ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

ミモロ、お正月をめざし、振袖づくりに挑戦!小さな体に似合う生地選びから・・・。

2011-12-05 | かわいい
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12月になり、そろそろお正月の準備が始まる京都。
ミモロも、初めての京都のお正月に向けて、準備にかかります。
「夏は、浴衣を作ったから、お正月には、振袖が着たい!」と、なんとも大胆な発言。
さっそく、浴衣を教えて頂いたミニ着物づくりをなさっている「創作和布遊び・繭の詩」の赤塚靖枝先生のところへ習いに行くことに。

「お正月に振袖が着たいので、どうぞよろしくご指導ください」と、まずはご挨拶。

「よくいらっしゃいました。ミモロちゃんは、未婚の女の子だから、振袖を着るのね。浴衣より、ちょっと複雑だから、がんばってね」と、赤塚先生。

まずは、ミモロが振袖のために用意した布をお見せします。


体の小さなミモロなど、お人形やぬいぐるみの着物は、浴衣の時同様、小さな柄のものを選びます。

この布探しは、結構大変。京都の町のあちこちを歩くたびに、着物をハギレを売ってそうなお店へ。ミモロは、東山の霊山観音で開催された手づくり市「かんのん市」で、振袖の布と帯を見つけました。

そこで、選んだのは、オレンジ色の総絞りの布と、それに合わせる菊と紅葉など、小柄模様ある帯の生地。
そして、人間の袷の着物と同じように、八掛の生地も準備します。(ミモロの着物の場合、胴裏はつけません)。八掛は、袷の着物の袖口と裾にチラリと見える裏生地。お人形の着物でも、それがないと、着物らしく見えません。


「あら、とてもいい生地を選びましたね。お人形などのミニ着物でも、やはり絹の布を使うこと。化学繊維の布だと、縫うのが難しいし、仕上がりが決まりません。ミモロちゃんが選んだ総絞りの布は、とても贅沢な品。でも、ふっくらした生地なので、実は、縫うのがちょっとむずかしいかも…」と赤塚先生。
「えーむずかしいのー」と、心配になるミモロです。

「でもミモロちゃんの絞りの布は、機械で作ったもの。手で絞った布の方が、凹凸があって、縫うのはもっと大変かも…。手絞りの布と機械で作った布を見比べると、絞りがみんな同じように見えるのは、機械のもの。ひとつひとつの絞りが、微妙に異なった感じなのが、手絞りの布です」
写真、紫色の布を手絞り。オレンジ色は、機械製。
「あ、ホントだー、オレンジ色のミモロの布は、みんな同じ点々…」
「でも、機械製のものでも、十分素敵な振袖ができるわよ。でも、ほかの布より、ふっくらしているので、少し太目に見えるかも…」
「えーおデブに見えるの?どうしよう…これ以上太目に見えるのは、ちょっと…」と、今更太さを気にするミモロ。「でも、この布、気に入っているので、今年はこれで振袖を作りまーす!」と。

人間の着物の場合は、反物の幅が決まっているので、型紙はありませんが、小さな体のミモロの場合、型紙が必要になります。すでに浴衣を作る時、ミモロの体に合った型紙を作っているので、今回は、それをベースに。ただ、浴衣の時より、振袖なので、袖の丈を長く取る必要が。

ミモロの振袖の袖丈を決めて、いよいよ型紙を布に当て、裁断へと進みます。

裁断に進む前に、横糸を一本抜いて、切ってある生地の横を揃える作業を忘れてはいけません。すでにカットされている布の場合、横がずれて切られていることがあり、そのままだと微妙なズレが生じることに。


裁断を終えた布を、浴衣同様、まずは袖から縫い進めます。
さすが浴衣を縫ったことがあるミモロ、初めてのときより、かなりスムーズに縫っているみたい…。

袖口には、八掛という裏生地を、チラリと見せるのが、ポイント。
ミモロは、緑色の布を袖口のアクセントに選びました。


「八掛と一緒に縫うのむずかしい…」この部分は、初めてのミモロ。先生に縫い方を教わります。


着物の裏生地になる八掛は、出る面積こそ少ないものの、その色選びで、着物全体の表情が変わる重要な部分です。

両袖が縫えたら、次に後ろ身ごろと前身ごろを縫ってゆくことに。

「わーよくわからなくなっちゃたー」。ミモロは、そのたびに赤塚先生に助け舟を出してもらいます。


「フー、だいぶできた…」。かなり集中して作業したミモロは、「疲れちゃたーストレッチしよう」。

縫いやすいように布をひっぱる道具を使い、しばしストレッチを…。

まだ、完成まで、先は長いのよ。もうひと頑張り…。
さて、どんな振袖ができるのかな?ミモロの作業は続きます。

コメント (2)
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