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紅葉が広がる京都の町を、トコトコお散歩するミモロ。
その日、やって来たのは、紅葉のライトアップを開催中の「高台寺」周辺の「ねねの道」。
ここは、東山の観光名所のひとつ。八坂神社から、清水寺へ向かう人気のお散歩コースに当たります。
石畳が続く風情ある「ねねの道」では、道の脇の塀から、枝を伸ばした紅葉が、訪れる人の目を楽しませています。
「いい気持ちー。ちょっとここらでひと休み!」とミモロは、その道沿いにあるお寺の門の中へ。
ミモロ、そこに何があるの?
「まぁ、付いて来て…」境内の一角に、緋毛氈を掛けたベンチが。
「ここ、ここ…」ミモロのお目当ては、『茶寮 都路里』です。
『茶寮 都路里』は、宇治茶の老舗『祇園辻利』の甘味処。昭和53年(1978)に、美味しいお茶を、若い年代からご年配の方まで、幅広く、手軽に味わって欲しいと、祇園本店にお茶を飲める場所を作ったのが、始まりです。
そもそも「祇園辻利」の創業は、万延元年(1860)、初代辻利右衛門が、山城国宇治村(現在の宇治市)に、お茶の製造と販売を始めたことから。時を経て、祇園に拠点を構え、名を「祇園辻利」と改めます。
さて、ここ高台寺店ができたのは、平成10年。常に行列ができる四条通の祇園店同様、ここも、お店のオープンを待ちかねたように、観光客が次々に訪れる人気店です。
『茶寮 都路里』を訪れる人のお目当ては、良質の宇治抹茶を使ったパフェやドリンク。
店内に入ったミモロは、まずメニューを、真剣に見て行きます。
抹茶を使ったドリンクも、アイスクリームが浮かぶ宇治フロートや、グリーンティーソーダなど種類もいろいろ。抹茶ソフトを使ったパフェも、バラエティー豊かで、「うーん、どれも美味しそうで迷っちゃう」と、ミモロは、なかなか決められません。
迷った時は、お店のおすすめの品を…。ミモロが、やっと選んだのは、高台寺店限定の「京絵巻」(1260円)という京の秋の景色をイメージしたスイーツの盛り合わせ。
「うわーいっぱい…どれから食べようかな?」
大きなお皿には、玄米・抹茶・ほうじ茶のカステラは、まるで落ち葉の庭を、紫芋などのペーストが入った長細い最中は、庭のせせらぎに渡る橋を、そして白玉と抹茶団子、栗などが周囲を飾る抹茶アイスは、築山を思わせます。
「秋の味は、美味しいねぇー」と言いながら、お皿の上の秋の風情は、すっぽりとお腹の中へ。
お店の売店には、オシャレなパッケージ入りのほうじ茶や煎茶、
お茶を使ったカステラやクッキーなどもあり、おみやげにピッタリの品々がいろいろ並んでいます。
帰りかけたミモロは、ふとお店の入口を振り返ると…。修学旅行生が、美味しそうに何か食べている姿が。「あ、抹茶のソフトクリームも食べなくちゃ!」と。さすがお茶の老舗が作るソフトクリーム、抹茶のお味が濃く、良質の抹茶の風味が、口にフワリと広がる美味しさ。
「たくさん盛ってくれるといいなぁ」と願いつつ、ソフトクリームを作る手元をじっと見つめるミモロです。
「ハイ、どうぞ」とお店の方に、大きなソフトクリームを渡されたミモロ。
「わーたくさん!」と嬉しそう。
秋の陽光が注ぐ「ねねの道」を、幸せそうにソフトクリームをなめながら、トコトコ歩くミモロです。
*『茶寮 都路里』の詳しい情報は、『祇園辻利』のホームページからどうぞ!
{茶寮 都路里 高台寺店」電話075-541-1228 11:00~18:00 無休 高台寺「ねねの道」沿いにあります。