京都三条大橋から三条通を少し東に進んだところにある1軒のお店。ミモロは、いつもその前を通るたびに立ち止まり、中を覗いていました。


そこは、「手織適塾 SAORI」という機を使って布を織る手織りのお教室です。
「やってみたいなぁ~」と思っていたミモロは、体験織りのコースがあると聞いて、予約しました。
「こんにちは~あの~初めて参加するミモロです」「はい、いらっしゃいませ~ミモロさんですね。ようこそ~」
と、手織りを指導してくださるスタッフがやさしく。


店内には、手織りの機が並び、いっぱい色とりどりの糸が、壁面を埋め尽くしています。


さて、この「手織適塾SAORI」は、大阪堺に大正2年に生まれた城みさをさんが、1986年、57歳のときに始めた手織り活動です。「だれでも自由に自己表現ができる手織りの楽しさを知ってほしい」という思いから始められたそう。
その活動は、今や全国に広がり、直営のお教室だけでなく、ここから学んだ方々が姉妹塾として活動をなさっています。
また、高齢者やハンディキャップがある方々などの支援活動も積極的になさり、手織りを通じ、自分を表現する楽しさを広く伝えているのです。
店内の一角には、活動に参加した人たちの作品などを展示・販売しています。


「では、さっそくミモロちゃん、手織りやってみましょうね~」といわれ、ミモロは、機の前に座ります。


ミモロが参加した「体験織りコース」は、所要時間2時間。体験料は1500円。それに織った糸代が1g15.5円かかります。
すでに縦糸がセットされているので、そこに自分の好きな横糸を織って行きます。
自分の好きな横糸を選び、「杼(ひ)」にセットして、織りの準備は完了です。


「横から、糸を出して・・・」さて、どんなものができるかな?
トントントン・・・機の下のペダルを交互を踏んで、横糸を渡していきます。



「ミモロちゃん、上手ね~」と。実は、ミモロは、何度か、いろいろな場所で手織り機に座ったことがあり、その要領はなんとなく把握しています。でも作品を仕上がるのは、今回が初めて・・・。
ミモロどう?順調?「う~」作業に夢中のミモロは、話しかけても返事がありません。
一度作業に入ると、集中するのがミモロの癖。しばらくは、そのままにしておきましょう。
トントントン・・・時々、横糸を変えて、トントン・・・作業は約1時間半続きました。

「できた~。こんな感じでどう?」と、いろいろな色を織った布ができています。

「わ~かわいい色使い・・・ミモロちゃんらしい感じですね~」とお店の方。

「では、機から外しましょうね」とハサミで縦糸をカットし、布を機から外します。

「やった~」と嬉しそうなミモロ。なに作ったの?「お昼寝用のブランケット・・・」とミモロ。

ミモロが使った糸は約50g、1000円ちょっと材料費にかかりました。
体験は予約制。事前に予約で。
ミモロのお隣りでは、すでに経験者の方々が、縦糸も自分でセットして、自分の好みの作品製作をなさっていました。
その基本コースは、チケット制で、製作途中の作品は、お店にキープして、次の機会に製作を再開し、作品に仕上げます。
「え~もういくつも作品作ってるの?」とお隣りの方に…。お母様にストールをプレゼントなさったそう。手織りの品の贈り物って素敵ですね。
「また、参加したくなっちゃった~」とミモロの創作意欲も高まります。
*「手織適塾 SAORI京都」京都市東山区三条大橋東入る三町目35-7 ネオアートビル1F 075-771-3111
体験、およびお教室は、火曜から土曜 10:00~12:00 13:00~15:00の2回開催されます。事前予約で参加を。

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