熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

リセットか、拠り所の喪失か

2011-03-26 19:46:29 | Weblog
東北・関東大震災のあまりの衝撃の大きさに、被災地以外の人々も喪失感を抱いているようです。

ある方のブログに、「大震災によりリセットされたようで、何も手がつかない」と書かれていました。

確かに、リセとされたという表現は共感できますが、私は、どちらかというと「拠り所を失ったことにより何も手がつかない」という感じがしています。

多くの人々は、安定した何かを心の拠り所にしていて、その拠り所を頼りにして多くのことに挑戦しているのではないかと考えています。

心の拠り所は、人のより異なるでしょうが、例えば、家族、仕事、趣味、お金、ライフワーク、所属組織・団体、地域社会等です。

今回の大地震で、多くの人々が拠り所としている家族、地域社会、仕事、お金等をあっという間に失いました。

被災地以外の人達も、新聞、テレビ等の報道で、拠り所を失った被災者の喪失感を共有しているのかもしれません。

それに加えて、原発事故による放射能流出、停電という不安も感じています。

存在し続けると考えていた拠り所が全てなくなり、何を拠り所にしていったら良いのか、暗中模索の状態にあると思います。

そうは言っても、いつまでも暗中模索の状況の中にいるわけにはいきません。

被災者のことを考えれば、私達がめげている場合ではありませんからね。

チームワークを発揮させて、日本というチームを前進させることが重要です。

与野党の権力争い、東京電力の不公平な取り扱い、新聞・テレビの根拠のない主張等のチームワークを乱すような行動は止めなければいけません。

被災地で献身的に働く、自衛隊、消防庁、東京電力現地社員と協力企業の社員、被災地の公務員、ボランティア等の皆さんに感謝いたします。




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