熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

先願主義

2011-09-12 20:50:45 | Weblog
米上院は8日、特許法をインターネット時代にあわせて大きく変え、ハイテク技術革新を促進するため特許法の改正法案を賛成多数で可決しました。

すでに下院では可決されており、オバマ大統領は速やかに署名するとみられています。

この改正法案が成立すれば、米国の特許は「先発明主義」から「先願主義」に変わることになります。

もう何年も前から先願主義に変わると言われ続けて、なかなか改正されなかった先発明主義も、これで終りを告げることになります。

米下院司法委員会はウェブサイトに声明を発表し、「今年、史上初めて中国が米国と日本を特許件数で抜いて世界第1位になる見通しだ」と警告しているそうです。

「われわれの時代遅れの特許制度はイノベーションの障壁になっていた」とも述べていました。

遅まきながら米国もグローバル・スタンダードを受け入れることになりますね。

米国の先願主義への移行により日本企業の特許出願戦略がどのように変わるべきなのか、これから多くの講習会のテーマになりそうですね。







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国立国会図書館

2011-09-11 21:11:14 | Weblog
久しぶりに国立国会図書館に行ってきました。




論文を作成する際に必要な参考文献・資料の8割程度は、大学図書館、弁理士会の蔵書、市立総合図書館で入手できますが、残りの2割は、国立国会図書館のお世話になります。

修士論文作成の際にもかなりの日数通いました。

所蔵資料・文献の数は、日本一で、ほとんどの文献・資料は、ここで入手できます。

オブジェを横目に見て、図書館入口へ。







今回は、先使用権に関する論文の作成に必要な文献の閲覧と複写をすることが目的です。

事前に調べた8つの文献を閲覧して、必要な箇所を複写するので、1時間で終わるかなと思っていましたが、利用方法等がかなり変わっており効率的な閲覧・複写ができなかったこと、文献を閲覧していたら不足の文献の存在が明らかになり、4つの文献を追加して閲覧した等のため、結局、2時間半も費やしてしまいました。

これで論文作成に必要な文献は揃いましたので、あとは論文を作成するだけです。

何とか今月中に終わらせたいと考えていますが、ミステリーチャンネルで新作ミステリ番組が始まり、そちらに時間が取られそうで、どうなることやら。





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ブラックホール

2011-09-08 22:34:52 | Weblog
地球から5440万光年離れた銀河の中心にある巨大ブラックホールの位置を、極めて高い精度で特定することに世界で初めて成功したと、国立天文台などの研究チームが、8日付の英科学誌ネイチャーに発表しました。

ブラックホールの存在は理論上確実視されているが、現在までに実際の観測例はありません。

おとめ座にあるM87(地球から約5440万光年離れた銀河)のブラックホールが噴出しているとされるジェットに着目して、米国各地の電波望遠鏡10台をつなぎ、巨大な口径の電波望遠鏡として透過率と解像度を上げ、これまで光学望遠鏡では捉えられなかった噴出口付近までのジェットの撮影に成功したそうです。

ブラックホールは銀河の発生と進化に深い関係があるとされているので、精度がさらに上がれば、ブラックホール自体の姿を捉えることができ、天文学上の大きな謎に迫れることが期待されます。

ブラックホールを実験的に発生されることも検討されています。

ブラックホールの実体が明らかになれば、多元宇宙、暗黒エネルギー等の宇宙の謎に迫ることができます。

今後の研究成果に期待しましょう。






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大学図書館

2011-09-06 23:10:03 | Weblog
私が利用している図書館は、市内の総合図書館、市民センター内図書館、弁理士会館所蔵図書、そして自宅近くの大学の図書館です。

北海道旅行のため、3週間程利用していなかった大学の図書館へ行ってきました。

この大学は、自然に溢れた環境の中に建っているので、緑が多いのが特徴です。

大学の正門をくぐると、緑の並木道が続きます。




所々に特徴的なオブジェが。




そして図書館へ。




今日借りたのは、新刊本6冊で、
知財関係の本が1冊、
原発関連の本が2冊、
原発推進派が書いた本と原発反対派が書いた本です(異なる立場の人の意見を参考にするため)。
宇宙に関する本が1冊、
数学の本が1冊(最近、数学の力が落ちてきたようなので、元に戻すためです)、
東アジアの防衛に関する研究書が1冊です。

この大学の図書館は新刊本が多いので助かっています。
1日に30冊以上の新刊本が入っており、大学の専門学部に関係する新刊本がすぐに読めるのは魅力的です。


1年間500円の会費で200冊以上の新刊が読めるのですから、堪えられませんね。




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よい国のニュース

2011-09-04 16:38:22 | Weblog
私が好んで見ている番組の一つにBS日テレ「よい国のニュース」があります。

この番組は、元気になる、楽しくなる話題だけを紹介するもので、見ていて前向きな気持ちになります。

この番組で、福島の詩人和合亮一さんを特集していました。
和合さんは、震災直後からTwitterで福島の現状を本音で、生々しく発信されてきました。

新聞、テレビ報道とは異なる視点から情報発信しており、福島在住の方の根源的な訴えが心にしみます。

福島原発事故で多くの方が避難していくなかで、和合さんは地元に残り情報を発信されていました。
その時に、和合さんが感じたことは、「これで福島は地図から消える」ということで、この思いは今も変わらないそうです。

原発事故の影響で、避難者が地元に帰れるのは20年後とも30年後とも言われていますので、和合さんの思いは正しいのかもしれません。

放射能の恐ろしさ、原発の危うさを痛感せざるを得ません。

和合さんの詩は、福島に住む人の根源的な叫びを綴っていますが、政府が悪いとか県や町が何もしてくれないという方向へ進むことはありません。

これが私たちの心を打つのでしょう。

新聞やテレビの報道は、ある狙いにそって記事を書いたり、番組を作っているので、地元の人が感じていることをストレートに表現していません。

新聞を読んでもテレビの報道番組を見ても違和感を感じるのはそのせいでしょうね。

ツイッターやフェィスブック等の情報発信媒体が、新聞やテレビに取って替わる日も近いのかもしれません。





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