千歳公園の東側の道路の拡幅と馬見ヶ崎橋の架け替え工事が進行中だ。今日、公園の前を通って紅葉がきれいなので、カメラに収めてきた。雨上がりの微風に、紅葉した葉が音もなく降っていた。千歳公園には護国神社や国分寺があり、かっては薬師堂があったので薬師公園の愛称でも市民に親しまれた公園である。
舞ふ落葉秋のダンスと子の日記 松田 滋夫
5月8日の薬師祭には、露店や飲食店が軒を連ね、サーカスや見世物小屋など、年1回の祝祭空間として賑わいを見せていた。どんどん焼きや綿菓子など、昔懐かしい昭和の風景は、今も記憶に残っているが、いつの頃からか姿を消した。このお祭りに合わせて、全国からくる植木商による植木市は現在も続いているが、かつての賑わいはだんだんと縮小されていくようだ。
旧県庁から新築西通り、県立山形東高、千歳公園などとともに、洪水で市民を悩ませた馬見ヶ崎川を改修したり、埋め立てて今日の街の形にしたのは、初代県令であった三島通庸の功績である。旧県庁の東側には、三島通りがあって、県令の名は街の名として残されている。