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熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

新型コロナの科学

2021-03-04 15:38:08 | 
黒木登志夫さんが書かれた中公新書「新型コロナの科学ーパンデミック、そして共生の未来」を読みました。

ノーベル賞を受賞した山中伸弥さんが推薦の言葉を書かれているように、この本1冊で感染症やウイルスの基礎知識、各国の対策、研究開発の状況、今後の提言と、膨大な情報を分かりやすく整理して、科学的に説明されています。

数多くの新型コロナウイルスに関係する本を読みましたが、この本がコンパクトに余すところなく、分かりやすく説明されている本はありませんね。

この本には、「新型コロナウイルスについて知る」「新型コロナ感染症を知る」「感染を数学で考える」「すべては武漢から始まった」「そしてパンデミックになった」「日本の新型コロナ」「日本はいかに対応したか」「世界は以下に対応したか」「新型コロナを診断する」「新型コロナを治療する」「新型コロナと戦う医療現場」「そして共生の未来へ」について科学的な見地から分かりやすく説明されています。

民間臨調の報告書で、PCR検査の拡充に反対したのは厚労省と書かれています。

その理由は、検査は症状のある人と濃厚接触者に限るという厚労省の方針に反するからということらしい。

首相官邸のPCR検査拡充方針に対して、厚労省はPCR検査拡充に反対する内部文書を作成して国会議員、官僚に対してネガティブ・キャンペーンを行っていました。

つまり、国民の生命・健康よりも既得権益を優先させたことになります。

とんでもない奴らですね。

もちろん厚労省全体ではなく一部の人達でしょうが、PCR検査拡充に反対して闇でうごめいた人達、COCOAの開発に関係した人達、ワクチン接種用注射器の発注に関係した人達と厚労省幹部、厚労大臣、首相の責任は重いので、責任を追及するべきですね。

ご一読をお勧めします。





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文豪通信

2021-03-02 18:48:17 | 
NHKラジオ深夜便「文豪通信」を読みました。

NHKラジオ第一で放送されている「ラジオ深夜便」の中でも人気のあるコーナー「文豪通信」を再現記録したものです。

名だたる小説家たちがプライベートで綴った、魅力あふれる手紙から、彼らの思わぬ一面が見えてきて面白かったですね。

夏目漱石、島崎藤村、宮沢賢治、志賀直哉、芥川龍之介、川端康成、石川啄木、太宰治、北原白秋等、数多くの文豪の興味深い一面が見られます。

私が好きなのは夏目漱石の手紙ですね。

励ましの手紙から抜き出したものですが、さすが漱石ですね。

「自分の心が高雅であると下等な事をする物などは自然と眼下に見えるからちっとも臆する必要が起こらないものさ」
(自分が気高く優雅だったら、相手は自分の位置よりずっと下に見えるから、気後れしておどおどする必要なんておこらない)

高雅でありたいものですね。


「世の中は泣くにはあまり滑稽である。笑うにはあまり醜悪である。」

心に余裕が生まれてきますね。


「ラジオ深夜便」を聴きたくなりました。



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経験なき経済危機

2021-02-11 21:29:27 | 
野口悠紀雄さんが書かれた「経験なき経済危機 日本はこの試練を成長への転機になしうるか?」を読みました。

新型コロナウイルスの感染により私たちはかつてない経済危機に直面しています。

第二次世界大戦に続く二番目の危機ということになります。

新型コロナウイルスは、これまでに社会が抱えていた様々な問題や矛盾を白日の下に曝け出しました。

格差、制度の歪み、政治家の資質、デジタル化の遅れ等の問題点を見事にあぶり出しましたね。

この本では、①日本経済が受けた打撃(休業者の激増、激減した企業利益)、②迷走を続けた政治の対応、

③多過ぎる不適切な政策、④財政支出でインフレにならないか?、⑤実体経済から離れた株価の動き、

⑥ニューノーマルへの移行を妨げるもの、⑦生産性の引き上げが急務 についてデーターや正確な事実に基

づいて分かりやすく説明されています。

新型コロナウイルスが日本経済に与えている影響と今後の展開が良く分かる本です。

ご一読をお勧めします。



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論文執筆依頼

2021-01-10 19:27:51 | 
雑誌に掲載する論文の執筆の依頼がありました。

雑誌の特集記事「オープンイノベーションを成功させるには」の中で、私は「共同研究の成功の秘訣」に関する論文を執筆します。

論文執筆納期は2月中旬なので、じっくり検討することができます。

早速、論文の構成立案と関連文献の調査を開始しました。

読者の皆様の参考になる論文を執筆したいですね。

頑張ります。





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書籍原稿を作成しました。

2020-11-30 20:19:14 | 
書籍「研究開発テーマの評価と中止/撤退判断の仕方」の私の担当項目の原稿作成が終わりました。

私が担当したのは、「共同研究開発における中止・離脱に関わる契約の留意点」です。

このテーマは、以前セミナーで講演したことがあるので、資料の大半は収集してありました。

最近の裁判例の追加と具体的な事例の追加を行い、書籍原稿としてまとめました。

原稿作成が終了してノンビリしたいのですが、オンラインセミナーの資料作成納期が迫っています。

もうひと踏ん張りしますか。




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科学の分類

2020-11-12 19:52:02 | 
篠原信さんの「ひらめかない人のためのイノべ―ション技法」に書かれていた科学の分類。

実験科学 ⇒ 実験で検証を重ね、新現象を把握し、新規技術開発につなげる

観察科学 ⇒ 観察して仮説を立て、別の観察結果で検証することで、信頼性の高い仮説をあぶり出す

理論科学 ⇒ 数学や理論物理のように、正しいとされる理論から論理を伸ばして新たな理論を構築する

工学系やバイオ研究などは実験科学に分類されますね。

実験できない惑星科学や古生物学などは観察科学に分類されます。

実務には応用しにくいのが理論科学ですね。
経済学は、この分類に近いかもしれません。

実験科学か観察科学を駆使して実務に役立てることになりますが、大切なことは自分が考えた仮説が現実にあわなければ間違いを認めて新たな仮説を考えるということが正しい科学の考え方です。

自分の仮説に固執して間違いを認めないのでは科学に携わる者とは言えませんね。

政治家や官僚は科学的な見方をしているとは言えませんね。

クラスター対策に固執している感染症研究者も科学者とは言えない。

科学的な見方を大切にする政治家や官僚、感染症研究者が我が国の新型コロナ対策を行ってほしいものです。


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書籍発刊

2020-10-31 20:47:42 | 
技術情報協会から「研究開発者のモチベーションの高め方と実践事例」という書籍が発刊されました。

この本の第9章第4節「職務発明の会社帰属に伴うモチベーション低下への対応と職務発明の金銭的価値の評価、技術者の処遇」の執筆を担当しています。

この本は分厚くて少々お高いのですが、企業実務で参考になる点が多く記載されていますので、お読みいただければと思います。

現在、共同研究の中止、離脱に関する執筆を行っています。

この執筆は11月末が納期なので、そろそろエンジンを前回にしていかなければいけませんね。

焦らず急がずじっくりと仕上げていくことにします。




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推薦する2冊

2020-10-24 08:54:20 | 
最近読んだ本の中で参考になった2冊の本です。

1冊目は。波場直之さんが書かれた「素粒子の探求で宇宙が見えてくる」です。

素粒子は、私が興味をそそられる話題で、多くの本を読んでいますが、この本は初心者でも理解しやすいように挿絵や表現を工夫して書かれています。

素粒子を探求していくと、生命の誕生や宇宙の謎にまで行きつくという興味深い話題が豊富に紹介されています。

ご一読をお勧めします。

2冊目は、赤木雅子さんと相澤冬樹さんが書かれた「私は真実が知りたい」です。

赤木雅子さんは、森友学園問題で夫の俊夫さんを理不尽に失った奥さまです。

この本では、赤木俊夫さんに「森友」改ざんを強いて死に追いやり、自分は逃げて出世している間達が実名で書かれています。

この本を読むと、本当に理不尽な間たちに囲まれて追いつめられていたことが良く分かります。

このような間たちは法で裁くか、社会的に裁かなくてはいけません。

悪がはびこる世の中にしてはいけない。

実名で書かれた本人の家族は大変だろうと思いますが、死に追いやられた俊夫さんの無念さには比較できませんね。

良心の欠けらでもあれば、真実を洗いざらい公表すべきです。

この本もご一読をお勧めします。



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新型コロナについて考える

2020-09-29 20:44:04 | 
新型コロナに関する知識を得て賢い判断ができるようにしたいと考えて多くの本を読んでいます。

その中の2冊をご紹介します。

1冊目は、PHP新書「変質する世界 ウィズコロナの経済と社会」です。
この本は、第一部で、日本と世界の叡智への問いと題して、安宅和人さん、養老孟史さん等の参考になる著述が記載されています。
第二部では、ウィズコロナを読み解くと題して、御立尚資さん、宮沢孝幸さん等の著述が記載されています。
全ての著述が参考になるのですが、私が最も参考になったのは、宮沢孝幸さんの「経済活動は1/ 100作戦で守れる」です。
著者によれば、新型コロナウイルスの感染者から非感染者へウイルスが到達するのを1/ 100に抑えれば感染を防げるということです。
そのためには、①マスク着用 ②手洗いの励行 ③食事中に会話しない ④部屋の換気に気をつける の4点に留意して行動するというものです。
すなわち、コロナウイルスの感染から身を守るための4つの行動指針です。
これなら守れそう。

2冊目は、藤元健太郎さんの「ニューノーマル時代のビジネス革命」です。
この本は、新型コロナウイルス感染によるニューノーマル環境でのビジネスについて具体例を挙げて解説しています。
このような厳しい環境下でもビジネスチャンスを求めて行動している人がいるとは驚きですね。
まさに、ピンチはチャンスです。
見習いたいものです。
目から鱗が落ちる本です。



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書籍発刊

2020-08-09 18:06:02 | 
「共同研究開発」の書籍が7月31日に技術情報協会から発刊されました。

私も著者の一人として名前を連ねています。

私が執筆したのは、第1章第2節の「共同研究開発着手前に検討しておくこと」です。

私の執筆部分は別にして、研究者、技術者、知財担当者に役立つ内容です。

少々高額なので、企業や団体で購入して参考書として活用していただければいいと思います、




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