京都の西、桂川を渡って、しばらく進むと、松尾山に抱かれように「松尾大社」が見えてきます。
大宝元年(701)に渡来人、秦氏が、一族の氏神として起こした歴史ある神社で、現在、京都洛西の総氏神となり、地域の崇敬を集めています。
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松尾造りと称される独特の両流れ造りの社殿は、室町時代の建造で、重要文化財に指定されているりっぱな建物。
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皇室との縁も深く、菊のご紋章が掲げられています。
ご祭神は、大山咋神(オオヤマグイノカミ)と市杵島姫命(イチキシマヒメノミコト)という男神さまと女神さま。
開運、長寿などのご神徳のほか、特に、醸造の祖神として、全国の酒造家や、味噌、醤油などの醸造業者から、崇められています。
ところで、「松尾大社」は、「マツオタイシャ」だと思っていたら、「まつのをたいしゃ」とホームページのタイトルに。でも、地元では、親しみを込めて、松尾さんと呼ばれています。
まずは、本殿に参拝したミモロは、その脇にいる「幸福を招く亀」
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そして、「幸運への双鯉」へ。
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「これに触ると幸福になるんだってー」と、ガシっとしがみつきます。
さらに境内にあった「樽うらない」に挑戦。
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これは、正面の樽に弓を射って、当たると御守などをいただけるもの。300円納めます。「2本チャレンジできるだよ」と。ハリキッテ弓を引くミモロ。一本目は、ハズレ。でも2本目は見事樽の中へ。「やったー!当たりー!」、さっそく社務所へ。
そこで、御守を頂いたミモロ。
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さて、松尾大社の背後の松尾山の山頂近くに、神聖なる磐座があります。そこを拝むには、社務所に入山許可を頂いて、2人以上で登ります。でも、この日は、人間がふたりいなかったので、ミモロは、入山できません。
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そこで、御拝所で、ご神体の御山を参拝。「今度、お友達といっしょに来て、登ろうー」。
でも、御山に登らなくても、そのパワーを十分感じる場所がありました。それが「霊亀の滝」。
御山から流れる清らかな水は、「霊亀の滝」となり、すぐそばで、そのパワーに触れることができます。
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「ここは、清らかな気も流れてる。なんか不思議な感じがするー」と、パワースポットに敏感なミモロ。
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深い森に抱かれた滝のしぶきと、そこに注ぐ木漏れ日が、太古の時間へと誘うよう。しばらく、その気に浸ります。
滝の近くには、「亀の井」という霊泉も。この水は、延命長寿、よみがえりの水とも言われています。
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ご近所の方でしょうか、このお水を汲みに次々に人が…。
さらに、「松尾大社」で有名なのが、お庭。昭和を代表する作庭家、重森三玲の設計により、昭和50年に作られた三玲最後の庭です。「上古の庭」「曲水の庭」「蓬莱の庭」などを、存分に鑑賞できます。
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重森三玲らしく石組みの大胆でダイナミックな構成。モダンな感覚が漂う庭園です。
そして、敷地内にある「あじさい苑」も、そろそろ花が咲きはじめました。
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「なんか見どころがいっぱいある神社だったー」とミモロ。ゆっくり時間の余裕をもって、参拝に訪れ、その素晴らしさに浸ってほしいところです。
*「松尾大社」の詳しい情報は、ホームページで。
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