昨夜の大飯原発再稼働反対の抗議行動のようすは、その夜のうちに、
NHKニュース、報道ステーション、ニュース23で流れました。
2012.6.29 報道ステーション(テレビ朝日)
映像の最後のほうに、官邸から公邸に戻る野田首相が「大きな音だね」と言いながら通り過ぎていく絵が流れました。
国会議事堂周辺まで埋め尽くした20万人という人たちの声は、「騒音」としか認識されないのでしょうか。
真意はわかりませんが、テレビを見て「もうこんな人には首相は任せられない」と思ったのは、
わたしだけではないはずです。
テレビだけでなく、新聞各社も、この抗議行動を速報で流していました。
おおくの市民のやむにやまれぬ思いから発する「再稼働反対」の声にも無視を決め込んで、
野田首相は再稼働を強行するつもりでしょうか。
さきほど、MLで届いた「相馬の女子高校生の『聞かれざる声』」 に耳を傾けてほしい。
応援クリック してね
本文中の写真をクリックすると拡大します。
最後まで読んでくださってありがとう
クリックを
記事は毎日アップしています。
明日もまた見に来てね
NHKニュース、報道ステーション、ニュース23で流れました。
2012.6.29 報道ステーション(テレビ朝日)
映像の最後のほうに、官邸から公邸に戻る野田首相が「大きな音だね」と言いながら通り過ぎていく絵が流れました。
国会議事堂周辺まで埋め尽くした20万人という人たちの声は、「騒音」としか認識されないのでしょうか。
真意はわかりませんが、テレビを見て「もうこんな人には首相は任せられない」と思ったのは、
わたしだけではないはずです。
テレビだけでなく、新聞各社も、この抗議行動を速報で流していました。
【大飯原発「再稼働反対」に数万人規模】市民ら官邸囲む 警視庁、最大の数百人を警備に 関西電力大飯原発3号機(福井県おおい町)の原子炉起動を7月1日に控え、原発再稼働に反対する市民による抗議行動が29日夕、首相官邸周辺で繰り広げられた。「再稼働反対、再稼働反対」。地中から湧き上がるような声が官邸を包んだ。 抗議行動は、脱原発グループを中心に、短文投稿サイトのツイッターやフェイスブックなどを通じた呼び掛けで市民らが集結。毎週金曜日夕にあり、再稼働が政治課題に上り始めた6月は回を重ねるごとに人数が増え、この日は数万人規模になったもようだ。 参加者も子連れや中高年まで年齢層も幅広く、太鼓をたたく人、獅子舞の格好で踊る人も。官邸前から霞が関の官庁街まで1キロ近くにわたって路上に人々があふれた。 東京都練馬区の主婦吉野妙子(よしの・たえこ)さん(31)は、9カ月の赤ちゃんを胸に抱いて初めて参加。「原発事故などが起きて子どもに何かあってはいけないと思い、来た。安心して暮らせるようなエネルギー政策を国民みんなで考える社会になるべきだ」と話した。 3回目の参加という千葉県館山市の大学生川名勇摩(かわな・ゆうま)さん(19)はプラカードを手に「原発によらない安全な電気を使うことが大切。こうしてまとまった国民の声を示すことが大事だ」と真剣な表情で話した。 抗議行動に先立ち都内で開かれた記者会見で、「首都圏反原発連合」のスタッフの会社員平野太一(ひらの・たいち)さん(27)は「政府に圧力をかけるには10万人、20万人が必要」と、さらに参加を呼びかけた。 警視庁は、機動隊員らこれまでで最大の数百人を警備に当て、トラブルなどを警戒した。 大飯原発3、4号機の再稼働は16日に政府が正式決定。3号機に続き、4号機も早ければ7月17日に原子炉を起動する。(2012年6月29日、共同通信) |
おおくの市民のやむにやまれぬ思いから発する「再稼働反対」の声にも無視を決め込んで、
野田首相は再稼働を強行するつもりでしょうか。
さきほど、MLで届いた「相馬の女子高校生の『聞かれざる声』」 に耳を傾けてほしい。
相馬の女子高校生たちの「聞かれざる声」 Fri.2012.06.29 カレイドスコープ 元国連職員の松村昭雄さん(アメリカ在住)からのメッセージです。 松村さんは、村田元駐スイス大使とともに、世界中の著名な学者の協力を仰いで、福島第一原発4号機の使用済み燃料プールの破局を防ぐために、さまざまな訴えを政府に起こしている方です。 友人である、元・米国エネルギー省長官のアドバイザーであったロバート・アルバレス氏(米国の著名な使用済み燃料の専門家、現・政策研究所)に、福島第一原発の放射性物質の計算をお願いした人です。 松村さん、そして、このロバート・アルバレス氏から、米国議会への働きかけが行われ、ロン・ワイデン議員などが動きだしました。・・・・ Unheard Voices(聞かれざる声) Pt 1/3 Unheard Voices(聞かれざる声) Pt 2/3 Unheard Voices(聞かれざる声) Pt 3/3 動画をアップロードした人の説明(日本語訳): どうか、始めから終わりまで全部観て下さい。(パート3まであります) 日本で地震が起こった1年後、福島県相馬市の3人の女子高校生は、放課後、よく集っていました。 そこでは、どうしても地震、津波、原発などの話題が出てきます。 やがて、彼女たちは、自分たちだけでなく、(福島の)誰もが、どんなふうに苦しんでいるのか理解することができたのです。 そうした状況について、彼女たちが、本当に感じていることを表現しています。 ・・・・・・・・・・・・・・・・(略)・・・・・・・・・・・・・・・・・・ |
応援クリック してね
本文中の写真をクリックすると拡大します。
膨れあがる再稼働反対 官邸前デモ 2012年6月30日 東京新聞 関西電力大飯(おおい)原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働決定の撤回を求めるデモが二十九日夜、首相官邸周辺(東京都千代田区)であり、市民らが「再稼働反対」「原発いらない」と官邸に向かって声を上げた。関電は七月一日に3号機の原子炉を起動する準備を進めており、再稼働を前に徹底抗戦の場となった。 複数の市民グループ有志でつくる「首都圏反原発連合」がツイッターなどで呼び掛け、三月末から毎週末、官邸前で実施。政府の再稼働方針に反対している。参加者数は回を追うごとに増え、この日は官邸前から霞が関の財務省前まで七百メートルほど人の波が連なり、官邸近くでは車道をほぼ埋め尽くした。 デモ開始の午後六時前。学生、子ども連れの母親ら幅広い年齢層が集まり始めた。中には太鼓をたたいたり、反原発をデザインした自転車で走る人も。 参加した出版社社長の富澤昇さん(60)=東京都府中市=は「3号機を動かして他の原発も再稼働するという政府の考えが見える。そもそも地震大国の日本に原発をつくるのが間違い」と批判した。 同僚を誘って二度目の参加という会社員の岩渕政史さん(34)=墨田区=は、これまでにない参加者の多さに驚きながら「首相は国民の目線と全然違う。日本をこれ以上汚す気か」と憤慨した。 二歳の男児を抱いて子育て仲間と来た杉並区の主婦(34)は「今声をあげなかったら、子どもから『なぜお母さんとお父さんは私たちの未来を守ってくれなかったの?』と言われるかも。子どものためにも行動しなくてはいけない」と話した。 |
大飯再稼働:ネットで集結「反対」…官邸前に人の波 毎日新聞 2012年06月29日 関西電力大飯原発3、4号機の再稼働を2日後に控えた29日夕、東京・永田町の首相官邸前で毎週金曜日に行われている再稼働への抗議行動が一気に拡大し、官邸前から霞が関への車道が人で埋め尽くされた。警察の機動隊も出動した。ツイッターやフェイスブックでの呼びかけなどで集まった人々は組織化されておらず、デモ行進はなし。官邸前でひたすら「再稼働反対」と叫ぶのが特徴だ。なぜ、これほど多く集まるのか−−。騒然とする官邸周辺を歩いた。【町田結子、池田知広】 人が集まり始めたのは午後4時ごろ。「再稼働に断固反対」と書かれたプラカードを手にしている人がいれば、帰宅途中の会社員や手ぶらの家族連れ、お年寄りの姿もある。埼玉県蓮田市の会社員、田中秀行さん(38)は勤務先からスーツ姿で初めて参加。「集会やデモに出たことはないが、もう無関心ではいられない。政治色もなさそうなので抵抗感はなかった」と言う。 「再稼働反対、再稼働反対」。同6時になると声が上がり始め、一帯はヒートアップ。6〜15歳の子供3人と初参加の静岡県袋井市の無職、中田里美さん(44)は「平和的に抗議しているとネットで知り、子供を連れて来た。参加者は『普通に生きたい、家庭を守りたい』という思いだけ。私も一緒です」。 呼びかけたのは有志の市民ネットワーク「首都圏反原発連合」。4月3日の原発再稼働を巡る1回目の閣僚会合を前に行動を起こした。当初の参加者は約300人。再稼働決定前日の6月15日、主催者発表で参加者が1万人を超えると、インターネット上で更に話題を呼んだ。主催者の一人、ミサオ・レッドウルフさん(ペンネーム)によると、従来のデモや集会のような雰囲気を一掃し、誰でも参加できる器づくりに徹しているという。 午後7時、参加者が歩道からあふれた。警察車両も出動し、同8時までの予定だった抗議は同7時45分に打ち切り。マイクを握ったミサオさんは、興奮が冷めない参加者に「ここで事故が起きても原発は止まらない。冷静に判断して帰路について」と促した。 野田佳彦首相は抗議行動が続く午後7時前、首相官邸から隣接する首相公邸へ戻った。構内にも響く「再稼働反対」のどよめきを歩きながら聞き「大きな音だね」と警護の警官に話しかけたという。 主催者は参加者を約20万人としているが、警視庁は約1万7000人としている。 この日は大阪市北区の関電本店前でも約2200人(主催者発表)が集まり、抗議の声を上げた。 |
首相官邸前で15万人の大規模デモ、原発再稼働に抗議、福島からも駆けつけ 2012.6.29 東洋経済オンライン 関西電力大飯原発(福井県おおい町)の再稼働を2日後の7月1日に控え、6月29日に首相官邸前(東京都千代田区)で再稼働に反対する大規模なデモが行われ、主催者発表で15万人の参加者にのぼった。 総理官邸前交差点にはデモ開始1時間前の午後5時時点ですでに100メートル以上にわたり人びとが列をなしており、その後も交差点に向かう四方の歩道から参加者が集まり続けた。デモ開始から約1時間後には交差点の両車線が封鎖されるほどの巨大なデモにふくれ上がった。参加者は約2時間にわたり「再稼働反対」、「野田やめろ」などと声を張り上げた。 福島第一原発事故以降、ドイツでは25万人規模のデモが行われるなど、世界各地で大規模な抗議活動が行われていたが、当の日本では数万人規模の反原発デモは数少なかった。官邸前のデモも市民グループ「首都圏反原発連合」の呼びかけで毎週金曜日に行われていたが、4月時点の参加者は数百人程度だった。 しかし、6月16日に野田政権が大飯原発の再稼働を正式決定すると参加者が急増。前回の6月22日には主催者発表で4万5000人(警察発表1万1000人)と膨れあがり、再稼働を目前に控えた今回はさらに3倍以上に拡大した。 多数の参加者がツイッターやフェイスブックなどのSNS経由で集まっており、デモへの参加が初めてという声も多く聞かれた。 ツイッターの呼びかけで東京都豊島区から参加した塚越仙奈さん(38)は「福島原発の事故以降、子どもに給食を食べさせられなくなった。ストレステストなども中途半端なまま原発が再稼働されることには怒りしかない」と語気を強めた。フェイスブックの呼びかけで参加した大学生の豊永拓人さん(18)は「原発は絶対にないほうがいい。デモでみんなの意見が政権に伝わるはずだ」と語った。 福島県からの参加者も多く、郡山市から十数人のグループで来たという人見やよいさん(51)は「福島のことをなかったことにされたくない、という一心で東京にやってきた。福島の事故原因の検証も不十分なのになぜ安全だといえるのか」と激怒。大惨事が起きながらわずか1年あまりで原発の安全性を確保したとする政府への不信感を露わにした。 人見さんは、所属する市民団体「原発いらない福島の女たち」のメンバーらとともに、29日昼から国会前で抗議行動を行い半日にわたり政権への怒りをぶつけた。 安全対策が放置された大飯原発再稼働 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・(以下略)・・・・・・・・・・・・・・・・・・ |
フクシマウォッチ:大飯原発は政府の主張通り、地震に対して安全なのか? 2012/6/29 ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 2人の著名な地震学者は、再稼働準備中の関西電力大飯原子力発電所の2基の原発は、――少なくとも地震に対する安全性の観点からは――安全性が完全に検証されていないと主張している。 地震学者の神戸大学の石橋克彦名誉教授(地震学)と東洋大社会学部の渡辺満久教授(変動地形学)は26日、大飯原発の潜在的危険性および現時点での原発の安全性評価の落とし穴について会見した。 大飯原発が位置する若狭湾沿岸の安全性に関する政府の判断は、海底に2つの活断層があり、同原発は地震が起きても持ちこたえるための必要な全ての措置を取っているとの仮定に基づいている。 しかし、石橋名誉教授は、同地域の断層が生み出す地盤移動の力を過小評価していると主張する。日本外国特派員協会での26日の記者会見で、同名誉教授は近くに第3の活断層が存在する可能性があるとの見方を示した。石橋名誉教授は、これら3つの断層が全て同時に動く場合、政府の予想を上回る揺れが生じる可能性があるとの見方を示した。 また、渡辺教授は大飯原発周辺地域の3つの断層が結びついている可能性があると指摘し、その線にそって連鎖反応が起こる可能性も否定できない、と語った。そうなれば、この地域でより大きな揺れが起きる可能性が著しく高まることになる。 断層とその危険性に関するこれらの学者の見方はなぜこれほど政府の見方と違うのか。 その答えとして、渡辺教授は争点となっている大飯原発の敷地内を走るF-6断層(破砕帯)の例を指摘した。関西電力はこの断層の構造に関する2つの地質学的図面を、原発建設の許可を最初に申請した1980年代に作成し、当局に提出した。この断層の南東部側の図面では何も示されていないが、北西部側の図面では活動の可能性が示唆された、と渡辺教授は述べた。さらに、渡辺教授によると、関西電力は断層が活断層かどうかを最近判断した際に、規制当局の原子力安全・保安院(NISA)に南東側の図面だけを提出した。 渡辺教授は、(原発について)判断した“専門家”の専門性と中立性には大いに疑問がある、と語った。同教授は、政府は大飯原発の再稼働を決める前に一層の調査を行うべきだったとの見方を示した。両教授はともに、政府および電力各社は原発の耐震安定性について調べるために外部の独立系専門家を採用すべきだと主張した。 関西電力の広報担当者は、同社が南東側の図面だけを提出したことを確認したが、もう一方を隠す意図はなかったと述べた。同広報担当者はJapan Real Time(JRT)に対し、「設置許可申請書における評価を示す一例として」、同社はこの図面を提出したと明らかにした。さらに、関西電力は政府の新安全指針の下、2010年に同社のデータを再度調査し、断層は12万~13万年にわたり活動がないと結論したと続けた。 NISAの広報担当者は、現在は同地域ではその上にビルが建設されていることから、この断層のさらに最近の図面については入手していないと説明した。同担当者はJRTに対し、NISAは引き続きこの問題を調査しており、関西電力にこれらの図面が最初に作成された当時の写真を提出するよう求めていると明らかにした。関西電力はこうした写真は既に存在しないと話しているが、NISAは再度確認するよう求めているという。 記者: Yoko Masuda |
最後まで読んでくださってありがとう
クリックを
記事は毎日アップしています。
明日もまた見に来てね