9月7,8日に二条城近くの「京宿うさぎ」で開催された「工芸を旅する展覧会」に出展した「京もの認定工芸士会 響」。京都の伝統工芸の優れた職人さんたちの有志による会で、ミモロとはすでに顔見知り。
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そこでは、作品の展示と共に、伝統の技の体験や作業などを見学できました。
ミモロが、体験させてもらったのは、「河政印房」のコーナーでの石の印鑑によるシーリングです。ヨーロッパでは、封筒の後ろ側を蝋を使って封印し、手紙をもらう人以外が開けられないようにする習慣がありました。
「ミモロちゃん、やってみる?」と印章作家の河合良彦さんと祥子さん。「え?いいの~やりた~い」とミモロ。
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シーリングに使う蝋を加熱して溶かします。
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「この印鑑にしよう~」とミモロは、石材に彫られた印鑑を選びました。
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「さぁ、そろそろ蝋が溶けたら、これを紙の上にたらしましょう」と河合さん。
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トロ~リと紙の中央部に蝋を垂らします。
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次は、蝋の上に印鑑を押します。「ギュー」
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「そんなに力を込めなくても大丈夫ですよ~」と、あまりにミモロが真剣に押すのでで苦笑いする河合さん。
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「はい、手を放して~蝋が固まるまで少し待ってください」。じっと見つめ続けるミモロ。
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「心配だからもう一度押しとこ・・・」と今度は全身の力を込めて…
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「はい、できました~」河合さんが印鑑を外すと、紙には、「響」の文字が浮かぶシーリングができていました。
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「わ~いい感じ~あの~ミモロの足形のシーリングがあったらいいなぁ~」とミモロ。
そうね・・素敵かも・・・でもどこで使うの?「お手紙出すときやプレゼントを包んだときに封するの…」とミモロ。
もっとお手紙書かないと…。メールじゃなくて、こんな封印のお手紙もらったらうれしいかも…。
「そうだよね~こういうひと手間こそ、カッコイイんだよね~」と、わかっているものの、めっきり手紙を書く機会が少なくなった昨今です。
「はい、どうぞ~」と、ミモロが押したシーリングスタンプをいただきました。
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またミモロの宝箱の品が増えました。
さて、次に作業をしている「竹工房喜節」の竹編職人の細川秀章さんのところへ。
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「こういうカバンもできるんだって~」
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茶室などの花器に使われる竹編の技術は、実は、今、海外の人に注目されているのだそう。
もともと中国など、竹が育つ地域で行われた技ですが、今や、その技術は、日本に一番のこっているのだとか。
竹編で一番手間がかかるのは、編む素材の竹材を揃えること。
竹を何回も鉈で切って、表面の皮の部分だけを使います。
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最後は、裂くように、皮を薄く剥がすのです。
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「わ~細くて薄い竹材・・・」これを染めて風合いを出したりするのだそう。
竹材の準備が整い、いよいよ編む作業へ。
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「いろんな模様ができるんだ~すご~い」とひたすら感心するミモロ。
ミモロにとって、職人さんの作業は、いつも見惚れるほどカッコイイもの。
最近、京都のツアーでは、工房見学が人気です。
職人さんの知り合いが多いミモロ、「工房案内しようかな~」と・・・そのうち「ミモロと一緒の工房歩き」を企画しようと。
そのときは、ぜひご参加ください~。
ブログを見たら 金魚をクリックしてね ミモロより
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