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「初冬の京北まるごと体験ツアー」の夜は、小蕪の収穫や見学ツアーの疲れを癒し、明日の納豆仕込み作業のエネルギーをチャージするために、ミモロは、ツアーの世話役である「京都府立ゼミナールハウス」の安谷さんに温泉に連れて行っていただくことに。
「近くに温泉施設がありますから、行ってみますか?」と聞かれ、
「えー、京都の山里に温泉があるの?」と、東京にいた時から、箱根や湯河原、伊豆などに行った温泉好きのミモロは、ビックリ。「行く!行く!」と、夕食を済ませると、タオルを持っていそいそとお出掛けです。
向かうは、宿泊場所の「京都府立ゼミナールハウス」から、車で30分ほどの場所にある「スプリングスひよし」という温泉のある複合施設です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/62/a2f344b679ccf0b2b2acdecca39cc5b3.jpg)
車が到着した場所は、どうも山の中。その中に、モダンな建物が、周囲の闇に浮かび上がっています。
「山奥にこんなモダンな建物があるなんて…不思議…」とミモロは、その光景に、ちょっと戸惑い気味。
「温泉に入る前に、ちょっと施設をご案内しましょう…」と安谷さんの後とトコトコ付いて歩きます。
点々と照明が光の鎖のように続く橋を渡り、建物の奥へ。橋の向こうには、おしゃれな感じのレストランやショップの姿が、まるでステージを見ているよう。
実は、この建物があるのは、淀川へと続く桂川の上流を堰き止め造られた「日吉ダム」のすぐそば。
「昼なら、大きなダムの姿が見えるんですけど…」と。
「えーダムがあるの?」とミモロは、闇に目を凝らします。確かに、遠くに一列に並ぶ光が。そこがダムの上の部分だそう。
安定した水の供給や水害の予防などを目的に建設された「日吉ダム」は、平成10年4月から稼働。総貯水量は、近畿では最大規模のダムなのです。「地域に開かれたダム」として、周辺には、公園、温泉、プールなどが整備され、「スプリングスひよし」も、そのひとつの施設。地域の人々が気軽に利用する温泉、プール、レストランなどが揃うりっぱな複合施設です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/ed/8492fcecc6fe06f8248f4f7f982faae7.jpg)
「ウワー大きな施設なんだねー」と、模型を見ながらミモロ。
施設の1階には、地域の特産品を販売するお店が。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/54/5959b6fee178ff56fc3ce7f63011a41c.jpg)
野菜や果物などのほかに、地域の陶芸家の器や木工品などもいろいろ並んでいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/2c/a5623d846544f6700996a383ee4929da.jpg)
あれ、ミモロ何してるの?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/82/717f798a3603db438a2713263133c869.jpg)
お店の中で、しゃがんでいるミモロです。
「ヤッコラサー」と立ち上がると…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/ba/fb5f10a51c5c550e7bfec07092639066.jpg)
野菜などを運ぶ背負い籠をしょったミモロ。妙に似合ってます。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/26/d3/0893447f00a58299323498acf9e04893_s.jpg)
夜なので、建物の写真が撮影できなかったのですが、本当にモダンで斬新な建物。
実は、この建物は、さまざまな大型プロジェクトを手掛ける建築家、團紀彦さんの設計によるもので、この「スプリングスひよし」は、日本建築学会賞、土木学会デザイン賞を受章しています。
*建物の詳細は、「團紀彦建築設計事務所」のホームページで、ぜひご覧ください。
施設内をトコトコ見学するもミモロ。「あ、ひよし温泉のマスコットの『ゆっぴー』だ!」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6e/87/eee31ade1d8febf0565fd4b12a1d0372_s.jpg)
「じゃあ、そろそろ温泉に入りましょう」と、施設内を見学を切り上げて、「スプリングスひよし」の温泉施設「ひよし温泉」へと向かいます。
まずは、入口で、入浴チケットを券売機で購入。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/6e/a33a5c8081b88e2c8d44e8e5f5466c12.jpg)
チケットを持って受付へ。「あの、女性ひとり…お願いします。タオル持ってきました」と。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/df/9fedab4aae2efda40635d02be5303927.jpg)
「はい、女性おひとりですね。ゆっくり温泉を楽しんでくださいね」と、ロッカーキーをもらいます。
「では、1時間後に、ロビーで」と、安谷さんに言うと、ミモロは、いそいそと女湯へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/a3/41d0276c2c964b35d2518cccbc3ae84d.jpg)
「ひよし温泉」は、ナトリウムー塩化物泉の体が温まる天然温泉。源泉100%の露天岩風呂をはじめ、ジャグジーがある石の湯や檜の木の湯、うたた寝湯など、大きな湯船が揃っています。
なかでも、ミモロが、驚いたのは、広いサウナ。「テレビもあるー。スポーツジムでも、これほど大きなサウナはないね…」と、全身からほとばしる汗を拭き拭き、しばしサウナで過ごします。
今や京阪神地区の電力の供給はもとより、安定した水源の確保、周囲の水害の予防など、人々の生活には、欠かせない存在である「日吉ダム」。その建設で、山間の里が、ダムの底に。その地域に住む人たちにとって、生活が大きく変化する事態でした。そのため長い間、ダム建設反対運動も。長い年月を経て、ようやく完成したダムです。地域の人々の暮らしに貢献できる施設をつくることが、ダムによって生活が変わった住民ために、できることのひとつの事業です。
そのため、ダムには、いろいろな新たな試みが。堤の内部が見学できる日本で初めてのダムにもなっています。また副ダムの上をぐるりと散歩できるループ橋も、ほかにはないもの。自然環境を新たに整備し、バス釣りの屈指の釣り場として、春には桜の花見の穴場としてなど、この地域の観光にも、さらなる発展を推進する事業が続けられています。
「今日は、来ている人が少ないねぇー」と、サウナで一緒になった地域の方。
毎晩のように訪れ、温泉で疲れを癒しているそう。
「京都にこういう場所があるって、知らなかったー。京都も広いねぇ。あーいい気持ちだったー」と、湯上りに地元の「美山牛乳」で、喉を潤すミモロです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/6a/4730572f2917fe699a8eababe6a9a9ff.jpg)
すでに安谷さんは、ロビーに。
温泉とサウナで温まったミモロは、車の中でも、体から湯気が上ります。
宿泊先に向かいながら、もうミモロは、ウトウト…。
さぁ、明日は、いよいよ納豆の仕込みに挑戦です。
*「スプリングスひよし」に関する詳しい情報は、ホームページで、どうぞ…。