今年6月に行った「ミモロの振袖お披露目会」。京都の伝統の技を惜しみなく使った本友禅の振袖です。そこで金彩を施してくださった上仲昭浩さんから「また『京もの認定工芸士会 響』のみんなで展示会しますから、ミモロちゃん来てね~」とのお誘いをいただき、さっそく会場である二条城西側「京宿うさぎ」に出かけました。


「わ~立派なお宿・・・」2棟ある宿は、一棟貸のラグジュアリーな空間が広がるお宿です。
そのひとつ客室「お庭」が会場で、他にも京都の伝統と文化のものづくりをリードする職人・作家の4グループが作品を披露しています。

「こんにちは~」とミモロは、まず実演真っ最中の金彩師の上仲昭浩さんのところへ急ぎます。


「ミモロちゃんが初めて「響」のメンバーの展示会に来てくれて以来、すごくみんな活躍してるんです。ミモロちゃんは、職人の守り神です」と上仲さん。「え~そんな~まぁ、福招きネコってよく言われるけど~」と、謙遜と自慢をいっしょにしたミモロ。
ともかくミモロは、職人さんたちが大好きで、工房を見学したりして、その様子をリポートしています。「職人さんのお仕事が素晴らしく、またカッコイイっていうのを伝いたいんだ~」と思っているのです。
「ミモロちゃん、こんにちは~」と「京印章」の「河政印房」の河合さ良彦さんと祥子さん。この日は、石の印鑑を使った封印(シール)の実演をしていました。


「ミモロちゃんもやってみて~」と河合さん。その様子は、また後日お伝えします。
「わ~ミモロちゃん、相変わらずかわいいですね~」と笑顔で迎えてくださったのは、箔押師の藤澤典史さん。


「すごいピカピカに輝いてる~」とその輝きに目がくらみそう。
ミモロがじっと作業を見つめていたのは、京竹工芸「竹工房喜節」の竹編職人の細川秀章さんのところです。


竹の表面の皮を編んだブリーフケースです。その作業風景は、また後日。
「わ~いい音色~」とミモロが耳をピクピクさせて聞き惚れていたのは、京仏具「南條工房」の南條さんの奥様のところ。


鐘を叩いて、周囲をさすると、音がやさしく響きます。「なんか心が洗われる音色だね~」とミモロ。
「初めまして~ミモロです」と今回、お目にかかったのは、ぼかし染や引き染の「古橋染工」の古橋敏史さん。


あずま袋の中から手を振るミモロです。「おしゃれな色彩感覚~洋服にも和服にも合うね~」と。
また、風神雷神の絵が描かれた器は、京焼の上絵付をする「洛描工房小手鞠」の並川昌夫さん。


陶芸家という人の数は増えていますが、実は、その器に素晴らしい絵を描ける腕をもつ人は、貴重な存在。「うん、確かに釉薬だけの器は多いけど、そこに絵が・・・もちろん素晴らしい絵があるのって少ないかも~」と思うミモロです。
さらに、会場であるお宿のバスルームに大きな作品を展示しているのは、「長岡銘竹」の竹垣職人の真下彰宏さん。


大きな竹を1本つかった「竹のインスタレーション」です。
桂離宮や京都迎賓館などの竹垣を手掛ける職人さんです。「ホント、京の竹垣って芸術的~すごい技術なんだよね~」と、海外からも注目される技術なのです。
他にもメンバーさんの作品はいろいろ。
帰り際にお目にかかったのは、京都府副知事の山下晃正さん。長らく京都の伝統工芸の発展に尽力なさっているそう。

また、「今度、ぜひお宿のことリポートしたいです」と取材を申し込んだのは、ここ「京宿うさぎ」のオーナーの井上隆司さん。

京都の伝統工芸のすばらしさ。そしてその技術を使いさまざまな挑戦をしている職人さんたち。
いつもは、なかなかお話できない職人さんも、会場では、技のことなど丁寧に教えてくれます。
*「工芸を旅する展覧会」は、本日18時まで。詳しくは「京宿うさぎ」のホームページで
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ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで