ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

京都の夏の味、鱧(はも)。オープンして1年。気軽に味わえるハモコース「祇園 なか花」。

2013-06-13 | グルメ

久しぶりに京都にやってきたお友達、「京都らしいものが食べたい…」というリクエスト。「やっぱり今の時期なら、鱧(はも)じゃない?」とミモロは、祇園にお友達と一緒に出掛けます。

京料理のお店が数多い中で、どこにするかは、いつも悩むところ。ミモロとお友達も、祇園の界隈を、あちこち歩き回りました。お店を選ぶ基準のひとつは、予算。この夜の予算は、飲み物を入れて、ひとり8000円くらいで…。

「うーコースのお料理だと、やっぱり1万円からってとこが多いねー」と、なかなかお店が決まりません。
いろいろ歩き回って、祇園ホテルの裏手の道を歩いていた時、見つけたのが、「祇園 なか花」。


店の前の表示に「ハモコース4600円~。ふぐコース5900円~」と。「ここなら、予算にぴったりかも…」と、ふたりは、さっそく中へ。

「初めてのお店に入るのって、ドキドキするよねー」
京都を訪れる人にとって、やはり京都の料理屋さんは、どんなお店でも、いくぶん敷居が高いもの。本場京都というだけで、結構、緊張するものです。特に、お店の中が、外から見えないので、暖簾をくぐる時は、ドキドキです。
きっと日本人で、こうなのですから、外国人観光客にとっては、なおさらなのでは?

さて、店内に入ると、そこは、カウンターとこあがりの畳スペースが。

カウンターには、すでに地元の常連客が、盛り上がっています。ミモロたちは、奥の畳スペースへ上がることに。

「確か、前は、この場所、他の名前のお店だったはず…」と。今のお店になったは、1年ほど前だそう。京都の他の料理屋にいたご主人、中鼻良一さんが、始めたお店です。

さて、ミモロたちは、ハモコースを注文。
先付、ハモのおとし梅肉添えと、ハモ料理の定番が、まずは登場。

「ハモのから揚げは、パリパリして香ばしくて、お酒にぴったり…。わー涼しそうなハモのおとし…やっぱり京都の夏は、この味を食べないと…」と、言いながら、さっぱりとした梅肉とハモの味が、口に広がり、目を細めます。

続いて、ハモの天婦羅。

そして、ハモ鍋へ。

添えの野菜は、玉ねぎとレタスなど…「これ、なかなかハモに合うんですよー」と、店主の中鼻さんの奥さん。

「まずは、これ食べてみてください…」と、スープが入った鍋にさっと入れて、つけタレの入った小鉢へ。白いチューブ状のものが…。「これ、なあに?」とミモロ。「ハモの浮き袋なんですよ」。大きなハモの浮き袋の一部だそう。小さいものなので、すぐに飲み込んでしまったミモロ「よく味わからなかったー」と。確かにあまり味は、ないそうです。


骨切りをしたハモを、いよいよ鍋へ。
さっと鍋に入れると、パーッと花のように広がるハモ。もみじおろしをたっぷり入れたタレで味わいます。

「レタスも美味しい…」。淡泊な味のレタスが、鍋にピッタリ。ハモの味を引き立てます。玉ねぎのほんのりした甘さも感じられます。

次々にハモを味わうミモロ「鍋は、夏でも、体を温めるから、いいねー」と、額の汗を拭き拭き…。

さて、〆は、ハモ雑炊。
「鍋ってなんでも、最後の雑炊が美味しいんだよね。このために、今までほかの食材を食べてきた気がする…」。

「おかわりしてもいい?」とお友達に聞いて、ミモロは、なんと3回もおかわりを。

「夏は、暑さで体力消耗するから、栄養つけなくちゃ…」と。えー1年中、食欲旺盛なのに…。


最後のデザートもしっかり食べたミモロ。「あー美味しかった…ごちそうさま。予算より、少なく納まったから、後でケーキとコーヒーする?」と、まだ食べる気ですか?お友達も満足そうに微笑みます。

*「祇園 なか花」京都市東山区祇園町南側570-190 電話075-551-8629  営業時間 17:00~22:00LO 日曜休み ハモコース4600円~、ふぐコース5900円~。ほかに単品でも注文できます。ハモおとし2000円、ハモ天婦羅1800円、鴨まんじゅう1000円、コロッケ2個500円なども 祇園ホテルの裏手、学校の塀沿いに東へ。

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コメント (4)
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