常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

ニゲラ

2015年05月28日 | 


花の写真を撮っていると、一年に2、3種知らなかった花の名を覚える。ニゲラは昨年覚えた。花を支える茎に付く葉は糸状で特徴がある。和名はクロタネソウで、黒い種子で香りがよくドライフラワーして楽しむらしい。ニゲラはラテン語で、黒いという意味である。

先日山登りをしていて、ラショウモンカヅラという花に行きあった。こちらはシソ科の植物で、長い花の形を、羅生門で切り落とされた腕になぞらえたらしい。紫色の美しい花であるが、なぜそんなおぞましいものになぞらえられたのか不思議だ。山の仲間のsさん庭に咲いているという。


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ジャガイモの花

2015年05月28日 | 農作業


お隣の畑にジャガイモの花が咲いた。この花を見ると、遠い故郷を思い出す。北海道農家では、どこの家もジャガイモを栽培したからだ。北海度を開拓した時代、ヨーロッパの気候風土と似ている北海道は、ジャガイモが風土に適した作物と判断されたためであろう。花が散ってしばらくすると、もう新じゃが地中で大きくなっている。お盆の前に新じゃがを掘り出して食べるのが楽しみであった。

私が子どものころ、畑仕事を手伝うことなど殆どなかったが、ハロウで掘り起こした芋を拾うのは子どもの手も借り出された。種芋作りも手伝った。山のように積まれたジャガイモを芽の出る部分を残して4つほどに切っていく。俵詰めにした種芋は本州に送り出される。北海道のほくほくする美味しい種芋は、北海道の種でなければならなかった。しかも一代だけの種だ。本州でできた芋を種芋にすると、もうあのほくほく感は失われのだという。そのため、毎年、本州むけの種芋が北海道の農家で生産された。

じゃがいもの花に朝の蚊沈みゆく 阿部みどり女

ジャガイモは南米アンデス山脈の高所が原産地である。はるばる海を越え、インドネシアのジャカトラを経て日本に渡来した。そのためにジャガタライモと呼ばれていた。
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