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12月26日、京都には、朝から小雪がチラつきます。この日、ミモロは、お友達のいる石山寺へ、お餅つきに誘われました。
大津にある石山寺は、京都から、車や電車で30分ほどで到着できます。
石山寺については、紅葉の時期にブログで詳しくお伝えしました。(ぜひそちらも見てください)
門前には、すでに大きな門松の飾りが。お正月を迎える準備が着々と進んでいます。
石山寺に到着したミモロは、まずは、座主の鷲尾遍隆さんにご挨拶。
「ミモロさん、どうぞお餅つきを楽しんでくださいね」とのお言葉に。「あのーお手伝いさせてください」とお願いするミモロは、三角布とエプロン姿で、やる気満々。
石山寺では、毎年、この時期にお餅つきを行います。敷地内の本堂をはじめ、いろいろな場所にお供えするお餅で、今年は、もち米、120キロで、43臼の餅つきを行うそう。
餅つきのもち米は、2日間にわたり、水に浸け、十分水分を含み、すっかり白っぽくなっています。
そのもち米をせいろで蒸上げます。なんか由緒と歴史を感じさせるお釜です。
「うわー高ーい!」4段重ねの丸いせいろに、ミモロはビックリ。「四角いせいろで蒸すのかと思ったー。ここのせいろは、丸いんだー」
しばらくして、もち米が蒸しあがると、それを、大きい石臼の中で、よくつぶします。
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石臼は、大小2つあり、大きな臼であらかたついたお餅は、次に仕上げのため、小さな臼に移されます。
そこで、ほどよい軟らかさまで、ペッタンペッタン。男衆が、次々に交代しながら、休みなく、お餅をついてゆきます。
「わーもうすぐお餅が完成するみたい、やわらかくなってるー」
つきあがったお餅は、鏡餅や小餅に丸める女衆が待つ場所へと運ばれ、ミモロは、ここでお手伝いを。
まずは、お餅を、丸める大きさに分けて行きます。
次に、表面が滑らかになるように、そして形よく丸く整えます。
「こうするのよ」とミモロは、丸め方を教えてもらいました。
「フムフム、表面がきれいになるように、まわりを後ろ側にのばしてゆくんだね。つきたてのお餅って、温かくて、フワフワしてるー」と。
毎年、お餅つきをお手伝いするという、地元の皆さんの手際のよさに圧倒されるミモロです。
「わーみんな速い!」次々に丸くまとめられお餅。とてもみんなのスピードには付いてゆけません。
それでも、ミモロは、一生懸命、お手伝い…。がんばれ!ミモロ!
朝8時頃から始まったお餅つきも、昼前には、すべて無事に終了。
お座敷には、みんなでついたお餅が、並びます。大きな鏡餅…
小さなお餅もたくさんできました。
これらのお餅は、30日に、本堂の観音様をはじめ、いろいろな場所にお供えされます。
本堂の本尊如意輪観音には、お餅とみかんを組わせ、5段に重ね、トップに5枚の鏡餅を盛りつけます。
観音様の脇の仏様たちには、3段重ね、トップに鏡餅3枚を盛りつけ、それぞれに干し柿の串を1本添えるのが、石山寺のしきたりです。
お餅つきを終えた後、みんなでつきたてのお餅を、からみ餅、きなこ餅、あんこ餅でいただきます。
「この時間が楽しみだったんだぁー、うわーつきたてのお餅美味しそう…」
みなさんのお仲間に加えていただき、とても嬉しいミモロです。そして…
「美味しいお餅ごちそうさまでした」と座主にお礼をいって、お別れを。
途中、大黒天に立ち寄り、「どうぞ来年も、いろいろな出会いに恵まれますように・・・。そして美味しいものがいっぱい食べられますように・・・」とお願いします。
元旦には、多くの参拝者が訪れる石山寺。
「初詣」は、元旦0時の開門から。
*「石山寺」への交通など、詳しい情報は、ホームページから。滋賀県大津市石山寺1-1-1 電話077-537-0013