ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

2013京都市消防出初式。さまざま種類の消防車や町を守る人たちが行進。防災をアピール

2013-01-14 | イベント

13日、京都は、平安神宮のそばでは、京都市消防局の出初式、三十三間堂では、楊枝のお加持(やなぎのおかじ)と全国大的大会、そして全国女子駅伝と、市内各所で大きなイベントと祭事が開催されました。「わーん、全部見たいけど、無理ー!」とミモロは、開催される時間と場所を眺めてため息。

午前中は、近所の神宮道で、「第64回京都市消防出初式」を見学することに。


午前10時から出初式には、消防車両50台、ヘリコプター2機をはじめ、消防職員、消防団員、事業所の自衛消防団員、地域の防災会員、学生消防サポーター、少年、幼年消防クラブ員など約3000人が参加し、防災をアピールする行進や消防訓練などが行われます。


ところで、京都は、昔、災害や戦乱で、町の多くの建物は失われました。特に火災は、多く、なかでも正月晦日の未明に発生した天明の大火(1788年)は、京都史上最大規模の火災。鴨川の東側、団栗橋の付近の民家から出火。強風にあおられた火の粉は、対岸に飛び、洛中を焼き、夕方には二条城、そして京都御所にまで炎上。京都の町の8割を焼失させたと言われます。
金閣寺など、火災にあった寺社仏閣も多く、火の恐ろしさに京都の町衆は、昔から人一倍神経を使っていたのです。
現在も、多くの世界遺産や文化財のある京都。その町を火災や災害から守り、人々の平和な暮らしを守るのが、消防局の役割です。現在の京都市消防局が創立されたのは1948年。市内の各所に配置された、消防署を中心に、近隣の住民と連携して、町と人を守っています。出初式は、改めて市民に防災の大切さを訴える年1回のイベントでもあるのです。



出初式が行われる京都会館前の通りには、多くの親子連れが。
ミモロも、目の前に次々に現れる消防車両をワクワクしながら見つめます。

「いろんな種類の消防車両があるんだねー」。


「キャ!小さな車ー」小型のワンボックスカーような感じ。でも、後ろには、ちゃんとホースが積まれていました。


「消防局の車って、みんな赤くてかっこいい!」と赤好きのミモロ。

バイクも、オープンカーも、そしてヘリコプターも赤です。

パレードの間、ある時は、勇ましく、またある時は、軽快に、そして子供たちの行進には、ミッキーマウスマーチなど、そのイメージにあった行進曲を次々に演奏する消防音楽隊。「なかなか選曲がいいねぇー」と、ミモロも思わずステップを。その音楽隊の制服も、もちろん赤。

緊急災害時には、音楽隊員も出動します。

行進などが続く中、ミモロは、消防車両の見学に。

「ウーウー」サイレンの音を口で言いながら、消防団員になった気分に。

この車両は、山など険しい道を走行できるものだそう。

「あ、これホース」

消防車両を近くで見られて、ミモロの興味はさらに…。

「あれ、水がいっぱい入ったプールがある…なんだろ?」

「あのーこれなんですか?」と近くの消防士の方に伺います。

「それは、今から放水する水ですよ。今日は、ここから放水車に水を送るんです」


「えー放水が見られるのー」「もうすぐはじまりますから、この場所から離れてください。濡れちゃいますよー」
ミモロは、あわててその場から少し離れた場所へ移動します。

振り向くと、放水車がスルスルと梯子を伸ばしています。
「わー高いー」と見上げと、勢いよく水が空に向かって高く上がっています。

「上の人、いいなぁー。何が見えるんだろ?」
でも、きっと風が強くて、立っているのも大変なのでは?訓練しないととても怖くて上れない高さです。


平安神宮の鳥居と消防車の梯子。1年に一度しか見られない景色です。

消火作業も、時代と共に複雑に。消防隊のみなさん。これからも、どうぞミモロたち市民のために、がんばってくださいね。



人気ブログランキングへブログを見たら、金魚をクリックしてね
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする