今年の春の桜に続き、再び秋の「白龍園」を訪れたミモロ。今回は、ハンス君もいっしょです。

1日限定100名のみが、庭園を鑑賞できる、まさに静かにゆっくり過ごせる贅沢な時間に浸れます。
「あのね~去年の秋も行ったの…もう素晴らしい紅葉だったんだよ~」とミモロは、ハンス君に話しました。春の桜を見たことがあるハンス君も「秋の景色をぜひ見たい…僕も行きたい…」と、急遽ミモロに同行することに…。
「白龍園」に関しては、昨年の秋訪れたときのミモロのブログで詳しくお話ししています。ぜひそちらもご覧ください。
さて「白龍園」に到着したふたり。園の入り口に入ると、すぐに立ち尽くします。「わーすごい~」


緑の苔の上に赤い楓の落ち葉が散らばり、まるで緑の上に赤い世界が広がっています。


「春と全然違う景色…まるで別のところに来たみたいな気がする…」とハンス君。
そう、春は、薄いピンクの桜が一面山を包み、緑の木々や苔と、清々しい生命力あふれる景色を展開します。一方、秋は、赤や橙色、黄金色という強い色彩で、豊穣の景色を見せてくれるのです。
「今週が見ごろの最後だって…」とミモロ。ここを所有する子供服メーカーの「青野株式会社」の青野雅行社長から「早く着た方がいいですよ。結構散ってますから…」と言われ、予定を早めてきたのです。「早めに来てよかったね~」「うん、そうだね」といいながら、ふたりは落ち葉の上をさらに奥へと進みます。
「あ、気をつけて!」と、急に歩みを止めたミモロ。「オッと…」後ろにいたハンス君がぶつかりそうに…「どうしたの?」

「苔、踏みそうになったの…危ない危ない…」とミモロ。「そうだった、苔を踏まないように気をつけなくちゃね!」とハンス君も。「白龍園」は、桜や楓だけでなく、苔の美しさも評判。ふたりは、できるだけ踏まないようにジャンプ。
「ハンス君大丈夫?」と身軽なネコのミモロ。「うん、待って~」クマのハンス君は、ジャンプは苦手…。



そう、苔を踏まないようにね…


「わー見事だね~」と、園内のいたるところ鮮やかな楓が枝を伸ばしています。
「あ、ミモロちゃん、お久しぶり…今年もいらしたんですね~」と、このお庭を管理する水相さん。

山腹にある「白龍園」には、東屋が点在しています。そのひとつ「福寿亭」からは、遠くの山々の紅葉がパノラマのよう…。

「雄大だね~」「うん。日本の秋ってキレイだね~」

ここでは、敷地内の楓越しに、はるかな山々の紅葉を楽しむのがポイント。

「白龍園」の景色は、敷地内の整えられた庭だけでなく、鞍馬の山々の借景からもできているのです。

二人は、園内の隅々まで歩き回ります。
「さぁ、次に行こう…」とハンス君

「ここの楓見事だね~」とハンス君が足を止めたのは、「鶯亭」の前です。



春と秋、全く別の表情を見せてくれるお庭。「日本の景色って、すばらしいね~」と、ドイツ生まれのハンス君は、改めて日本の四季の魅力を実感したよう。
「こうやって見ると、きっとキレイだよ」とハンス君。体重が軽いので、苔への影響はないということで…木の根元に横になり、上を見上げます。


「紅葉の天井だ~」「キレイだね~」と、光を通す薄い楓の葉は、下から見上げると、その色がさらに美しく感じられます。ミモロたちのように横にならなくても、十分楽しる景色です。
「いいね~こういう時間…」「うん…」言葉少なげなふたり。静かな時間が流れます。

「白龍園」の観覧券は、叡山電車の「出町柳駅」で朝9時から発売されます。発売前にすでに100名ほどの人が列を作り、あっという間に完売になるそう。当日券しかないので、早めに行くことをおすすめします。詳しくは「叡山電車」のホームページから、どうぞ・・。なお、「白龍園」では、観覧券の販売は一切していません。
のんびり寛いでいると…「ミモロちゃんですね~初めまして…」と、青野喜行さん。「青野の弟です。ミモロちゃんのことはブログでよく知ってますよ」と。



「鑑賞し終わったら、ぜひ下の茶店で休んでくださいね」と青野さん。「前にお抹茶と和菓子食べたとこだ」とハンス君。「ねぇ、行こうよ~」と、ミモロに催促。「じゃ、行って来まーす」と青野さんとお別れして、下の茶店に向かうことに…

もう十分、鑑賞したの?「あ、まだ行ってないとこがある…」

ブログを見たら、金魚をクリックしてねーミモロ