北野天満宮にほど近い場所にある「大将軍八神社」は、平安京造営の折り、北西の方位を守護するために祀られた御堂を由来とする神社です。



ミモロの住む岡崎のエリアにも「大将軍神社」という、やはり平安遷都にあたり、王城鎮護のために、造営された神社があります。京都では、都を囲むそれぞれの方位を守護する神社が造営され、それによって守られると信じられているのです。
「京都には、方位を守護する神社がホントにたくさんあるよねー。だから災害が少ないって、近所の人が言ってたよ~」とミモロ。
広々した境内には、陰陽道の神を示す八方位のオブジェが鎮座しています。


まずは、本殿に参拝…。



権現造の風格ある本殿。中においでのご祭神は、大将軍さま。実は、明治の神仏分離令で、祭神は、素戔嗚尊(スサノオノミコト)に改められました。そして、太歳神、大陰神、歳刑神など御子神八柱も、天忍穂耳命、市杵嶋姫命、田心媛命など素戔嗚尊の御子神八柱に重ねられたのです。
「神仏分離令って、本当に日本の宗教界に大きな痕跡を残してるよね~」とミモロ。おそらくこれほどの大規模な宗教令は、歴史的にみてないでしょう。鎌倉時代が室町時代になっても、豊臣家から徳川家に変わろうと、これほどのことはなかったはず…。明治政府の力がいかに強力であったかがうかがえます。
「これが大将軍さま…」この神社には、平安時代の作といわれる80体の木造大将軍神像があり、国の重要文化財になっています。すべて甲冑を着けた勇ましい武将の姿だとか。境内には、その像を石で形作ったものが。

境内に聳えるご神木も立派。「招霊木」との表示がそばに…。「ここに神様が宿るの?」と思わず手を合わせるミモロです。


さて、広い境内には、いろいろな神様をお祀りする摂社が並びます。
産土神さまの「大杉大明神」

金運の神様「大金神神社」という名前からして大金持ちになりそうな神社です。

江戸時代に祀られたという、さまざまなご利益がある神様たち。「ここに来ると、全部お詣りできるね~」とミモロは、次々に参拝します。
「五社」そして「三社」へ






ここも参拝しました。




「もうこれで万全だね~」とミモロ。
「干支星守りがある…」黒い守り袋は、なかなかシック。

さて、いろいろな社に、参拝して、神社を後にしたミモロ。
「さぁ、ちょっと町を歩いてみよう…」と、トコトコ前の通りを歩きます。


実は、この通りは、一条通。「ということは、この先に一条戻橋があるんだー。『晴明神社』もこの通りのはず…」そう、この辺りは、京都の北に位置する一条通は、異界との境道。「百鬼夜行」など、ちょっと怖い不思議なお話しがいっぱいある通りなのです。
ミモロは、ちょっとドキドキしながら一条通を歩きます。
*「大将軍八神社」の詳しい情報は、ホームページからどうぞ。

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