「キャーここは、大勢の人がいるー…」ミモロが、向かったのは、昨年も訪れた祇園、大和大路通にある800年以上の歴史をもつ「京都ゑびす神社」です。
こちらでは、12日まで、恒例の「十日ゑびす大祭」が催され、京都でお商売をする人たちが毎年大勢参拝に訪れます。
*「京都ゑびす神社」などの詳しい説明は、昨年2012年1月12日のミモロのブログをご参照ください。
いつもは静かな境内も、この期間は、大勢の人たち押し寄せ大賑わい。ミモロが訪れたのは、9日の午後だったので、多いといっても、まだそれほどでも…。でも夜は、神社に続く大和大路通には、屋台が並び、それに参拝者の列も続き、もう身動きができないほどに…。
それでも門のところは、大混雑。その中を潜り抜け境内へ入ると、それほど混雑していません。「よかったー」
「でも参拝するのに、すごく時間がかかりそう…」と思ったミモロは、本殿に向かってその場で、参拝。「今日は、えびす様、お忙しそうだから、またお暇な時を見計らって伺いまーす」と。
「でも、十日ゑびすの時じゃなくては、買えないものがある…」と、境内を囲むようにズラリと並ぶ巫女さん姿の人たちの方へトコトコと。
そう、吉兆笹が授与されるんです。授与と言っても、タダではありません。3000円をお納めしていただくもの。
「恵比寿さんが、お金持ちになるねー」と、ミモロ。失礼よ…シー。
福は福を呼ぶんです。吉兆笹は、巫女さんの神楽でお清めを。
その笹に、宝船、鯛、俵、小判、蔵など、500円~2000円ほどのさまざまな福徳飾りを吊るします。
「見てるだけで、ウキウキしちゃう…」ミモロは、福徳飾りが大好き。「ここのは、サイズも大きくて、豪華、種類も豊富…」と、まるで福徳飾り評論家のよう。
「吉兆笹が大きいから、たくさん吊るしても大丈夫…すごく豪華な笹が作れるねー」。
笹だけでなく、福徳飾りがたくさん盛られた熊手もいろいろ。
「熊手は、いかがですか?」と、とても福々しい笑顔の方。こういう方からいただくと、福徳が倍増される気がします。
本殿の脇で、ドンドンと戸を叩く人たち。「あ、これ去年も見たー。恵比寿様は、ご高齢だから耳が遠いので、ドンドンと叩いて気づいて頂くんでしょ…」その通り。昨年は、人が多った場所。今年は、ラッキーにも、ちょうど人が途絶えた時。
ミモロは、「恵比寿様ーミモロが来ましたー。起きてー起きてー」と言いながら、勢いよくドンドンと叩きます。
もうそれくらいで大丈夫…「ホント?」と、ちょっと心配そうな表情。
さて、今年は、ミモロは、「七福神みくじ」を引くことに。
300円のおみくじで、中には、おみくじといっしょに、七福神のお人形がひとつ入っています。
「わーどの神さまが入ってるのかな?大黒様かな?それとも…十日ゑびすだから、恵比寿様だとうれしいなー」
境内で開けと、落としそうなので、家でゆっくり見ることに…。なかなかしっかり者のミモロです。
家に戻り、楽しみに七福神みくじを開けてみると…「わー恵比寿様だー!」と大喜び。
「ほら、吉だって…」
豆粒ほどの小さな恵比寿様。小さいけれど、大きな福を運んでくれそうな笑顔です。
さて、京都では「都七福神めぐり」ができます。恵比寿神は、ここ「京都ゑびす神社」、大黒天は「松ヶ崎大黒天」、毘沙門天は「東寺」、弁財天は「六波羅密寺」、福禄寿神は「赤山禅院」、寿老神は「革堂」、そして布袋様は「万福寺」です、色紙にそれぞれの朱印を押していただくことも。
「えーっと、つい最近、六波羅密寺に行ったし、東寺も行ったし、…今年は、全部まわっちゃおうかな…」と、七福神めぐりに意欲を燃やすミモロ。
*「京都ゑびす神社」の情報は、ホームページで。11日は、舞妓さんが福笹と福餅を授与してくれるそう。
人気ブログランキングへブログを見たら、金魚をクリックしてね