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一度降った雪が溶けて芸工大のキャンパスの芝生がたおやかな曲線を見せている。草紅葉を過ぎても、枯芝の色は心を落ち着かせるやさしい色だ。年の瀬になって二つの食品に注目している。一つは牛乳。外食が減って、学校の給食がなくなる年末に余り、廃棄の危機にあるという。岸田首相が飲むことを呼びかけ、小池都知事はコップの牛乳を飲んでみせた。カルシウムや脂肪、たんぱく質を含んだ食品を廃棄するのではもったいない。ウォーキングの後の水がわり、就寝前のホットミルク。身体にいい食習慣がひとつ増えた。
もう一つはリンゴ。最近はじめたアマゾンのネットショッピングがすごく便利だ。東根の産直まで行って求めていた産直リンゴが、クリックひとつで配達される。贈答用の高価なものを選ばず、家庭用のサンフジがいい。この時期は密が詰まって、甘みも上々。10㌔を求めた。アメリカの栄養学の第一人者ジーン・カーパーの『食べるクスリ』にリンゴが取り上げられている。
ベッドに入る前にリンゴ一個を食べれば
医者はパンを乞うようになる (古いうた)
この本によるとリンゴの第一の効用は血中コレステロール値を下げ、心臓を守ってくれること。第二には血圧を下げ、血糖値を安定させる。そして第三はガンの発生を防ぐカフェー酸やクロロゲン酸が多く含まれている。この時期子どもの頃に食べたリンゴは「雪の下」と呼ばれ、冬の間のビタミンを補給する食べものであった。この品種が改良されて今ではおいしいフジになった。青森や岩手産がネットの主流だが、山形産も美味しさでは負けていない。山形の果樹を応援する意味でも、求めるのは山形産。それが、クスリの効用を持つとなれば、毎日1個、いや2個食べても、この冬はビタミン不足にならずに春を迎えられる。
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