東山三条にある日蓮宗の本山「要法寺」。その境内の池に4月下旬から住み始めた鴨の夫婦。
今年は6羽のヒナが成長しました。ミモロは、このところ、毎日、池に通い、鴨の様子を観察。
ミモロが楽しみにしているのは、鴨の親子の鴨川へのお引越しです。
「今日は、するかな~」とこのところ3日間通っているミモロです。

ヒナといっても、すでにその体格は、親鳥と同じ。区別がつきにくいほど大きくなっています。
「いくらなんでも、そろそろお引越しするんじゃないの~」と、池を覗くミモロです。

ミモロが、この日、観察をしていると、「あ、鴨が歩いてる~」


ヒナたちは、池から岸に上がり、お寺の境内を歩き始めました。
なんでも、すでに何回か、境内を歩き始めたそう。「やっぱり歩く練習しないと、鴨川まで、かなり距離あるしね~」とミモロ。確かに、池で泳いでいるだけでは、歩くのは、苦手かもしれません。
「さぁ、あっちですよ~」と、鴨のお世話をなさっているお寺の住友さんが、お寺の門の方へと促します。

「鴨の育てのおかあさんなんだ~」とミモロ。ヒナたちは、住友さんの姿を見つけると、近くに泳いでくるのです。

すでに小さいヒナの時代から、カメラ馴れしている鴨たちです。

クワクワクワと鳴きながら、みんなで歩きます。その中心には、母鳥。

池のまわりを歩くヒナたち。

「そう、その調子・・・」お寺の門の方向へ進み始めた・・・と思ったとき・・・

「あれ?1羽、池のそばにいるよ~」とミモロ。

ほかのヒナたちから離れ、池のそばの餌を食べていたヒナがいます。
「いつもこういうパターンですね~」と住友さん。鴨のお引越しは、全員揃って行います、だから1羽、残して進むことはできません。離れたヒナに気付いた母鳥は、再び池のそばに戻ります。もちろんほかのヒナたちも…。
そして、池の中に次々に逆戻り。
結局、土曜日の夕方もお引越しはなされませんでした。

池に浮かぶデッキの上でのんびりし始めたヒナたちです。
「あ、寝ちゃった~」とミモロ。
見ると、歩く練習に疲れたのか、顔を羽の中に入れて眠り始めました。

「今日もダメでしたね~」と、テレビ局の方々。
鴨のヒナたちは、あくまでマイペース。明日こそ・・・そう、思うのは人間だけかもしれません。
ミモロの予想では、日曜日の夕方ごろお引越しをするかも…。そう思っていたミモロです。
日曜日は、深泥池に朝から、自然観察に出かけました。その最中、メールを受信。
「え~鴨の親子、お引越ししちゃたんだって~。わ~ん、見そこなちゃった~」と、あまりのショックに泣きべそを。


なんでも、日曜の朝6時半ごろから1時間半かけて、鴨たちは鴨川に移動したそう。
ミモロは、自然観察を終えると、鴨がいる二条橋のところへ向かいました。

「あ、あそこにいる~。みんな気もよさそう~。無事にお引越しできてよかたね~」

今年も見そこなったミモロですが、また来年ね~。「うん、今度こそ~」と思うミモロでした。

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