国際司法裁判所(ICJ)は26日、パレスチナ自治区ガザ地区への攻撃を続けるイスラエルに対し、暫定措置としてジェノサイド(集団殺害)行為を防ぐ「全ての手段」を講じることなどを命じました。
攻撃がジェノサイドにあたるとして、南アフリカが提訴し、軍事作戦停止を含む暫定措置を求めていましたが、ICJは人道危機に懸念を示したが、作戦停止の命令には踏み込みませんでした。
ドノヒュー裁判長は「この地域で繰り広げられている惨劇を痛感しており、人命の損失と人々の苦悩が続いていることに深く憂慮している」と述べ、イスラエルにジェノサイドの防止と関連の証拠の保全を命じました。
命令にはジェノサイドの扇動を防止する手段を講じることや、ガザの人々への人道支援を供給するために、有効な方策の即時実施も含まれています。
ICJの暫定措置命令は、ジェノサイドの認定は伴わず、長期化が見込まれる裁判の審理が継続する間、緊急的に人々を保護するための仮処分です。
命令に法的拘束力はあるが、ICJには強制的な執行手段がありません。
国連の司法機関であるICJはこれまで国家の行為にジェノサイドを認定したことはなく、認定にはジェノサイドの意図を立証する必要があり、ハードルは高いのが実情です。
しかし、イスラエルはこの命令を無視することはできないでしょう。
あとは、国際世論が後押しするだけです。
ガザに一日も早い安全と平和が訪れますように・・・
もちろん、ウクライナにも。
プーチンとネタ二エフには虐殺の報いがあることを・・・
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