ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

花菖蒲、水連、ツツジ。初夏の花が咲き競う「平安神宮」の神苑。シジミも住む小川も・・・

2013-06-07 | 自然

「わーやっぱりここにも花菖蒲が咲きはじめてる…」とミモロが歓声を上げたのは、岡崎の「平安神宮」の神苑です。まだ、満開には、少し時間がかかりそうですが、すでに咲きはじめた花が、西神苑を彩っています。ここには、日本古来の品種ばかり200種2000株が、6月下旬ごろまで、次々に開花。いまから見頃です。
花菖蒲と共に、池に咲くのは、水連。

おそらく、今週末には、もっと開くことでしょう。

「東神苑にも行ってみよう...」と本殿の裏の小川にそってつづく小道をトコトコと。
「あれ…」とミモロが突然立ち止まります。そして小川をじっと見つめて…。
ミモロが、見つけたのはシジミ。「平安神宮」の神苑に流れる水は、琵琶湖疏水から引かれたもの。その澄んだ水には、小さなシジミが育っています。
「これ、食べられるかな…シジミ汁にしたら美味しいかな…」と、いつもながら真剣なまなざしで、シジミを見つめます。「うわー大きなハマグリみたのもいるよー」シジミのような色ですが、これは、5センチ近くある大きな貝。でもハマグリは、海にいるはず…。もしかして、これ巨大シジミ?
さすがに神社の境内なので、獲ることはできません。食べた人、いるんでしょうか?小川には、ほかに小さな魚も群を作って泳いでいます。「これ、天ぷらにしたら、美味しいかも…」と。神さまの敷地内の生き物を獲って食べるなど、不謹慎な…。でも、こんな町の小川にも、いろんな生物が住んでいるのが、自然豊かな京都らしいところです。

「ミモロちゃん、お腹空いてるんじゃないの?」「ドキ…」いっしょに花菖蒲を見に来た、ご近所のお友達、恵子さんにズバリ指摘されたミモロ…。「ううん、ちょっとだけね…」ということで、2人は、東神苑の池の畔にある茶店でひと休みすることに…。

「いらっしゃいませー。何になさいますか?」と。ここは、お茶や和菓子などが頂け、夏は、かき氷やアイスクリームも販売されます。ミモロとお友達は、わらび餅とグリンティーを注文。

恵子さんが注文したわらび餅をいくつか頂いたミモロ。「美味しいねー。お庭の景色を眺めながらだと、よけい美味しく感じる…」と。
目の前に広がる池にも、水連が。


お腹も落ち着いたミモロは、池に掛る橋の「泰平閣」へ。
「やっぱりここからの景色は、いつみても美しいよねー」
「あれ、なんか池の中にいるみたい…」ふたりは池を覗きこみ…「亀じゃないの?」「鯉もいるんだよー」と。


そうこうしていると、白い装束姿の若い人が数人。
「あのーなにしてるんですか?」とミモロが、興味津々で尋ねると…。彼らは、市内の中学生で、職業体験で神社に来ているそう。京都市内の中学では、生徒たちが、市内の仕事を体験するプログラムがあるとか。伝統工房を訪ねたり、料理屋さんやいろいろなお店など、さまざまな仕事場を訪ね、実際にその仕事を体験させてもらうのだそう。

「東京や甲子園にある『キッザニア』の中学生版?」とミモロ。『キッザニア』は、子供たちが、消防士や宅急便のスタッフ、動物病院、銀行など、90種類以上のいろいろな職業や習い事、サービスを、ミニサイズのユニフォームを着て、体験する施設です。

「へぇー京都市ってこういうこともやってるんだー。いいなぁー」と、ミモロもやってみたそう…。

さて、神苑に話を戻して…。

緑が包む池の畔。そこにツツジの色を添えて…。さすがに盛りは、すぎていますが、まだまだキレイ。


初夏の陽射しがまぶしい庭…。時間によって修学旅行生や団体で賑やかな神苑も、さすが1時過ぎまでは、みんなランチタイムなのか、人影もまばら…。「ちょっと暑いけど、『平安神宮』のお庭をゆっくり見るには、この時間狙い目かも…」と思うミモロでした。





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コメント (5)
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