熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

変異ウイルスとの闘い

2022-09-08 17:02:27 | 感染
黒木登志夫さんが書かれた「変異ウイルスとの闘いーコロナ治療薬とワクチンー」を読みました。

黒木登志夫さんは、山中伸弥さんのブログで紹介されている方で、コロナウイルス感染症に関する参考になる意見を述べられています。

この本には、「パンデミックは続く、変異も続く」「ワクチンの基礎知識」「ワクチン開発物語」「ワクチンをめぐる困った問題」「日本のワクチンはなぜ遅れたのか」「治療薬への期待」「医療逼迫はなぜ起こったか」「コロナ禍の終わりに向けて」についてデータを基に分かりやすく書かれています。

黒木さんが判断した、ベスト・プラクティス7とワースト・プラクティス7です。

「ベスト・プラクティス7」
① 国民 ⇒ 国民は我慢強く、きちんとルールを守った。
② 医療・介護スタッフ ⇒ 感染者のために働く人たちに感謝感謝です。
③ 公務員 ⇒ 感染対策に携わった地方公務員です。
④ 全国知事会 ⇒ 一番積極的に対処したリーダーです。
⑤ エッセンシャルワーカー ⇒ 社会のインフラを支える人たちの働きがなければ恐ろしいことになったでしょうね。
⑥ 学生 ⇒ 学生に限らず、子供たちはよく我慢してくれました。
⑦ オンライン会議 ⇒ コロナ禍で、オンライン会議ができたのは良かったですね。

「ワースト・プラクティス7」
① Go Toキャンペーン ⇒ 政治家が目先の利益のために行った愚策です。菅元首相の責任は大きい。
② 医療逼迫 ⇒ コロナウイルスは、隠れていた医療の問題を浮き彫りにしました。
③ PCR検査 ⇒ すべて厚労省の無能な担当者と無能な担当大臣の責任です。
④ ワクチンの遅れ ⇒ 厚労省と政治家の無策・無能が原因ですが、この遅れのために多くの犠牲者がでました。
⑤ リスクコミュニケーション ⇒ 尾身会長のリスクコミュニケーションは最悪でしたね。担当大臣はもっと酷い。
⑥ 専門家の未失の故意 ⇒ 専門家会議の未失の故意的行動です。
  ・ ワクチン接種に積極的にかかわらなかった
  ・ 医療体制の問題に積極的にかかわらなかった
  ・ PCR検査抑制の片棒を担いだ
  ・ Go Toキャンペーンに加担した
⑦ 政府と官僚の縦割り行政と無謬性神話
  厚労省はほかの省に感染症の資料を渡すのを嫌がり、大学との協力も拒否した。
  政府と官僚は間違えを認めないし、責任も取らない。

私も同じ意見です。

この本は2022年3月に書かれているので、第7波が落ち着いたところで第8波の対策も含めて続編を執筆して欲しいですね。



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