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ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

町家ギャラリー「京空間mayuko」で遊ぶ「貝合わせ」。シンプルだけど燃える昔ながらの遊び。

2019-09-12 | 体験

6月に「ミモロの振袖お披露目会」をした醒ケ井仏光寺の「京空間mayuko]に、夏のある日、ミモロはお友達を久しぶりに伺いました。お茶をいただきながら、女子会のおしゃべり。「これ楽しんだよね~」とミモロ。
 

「そうだ~貝合わせしない?」と「京空間mayuko」の気谷さん。「する~する~」とミモロとお友達の直子さん。
さっそく、テーブルの上に緋毛氈が広げられ、蛤の貝殻が…。みんなで、貝を開けて、中の絵が見えないように伏せます。
 

「同じ絵の貝を見つけたら1ポイントね!」と気谷さん。「うん、わかった~いくよ~」とミモロは、貝の表面をよく見て同じ貝を探します。「これとこれ!」
目指した貝に飛びつくミモロ。

貝を返すと「わ~同じお顔の絵だ~やった~!」と大喜びのミモロ。この絵は、気谷さんが手描きしたユニークなお顔です。


「次は、直子ちゃんだよ~」「え~どうしよう~」と真剣に悩む様子に、
「はい、10秒・・・」と将棋の試合のような制限時間をいうミモロ。思わず二人から笑いが…。

みんな次々に成功。また何巡目のミモロの番になりました。
「え~と次は、これにする~」と自信満々で2つの貝を目の前に。

中を見ると・・・「あ、違う…同じ模様に見えたのに~ハズレちゃった~。ワ~ン」と、失敗して、泣き崩れるミモロ。
自然の貝だから、ひとつひとつ貝殻の模様な異なります。これほど真剣に模様を見つめることは今までありません。
「ミモロちゃん、そんなに泣かないの…次は大丈夫よ~」とふたりに慰められるミモロです。そこまで泣かなくても…
なかなか負けず嫌いのミモロ。「だって~・・・」クスン。

そうこうしているうちに、二人は次々に成功し、またミモロの番に。今度は、成功!
「やった~!」と再び笑顔に戻るミモロです。
「はい、ミモロちゃん成功!」と拍手を受けて、泣き顔から笑顔に変わるミモロです。

1回目の貝合わせは、気谷さんの勝ち。ミモロと直子ちゃんは、1ポイント差でした。

「次は、遊び方を変えて、順番に次の人の貝を選んで、それを当てるの・・・いい?」と気谷さん。
「OK!」と元気よくお返事します。

今度は、貝の一方をテーブルに丸く広げて、センターに当てる貝をひとつ置きます。


「ミモロちゃん、どれだ~?」「待って、え~とこれ!」
「はい、正解!」

外は、ゲリラ豪雨のように、激しい雨が降りだしました。屋根に降る雨の音も激しくなっています。
でも、ミモロたちは、「すごいね~」と外をチラリとみると、再び貝合わせに集中。
「やった~」「わ~また当たった!」と賑やかな声。

貝合わせが終わるころ、雨も上がり青空に・・・。

「貝合わせって、神経衰弱のカードゲームみたいだけど、貝の模様をよく見て選ぶ楽しさもあるね~」とミモロ。

単純だけど、それだけに燃えるミモロたちでした。平安時代から伝わる「貝合わせ」。でも本来は、ミモロたちが行ったのは「貝覆い」と呼ばれるものだそう。昔は、360個のハマグリを使って行った、よりダイナミックな遊びだったとか。内側には、源氏物語などの金箔を使った絵が描かれて、それは見事なもの。お雛様のお道具にもあるように、婚礼道具のひとつにもなったもの。
ハマグリは、同じ貝でないと、決してきっちり合わないことから、夫婦和合の象徴ともいわれます。

「ミモロサイズで、アサリでやったらダメかなぁ~」とミモロ。「だって、ハマグリ食べる機会ないもの・・・」う~アサリでは、貝がらの表面がザラザラしてるし、そんな貝合わせ聞いたことない…「う~ダメか~アサリのお味噌汁ならどうにかなると思ったんだけど~」。やっぱりハマグリ・・・もちろんシジミはダメですよ。「うん、わかった~」とミモロ。

ともかくとても楽しかったのでした。

京空間mayuko」では、貝合わせのイベントも行われます。ぜひ、一度経験してみては、予想以上に燃えます。



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