熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

この報告も無視するのか

2020-12-12 00:14:52 | 感染
英スコットランド自治政府のスタージョン首相は9日の記者会見で、今夏以降の新型コロナウイルスの感染再拡大は旅行が原因だったと発表しました。

英科学者チームがウイルスの遺伝子配列を解析した結果、夏季の旅行によって英国内外からウイルスがスコットランドに持ち込まれたと結論付けています。
そして、クリスマス休暇を前に、不要不急の旅行の自粛を住民に改めて呼び掛けました。

感染拡大中の日本では、政府が推進する観光支援策「Go To トラベル」をめぐり、菅義偉首相が「感染拡大の主要な要因とのエビデンス(証拠)は存在しない」と主張しているが、スコットランドの調査結果は日本の議論にも一石を投じる可能性がありますね。

それにしてもリーダーの資質の違いは明らかです。

スコットランドの首相は、科学的知見に基づいて国民に呼び掛けていますが、日本の首相はいい加減なデータで非常識な政策をごり押ししている。

日本でも第三波の遺伝子解析を行っているはずなのだが、その結果が何故か公表されない。

政府に取って都合の悪いデーターなので、感染研が隠しているのでしょうね。

「英国の調査によると、感染第1波では約300種類の新型コロナウイルスがスコットランドで広がったが、3月から実施したロックダウン(都市封鎖)の結果、これらのウイルスは7月までにほぼ根絶された。しかし、今夏以降の第2波は、第1波とは全く異なる系統の遺伝子配列を持つウイルスによって引き起こされた。」ということです。

第2波で確認された新系統のウイルスが、英国内と国外の双方からもたらされたことも判明したそうです。

スタージョン首相は「調査結果は一度は抑え込んだ感染が再拡大した背景に、旅行が大きな役割を果たしたことを明確に示している」と述べていました。

科学的事実を隠さずに公表して、その分析結果を国民に説明して協力を求める姿勢がないと感染抑制は成功しません。

日本政府と自治体の長の責任は非常に重い。

この重い責任に耐えられないなら、さっさと辞めろ。



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