元旦の夜、ミモロは、東京から来ているお友達家族を馴染みの料理屋さん「東山二条 七八」に案内しました。

今年2年目を迎える京料理のお店で、店主の馬場健詞さんが腕を振るう料理は、素材の美味しさが存分に味わえる品々。
奥様の笑顔も訪れる客を和ませます。

昨年の暮れから、ミモロは、元旦にお友達家族を案内できる料理屋さんに悩んでいました。京都の有名な料理屋さんの多くは、おせち料理の注文を暮れに受けて、元旦はお休みするところが多いのです。
「観光客が多い料理屋さんじゃないところに行きたい…せっかく京都に来たんだから、ホテルの日本料理店じゃねぇー」と、あれこれガイドブックなども参考に思案していたんです。
暮れのある日、ランチに訪れた「東山 七八」。「あのー元旦ってお休みですよねー」と恐る恐る聞くと、「今年は、元旦も営業することにしたんです。お休みは、7日からに…」と馬場さん。
「えー元旦もやってるのー。だったら、ぜひ5人で夜予約できますか?」と。「はい、大丈夫ですよ。じゃ元旦にお待ちしています」と。これでミモロの課題も解決です。
元旦の夜、お店で待ち合わせしたミモロとお友達家族。

「わーこういうお店で食べる初めてー!」と、お店に入るなり、感激する東京のお友達。
テーブル席はないので、5人ずらりとカウンターに並びます。「ちょっと会話がしにくいけど、いいよねー」「うん、いい、いい」とお友達。
お正月の料理は、懐石のコース1種類のみ。お店の名前にちなんで、ひとり7800円です。
まずは、祝酒で新年のお祝いを…。

「お、とっとー。おめでとうございまーす!」とミモロは、一機に飲み干しました。
さて、いよいよお料理が…明石のヒラメのお造りです。カラスミのパウダーも添えてあります。

「美味しい!」と、お友達の声。「お酒が進むねー」と、注文した日本酒を飲みつつ味わうお造りの美味しさは格別。
次ぎは、お祝いの品々が盛られた「松の司」と名付けられた一皿。

「わーお正月らしい!」と大はしゃぎなミモロ。元旦のおせち料理を、まだ食べていなかったミモロは、やっとお正月を迎えた気分に。

「どれから食べようかな?」黒豆、田作り、クワイ、なます、数の子など、いろいろなお祝いの品々が品よく盛られた一品です。
「うちで作るとこうはいかない…」と、お友達のお母様。
ひとつひとつが、手間をかけて作られたのが伝わってくる味のよさ。
ツヤツヤしたブリの照り焼き、鴨のローストなども


「器も素敵ねー」とお友達。
次々進む料理。「出来立てが頂けるのが、カウンター割烹の魅力だよね」とミモロ。専業主婦のお友達のお母様は、こういう料理屋さんにめったに行くことはないそう。「こういうこじんまりとしたお店でも、一流の料理人さんの味が楽しめるのは、京都らしい…」と感激の様子。「そう、京都には、カウンター割烹が多いんだよー。でも、元旦にやっているお店は、少ないのー」と。
さて、最後に登場したのは、白味噌の雑煮。

京都らしいお雑煮です。「この円やかなお味がたまらない…」とミモロ。東京のお雑煮は、すまし汁のタイプ。それもとても美味しくて大好きなのですが、寒い京都の正月には、このまったりとしたお味の白味噌雑煮がふさわしいよう。
ゆっくりとくつろぎながら、味わう京都のおせち料理と白味噌雑煮。ミモロのお正月は、本格的にスタートしたようです。
*「東山二条 七八」京都市左京区岡崎徳成町7-8 電話075-771-7168 昼12:00~14:00 夜18:00~21:00入店 通常は、月曜休み。来年も大晦日からお正月の三が日は営業する予定だそうです。東大路通と二条通の交差点から、西に進み、イオンの手前にあります。

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