「大阪にお出かけするんだ~」とミモロは、友達といっしょに京阪電車で大阪へと向かいました。
ミモロが座ったのは、一番前のシート。運転士さんの後ろからずっと前方の景色に夢中です。
さて、この日は、大阪の繁華街、心斎橋はいつもにも増して大勢の人。そのお目当ては、「大丸 心斎橋店」が、8年の歳月をかけて着手した本館の大改装工事が終了し、グランドオープンしたのです。
「ここだ~」あまり大阪のデパートには馴染みのないミモロ「いつも京都の大丸使ってるからね~」と。
そもそも京都伏見で享保2年(1717)に創業した呉服商「大文字屋」が、大阪には進出したのは、1726年に心斎橋店からです。
大正7年(1918)に、建築家 ウイリアム・メリル・ヴォーリズにより、近代建築の4階建てのビルが作られ、当時の人々を魅了します。
しかし、大正9年(1920)に火事で焼失。その後、本館が再建されますが、そのとき、蘇りの象徴のフェニックスをイメージという声も。でも、より新しくということで、ピーコックが採用され、それが現在も引き継がれています。
戦火などに見舞われながらも、常に大阪の人々の憧れの場所として愛され続けた百貨店。大阪人の心のよりどころでもあるのです。
「ここヴォーリズさんの代表的な建物なんだよね~」と、近江八幡や京都で、ヴォーリズ建築を巡るミモロにとって、ぜひ見てみたい場所なのでした。
「わ~素敵~」今回の本館改修工事は、建設当時の雰囲気を大切に、多くのタイルやパーツを修復しつつ再利用しているそう。
ネオゴシック様式の華麗な外壁。そのタイルは、耐震強度を高めるために、ひとつひとつしっかり設置されているそう。
この改修工事は、竹中工務店が担当。総工費は380億円。「これでずっと安心だね~」。耐震構造もしっかり。
館内にもヴォーリズのデザインがあふれています。
「このドアも素敵~」アール・ヌボーやアール・デコの意匠が感じられます。
天井にも可愛らしいデザインが施されています。
世界的にも「美しい百貨店!」と言われるところ。
「エレベーターも素敵だね~」
これに乗ると、別世界に行けそうな雰囲気です。
百貨店は、人々に夢と憧れをもらたす場所。「なんにも買わなくても、いるだけで幸せな気分になっちゃう~」とミモロ。
希望を示す六芒星も店のいろいろな場所で目にすることができます。
今回、店舗展開規模は、日本最大と言われます。世界中のブランドショップをはじめ、人気のショップが多数出店しています。
キラキラ輝く鏡天井のフロアは、まさに夢の世界にいる心地に・・・。
「まるで美術館にいるみたいだね~」と天井を見上げるミモロです。
「デパ地下にも美味しいものがいっぱいあるんだって~」と目を輝かすミモロです。
そこに行ったら、ミモロは帰れないかも…「え~行かないの?」う~今度ね…
「え~どこ行くの?」とちょっと不満そうなミモロ。心斎橋のアーケードを道頓堀に向かって進みました。
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