熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

選挙制度

2012-06-19 17:47:42 | Weblog
ギリシャのやり直し選挙で、緊縮財政維持派の新民主主義党(ND)が得票率は29.7%、獲得議席数129、これに対して、緊縮財政反対派の急進左翼進歩連合が得票率26.9%、獲得議席数71だそうです。

ここで疑問が。

得票率の差と比較して獲得議席の差が大きい。

そこで、ギリシャの選挙制度を調べてみることに。
ギリシャの選挙制度は、いわゆる「非拘束名簿式比例代表制」と呼ばれる選挙制度で、基本的に、立候補した個人名で投票するのですが、それが各党の得票となり、各党の当選する議員数が決まります。

日本のように、名簿順位が上の人から当選する制度では無く、各候補者の個人名での得票数により決定されます。

さらに特徴的な点は、得票率トップの政党に対する優先配分制度(いわゆるボーナス)があって、得票率1 位の政党には、自動的に50 議席配分されます。

過半数を取れる政党がいないことによる政治の不安定を解消するための制度でしょうか。

何とも理解に苦しむ選挙制度です。

このボーナスをもらっても新民主主義党(ND)が単独過半数を獲得できず、他の政党との連立を模索するという不安定状態です。

連立協議を成功させて、政治の安定化を図り、ユーロ危機をこれ以上拡大しないようにして欲しいものです。

それにしても変わった選挙制度だな〜。







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