ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

ミモロの「都の七福神まいり」。商売繁盛、長寿、災い除けのご利益、福禄寿のいらっしゃる「赤山禅院」。

2013-01-30 | パワースポット

今年の正月から、「都の七福神まいり」に目覚めたミモロ。すでにゑびす神社(恵比寿)、六波羅蜜寺(弁財天)、東寺(毘沙門天)、松ヶ崎大黒天(大黒天)におまいりを。「えーっと、あと残るは、福禄寿、寿老神、布袋さまの3つだー」と、七福神まいりに意欲を見せています。

そんなある日、「今日は、福禄寿さまにお参りしよう…」と出かけたのは、京都の北東に位置する「赤山禅院」です。ここは、昨年の秋の紅葉の時期に訪れた修学院離宮のすぐそば。

階段を上って、境内へ。
「わー広いお寺なんだー」と境内の案内図を見てビックリ。


ここ「赤山禅院」は、天台宗総本山 延暦寺の塔頭のひとつで、仁和4年(888)、つまり平安時代に、慈覚大師円仁の願いにより創建されたお寺です。遣唐使の船で唐に渡り、天台宗を納め、その行程を守った赤山大明神に感謝して、このお寺の創建を誓ったそう。でも、残念ながら生前に、その願いはかなわず、後に第四世天台座主 安慧(あんね)が、その遺志を受け創建したと伝えられます。

また、ここは、京都の北東、表鬼門に当たることから、赤山大明神は、都を守護する神として祀られ、深い信仰は、今も変わりません。



また、天台宗の荒行、千日回峰行でも知られ、それを満行した大阿闍梨様の加持祈祷も毎月行われているそう。また、商売繁盛にご利益があり、ここにお参りすると、集金日である5と10の日にスムーズに集金できる「五十払い」の風習もここから始まったとか。

さて、境内を進み、本堂の前に行くと、大きな念珠が…。
境内には、2か所、大きな念珠がアーチのようになっている場所があり、まずは、本堂の前の数珠では、心に祈願することを思いながら通ります。そして、2つ目の念珠で、その祈願がまだ心に強く残っていたら、それに向かって努力をすると願いが叶うと言われています。

ミモロもなにかブツブツ言いながら、念珠の中を通りました。
そして、本堂にお参りを。

「えーっと次は、どこにお参りするのかな?福禄寿さまは、どこ?」と。境内では、順路表示に従って進みます。

本堂の次は、地蔵堂。そして、十六羅漢の前を通り、弁財天堂へ。

そしていよいよミモロが目指す福禄寿堂へ。
「やっと着いたー」とまずはおまいり。
幸福・高禄・長寿の三徳が与えられる、ありがたい神様。
お守りも福々しさにあふれています。

「あ、福禄寿のおみくじ…」
木でつくられた福禄寿様の中に、おみくじが詰められていて、手づくりなので、それぞれお顔が微妙に異なり、お気に入りのものを選ぶことに…。

都の七福神まいりは、御朱印を七福神の絵が描かれた1枚の大きな色紙に受ける人が多く、お寺の方がひとつずつ丁寧に心こめて書いていらっしました。

「へえー、御朱印があったんだー」すでにここでおまいりは、4つめのミモロ。「気が付くの遅かったー。おまいりだけにしとこ…」と、御朱印集めは諦めたよう…。

さて、福禄寿堂から、ミモロは、山の方へとコースをちょっと離れて進むと…。

「あ、鹿…」(写真が間に合わなくて、すみません)
鹿と目があったミモロは大感激。山に住む野生の鹿のよう。じっとミモロを見つめた後、他の人の気配で、パッと山の中に消えてしまいました。一瞬の出会い…「お家から車で15分くらいの場所に鹿が住んでいたなんて…」と。やはり自然豊かな京都です。
「鹿って、神様のお使いなんだよー。きっといいことあるねー」と、すっかり気をよくしたミモロは、再び順路に従って境内をめぐります。

天照皇大神宮をはじめ、相生社、歓喜天など、さまざまな神様がいらっしゃる境内。

そして最後は、厄を祓い、諸願成就を願う雲母不動堂へおまいり。

「あ、これが2つめのお念珠…」
またなにかブツブツ言いながら、念珠の中を通ります。
ミモロ、なにをお願いしてたの?「ヒ・ミ・ツ!」
きっとまた、美味しいものがたくさん食べられますように…じゃないの?

「これで、七福神のうち4人の神さまにおまいりできたー」と、いたく満足そうな顔

室町時代に京都で始まったと言われる七福神めぐり。さぁ、次は、どこに行くのかな?

*「赤山禅院」の詳しい情報は、ホームページで。

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コメント (2)
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