざわざこうした費用を払う人は少ない。このため、相続放棄後は放置され、所有者のいない「中ぶらりん」状態になっている不動産が少なくないとみられる。

 空き家問題に詳しい富士通総研経済研究所の主席研究員米山秀隆さんは「人口が減少し、地方の土地価格が下落する中で、今後いらない不動産の相続放棄はますます増えるだろう」とみる。そうなると、危険な空き家などを自治体が代執行で解体しても、費用などを回収できないケースが増えることも懸念される。

 米山さんは「現状は、最終的な負担は自治体に押しつけられ、税金投入という形で住民にはね返ってくる。時代に合った制度づくりを真剣に考えなければいけない」と話している。(砂本紅年)


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