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明治から続く、京都料理組合主催の恒例「京料理展示大会」。
特設ステージなどでは、料理に纏わるさまざまなイベントが行われ、これも訪れる人の楽しみに。
そのひとつが、めったに見ることができない「式包丁」。
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「京料理展示大会」の資料によると、「式包丁」というのは、平安時代から現在まで1100余年に渡り伝承された食の儀式。烏帽子、狩衣、袴姿で、まな板の上のさかなや鳥に、直接一切、手を触れずに、包丁と真魚箸だけでさばき、めでたい形に盛り付ける技。その流儀のひとつが「生間流式包丁」だそう。
特設ステージにしずしずと運ばれる鯉。
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それを、包丁と真魚箸で料理してゆきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/ba/15145e7492111520d7dcbf016d490034.jpg)
美しく、そして、流れるような所作は、まるで舞を見ているよう。
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まな板の上の鯉を、あざやかな手さばきで、切ってゆきます。
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「わースゴーイ!お魚に、手を触れないで、こんなに細かく切れるなんて…日本の料理人さんって素晴らしい!」。これは確か、龍をイメージした盛り付け…お正月に、ふさわしいおめでたい姿に、ミモロも感激!
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この「式包丁」は、京都のさまざまな祭事で奉納されます。古式豊かな「式包丁」。日本って、素晴らしいと思ってしまう伝統の技です。
「式包丁」の感激さめやらぬ間に、次に特設ステージでは、雅な舞妓さんの舞が始まりました。
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「京料理展示大会」の間、5回行われた「京の舞」。祇園や上七軒などの舞妓さんが、美しい舞を披露します。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/08/398bedea0a050c29481fe9fb4bdcef4c.jpg)
祇園小唄などを踊る舞妓さんの姿に、ミモロは、ただただ見惚れるばかり。
「素敵だなぁー。ミモロも舞妓さんになりたいなぁー」と、憧れの眼差しで、舞台を見つめます。
「月は、おぼろに東山、
霞む夜毎のかがりびに、
夢もいざよう紅桜、
しのぶ思いを振袖に、
祇園恋しや、だらりの帯よー」と、ミモロは、覚えた「祇園小唄」を口ずさみます。
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*この有名な「祇園小唄」は、昭和5年、映画「絵日傘」(マキノ映画)の主題歌。京都の四季の風情を織り込んだ歌詞と、情緒漂うメロディーで、大流行。京舞井上流4世、井上八千代が、この歌に振付を行い、現在は、舞妓さんの定番の踊りのひとつに。ちなみに「祇園小唄」は、春から冬まで4番まであります。
「料理も美味しかったし、いろいろ素敵なものを見られたし、行ってよかったー」と、ミモロ。
ぜひ、12月に毎年開催される「京料理展示大会」へ、行ってみてください。京料理の素晴らしさが、さらにわかることでしょう。
*「京料理展示大会」に関する詳しい情報はホームページで。