サイボウズ代表取締役社長・青野慶久氏「日本にはびこる忖度精神を変えないといけない」という日刊現代の記事を読みました。
マイナンバーカードトラブルについて語っていました。
「プラスチック製の「物理カード」を全国民にバラまけば、コストはかかり、大量業務で現場が混乱し、トラブルが出てくるのは当然。だいたい予想していた通りのことが起きているな、という印象です。」
トラブルの原因について、「設計が悪かったということでしょう。「誰の何を解決するのか」という根本的なことを決めずに走り始めてしまった印象です。なぜそう思うかというと、公式サイトに「マイナンバーカードでできること」がまとめられているのですが、あまり大したことが書いてないからです。例えば「証券口座開設など民間のオンラインサービスで使える」とあるのですが、オンラインの証券口座はマイナカードがなくてもつくれます。「コンビニで住民票の写しなどの公的な証明書を取得できる」というのも、それでどれだけの人が喜ぶのか……。「誰の何を解決するのか」をよく議論しないまま、とにかく個人認証の仕組みを「物理カード」によってつくることを決めてしまった。だから、利便性が高まらない一方、コストばかりかかる構図になってしまったのだと思います。」
「このままだとコストが膨らむばかりですから、本当は「ごめん、間違えた」と言って、立ち止まればいいと思います。ただ、失敗を認めたくないから、止まれないのでしょうね。メンツなのか、それとも利権になっているのか。まるで、負けると分かっていながら戦争に突っ込んでいった戦前の日本のようです。」
「何でこんなにマイナカードの普及率は低いんだっけ」と考えていれば、結果は違ったと思います。普及率が低い理由は「利便性が低いから」です。利便性が高かったら、ポイントなんか配らなくたって皆使いますよね。そこに気づいて止まる勇気があればよかったのですが……。残念です。」
私も同じ考えです。
システムの目的を行政側の利益に求めて、利用する国民の利益を考えていなかったのが失敗の原因ですね。
民間のシステムの場合、利用者の意見を最大限尊重するので、よほどおかしな企業でなければこのような問題は発生しません。
国民が変な忖度をしないで声を上げることが大切ですね。
ネットを大勢の賛同者を募って政府に伝える、内閣支持率、政党支持率を下げるような運動をするなど、国民が忖度しないで声を上げるのが必要です。
日本の忖度文化?を変えるために行動を開始しましょう。
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