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「もういーくつ寝るとお正月ー」と、口ずさむミモロ。お正月が、とても楽しみな様子です。
「京都のお正月は、白みそ仕立てのお雑煮を食べるんでしょ?だったら、美味しい白みそを買いに行かなくちゃ!」と、トコトコとお買い物に出かけます。
向かったのは、地下鉄烏丸線今出川駅から、徒歩5分ほど、室町通にある「本田味噌本店」です。
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古い趣の商家の構え、江戸の店舗年間の往時を忍ばせる佇まいです。お店の前には、りっぱな門松が。
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老舗の風格漂う店の中を覗きながら、
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そもそも「本田味噌本店」の創業は、200年ほど前のこと。初代の丹波屋茂助が、そばの京都御所の御用命を受け、宮中の料理用として味噌を献上したのが始まり。だから暖簾の文字は「丹」なんです。
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味噌は、いろいろな地方で作られ、それぞれ気候風土にあったものに。京都で生まれた味噌も、やはり京都の風土と食材にあったまろやかで風味豊かな味わいが特徴です。京料理に欠かせない西京味噌を、家庭でも味わえるよう、さまざまな種類の製品がお店に並んでいます。
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さて、店内に入ったミモロ。「いらっしゃいませ、何をさし上げましょうか?」と、声を掛けてくださった、やさしいそうなお店の方に、
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「あのー京都のお雑煮が作りたいんですけど…どのお味噌を選べばいいですか?」と尋ねます。
「京都のお雑煮は、白みそ仕立てなので、こちらの『西京白味噌』がおすすめです」と。
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西京白みそは、米麹を大豆の2倍使い、塩分も約5%控え、米麹のほんのりとした甘味を活かしたまろやかな味わいが特徴です。
では、ここで「本田味噌本店」で頂いたレシピから「京雑煮」の作り方をご紹介します。
「京雑煮」(4人分):
材料:西京味噌 140g、 水 400㏄、頭いも(八つ頭) 4個、こいも(里芋)4個、ねずみ大根 1本、丸餅 4個、花かつお 適量
作り方:
1)頭いもとこいも、輪切りにしたねずみ大根を下ゆでして、火を通す。
2)丸餅は、焼かないで茹でる。
3)水に西京白みそをとかし、軽く煮たてる。
4)3)と具材を合わせ、お椀に盛り、花かつおを掛ける。
「ねぇーねずみ大根ってなあに?ねずみさんの大根?」と、ネコのミモロは不思議そう。
ねずみ大根とは、辛味大根の一種ですが、手に入りにくいものなので、大根で代用しましょう。その場合、約5mmほどの厚さの銀杏切りか、六角形の亀甲型に切るといっそうおめでたい感じに。
「お芋を入れるんだねー」と、東京生まれのミモロは、関東風の雑煮との違いにビックリ。
「えーお餅も丸いんだー。それに焼かないの?」白みそ仕立ての場合、餅の焼きこげが、白い汁に散るのを避けるため、茹でるそう。
「あれ、お出汁もいれないの?」白みその旨みを活かすために、あえてだしは取りません。
最後にかける花かつおが、味噌の味わいを引き出します。
「わーどんなお味なんだろ?元旦が楽しみー」とミモロ。ぜひ、作ってみてください。
「あ、ここにも白みそがある…でも完売だってー」
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ミモロが見つけたのは、「大吟醸 西京白味噌」という毎年1樽しか作らない数量限定の品。予約だけで売り切れてしまう評判の逸品です。「売り切れだと、どんなお味が気になるー」とミモロ。その気持ちわかります。
「ねぇ、『西京』ってなあに?」と、ミモロ。
明治維新に、江戸は、東の京都の『東京都』に。それに対して、もともとの京都は、西の京と呼ばれたことから『西京』。つまり京都という意味。「なるほどーでも、よく考えると『東京都』って、変な感じ…。江戸府になってもよかったのに…」まぁ、その話は、またいつか・・・。
さて、お店の中を見て回るミモロが、お友達へプレゼントする年始の品に選んだのが、「一わんみそ汁」というお湯を注ぐだけで、本格的な味が楽しめるインスタントのお味噌汁。
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「これね、簡単で、ちょっとお味噌汁が飲みたい時に、すごく便利で美味しい!だから結構、いろんな人に喜ばれるんだよー」と。特に年配の方の贈り物におすすめの品です。
ほかにも柚みそ、ごま味噌、酢みそなど、料理を引き立てるお味噌をはじめ、いろいろ種類の品々が。
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「白みそは、買うとして、ほかにもいろいろあって迷っちゃうー」
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「これで、元旦のお雑煮の準備はーあと、八百屋さんに行って、それから、お餅も買わなくちゃ…。わーギリギリになっちゃったー急がなきゃ!」と、お味噌を買ったミモロは、トットトと急ぎ足で、お雑煮の材料を買いに錦市場へと向かいました。
*「本田味噌本店」の詳しい情報、通信販売などは、ホームページをご覧ください。
京都市上京区室町通一条558 電話075-441-1131 営業時間:10:00~18:00 日曜休