常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

節分

2021年02月02日 | 日記
今日2月2日節分。2月3日が節分というのが、記憶に刷り込まれているが、2月4日や2月2日にずれることがある。報道によれば、2月2日の節分は明治30年以来で124年振りとのことである。一年の長さは365日となっているが、これには6時間という端数がある。閏年で1日を多く設けて、この端数を調整する。ところが、このまま4年おきに1日を増やすと、400年経つと3日増え過ぎるという不都合が起きる。そこで400年で3日減らすようにしてある。2000年のように400で割り切れる年に、春分の日がずれる訳はこんな理由からであるらしい。

節分の意味は、文字通り季節の分れ目のことで、本来であれば立春のほか、立夏も立秋も立冬もその前日は節分であった。今日の残っているのは、立春の前日だけだ。これは、1年始まりがここにあったことが原因らしい。昔の暦では、立春が正月に近く、節分が大晦日として扱われていたことによっている。
節分に恵方巻を食べるといいことがあるとされている。こんな縁起を担いだことは、この年になるまで一度もない。今年に限って、市販の巻き寿司を買って節分を祝うことにした。妻の変形性膝関節症を治す手術を明日受けることになったからである。こんな都合のいい時だけの縁起担ぎを、神様は聞き入れてくれるだろうか。この神様は歳徳神と呼ばれ、その年の福徳を司る姫神である。その年の姫神がいる方角を恵方という。その姫神の方角を向いて恵方巻を食べるとよいことがある。今年の恵方は南南東だ。二人でこれを食べるとき、少しの間だけその方角を向いた。手術が無事に成功することを祈って。

節分の夜の更け鬼気も収れり 相生垣瓜人
コメント (1)
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