「今年は、大原や嵐山の紅葉見に行ったけど、ご近所の紅葉を、まだ見てなかった…間に合うかな~?」と、久しぶりに近所に紅葉狩りを兼ねて、自転車で出かけたミモロです。
ミモロの住む東山は、紅葉の名所が点在するエリア。週末は、大型バスが何台もやってきて、団体客の姿も多く見られます。そんな紅葉の名所へ、気軽に行けるミモロは、幸せ…。
この日、まずは「南禅寺」へ向かいます。

ここは、四季を通じて、それぞれ京都らしい美しさが感じられるところ。「拝観料、払わなくても、境内だけでも十分に、桜や紅葉が楽しめるの…」と、ミモロ。なので、よくお散歩に出かけます。
「うわ~ここも見事!」

三門から、境内を見る場所は、ミモロのお気に入りのスポット。春は、桜、夏は、若葉、冬は、雪景色、そして秋は、紅葉と、三門をフレームにまるでテレビの画面を見ているような景色がそこに…。

「南禅寺」は、臨済宗の本山のひとつ。京都に本山を置く、禅宗のお寺は、どこも広い境内があり、お散歩するには、とても気持ちがいいところ。樹木、苔、岩などが、さりげなく配置され、どこか凛とした雰囲気が漂うのが特徴です。
南禅寺の三門は、そこに上った石川五右衛門が、「絶景かな~絶景かな~」と大見得を切る場面が有名。

「今度、上がってみたい…」とミモロ。そうね・・そのうち・・・
今日は、三門の下のエリアを楽しみます。


美しく手入れされた境内…実は、お寺の方だけでなく、地域のボランティアの方々がよく美化活動をなさっています。そんなみなさんの支援があるから、訪れる人たちは、素晴らしい景色を眺めることができるのです。「これも京都に住む人達のおもてなしだね~」とミモロ。そう、観光都市としての京都は、観光に直接、従事する人以外に住民たちのボランティアの心が、支えているといって過言ではありません。
「ホント、今年の紅葉は、京都のどこに行ってもキレイ…」と、ミモロ。すでに落葉が始まった木々…苔の庭の一面は、赤い紅葉に覆われて、まるで真っ赤な絨毯を敷いたよう…。


「どこを向いても、鮮やかな色ばっかり…」

ミモロの体もオレンジ色を帯びるほど、すっぽり紅葉の中に…。

朝の8時前なら、人も少な目、大きなカメラを持った人たちが、真剣にシャッターを切る姿が目立ちます。

この景色なら、カメラマンなら、撮影したくなるのも当然。

境内をあちこち歩きまわったミモロ…。「わーここすごくキレイ…」と、この日、一番気に入ったのが、この小路。

朝の掃除が進む中、ここだけは、落ち葉を残してくれています。
赤に始まり、オレンジ色へと色を変える小路。「わーレッドカーペットだ~」。自然が作った特別なレッドカーペット。
ミモロは、その上をしずしずを歩きます。

「ミモロ、スターみたい・・・?」はい、一生懸命、がんばってるから、拍手!パチパチ…
苔が地面を覆う松林。その中にある落葉樹の枯葉が、秋の景色を作ります。

「やっぱり『南禅寺』は、紅葉の名所だね~」と。その見事な景色に、改めて思うミモロです。
広々した境内に立つ大きな建造物に負けないほど、堂々と枝を伸ばす木々。その調和がなんとも見事です。


この景色をカメラに収めようと、次々、観光客が訪れます。
「あ、一列に並んでる~」

前に出て、景色の中に入るのが、はばかられるほど、熱心なみなさま。自然にラインができていました。
さぁ、では、次に近所の『永観堂』を覗いてみましょう。
「うん…」登っていた杭から、ジャンプして、トコトコ「永観堂」への道を、自転車のハンドル脇の特等席に乗って、進むミモロです。

*「南禅寺」の紅葉は、今月が見ごろのおしまい。でも、落葉した木々の姿も、なんとなく哀愁が漂い、好きな景色です。

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