9月13日の夜、「下鴨神社」では、恒例の「名月管絃祭」が行われます。この催しは、平安時代より五穀豊穣、天下泰平を祈願し、雅楽などの芸能を奉納する「御戸代会」(みとしろえ)の神事を現代に伝えるものだそう。
夜が迫る18時ごろ、ミモロは、「下鴨神社」を訪れました。


まずは、本殿に参拝後、「名月管絃祭」を楽しみます。

そして境内の一角では、すでに管絃の演奏が始まっていて、琴の音が響いています。

「演奏は、まだ続くから、先にお茶をいただこう~」とミモロは、呈茶の場所へ向かいます。


お点前が始まり、ミモロの前には、和菓子が運ばれました。
「頂戴いたします」とご挨拶して、和菓子をいただきます。「まぁ、かわいいクマちゃん…どうぞ~」と。
(ネコだけど…)と思いつつ、ここはそのままに・・・
お菓子は、上七軒の京菓子司「老松」の「鴨の月」というものだそう。

そしてお抹茶をいただきます。

すっかり夜の闇に包まれた境内に、灯りがいっそうの趣をもたらします。

ミモロは、演奏を聞くために席に着きます。
琴の演奏について、筑前琵琶の演奏が始まりました。「琵琶の演奏ってめったに聞けないから楽しみ~」
京都で活動する琴、尺八、琵琶などの会のみなさまのご奉仕による演奏会です。
筑前琵琶は、「京都旭城会」のご奉仕です。

奏者は、堀本旭紹さん。朗々とした声が響きます。

これは、江戸時代に三代将軍徳川家光が、愛宕神社の桜を所望。その桜は、愛宕山の上に咲き、そこへは急こう配の石段を上がらなくてはなりません。腕に自信のある武士が馬でその石段を上がろうをしますが、次々に失敗。馬もろとも石段を落ちてしまい、失敗。そこに登場したのが、間垣平九郎という武士。見事に石段を馬で駆け上がり、桜の枝を家光に届けます。それに喜んだ家光。平九郎は、出世街道を歩むことに。
というお話です。
素晴らしい琵琶の演奏・・・馬の動きなどを、巧みなバチさばきで観衆を魅了します。
「え~お馬、石段上がれなくて落ちちゃったの~かわいそう~。でも平九郎のお馬が頑張ったんだ~すごいね~」とミモロ。そこに感激しますか・・・。「だって、急こう配の石段なら馬で上がらず、自分で走ればいいじゃない…。石段って、蹄鉄を付けた馬にとっては、滑るから、すごく怖いんだよ~下るとき、きっと怖かったよね~」と、馬の身になったコメント。
う~そういう見方もありますか・・・でもこれ、お話だから・・・。
「まぁね~」と、どうしても動物の方が気になるネコのミモロです。
さて、演奏を楽しんだミモロは、楼門の前に並ぶテントを見てからお家に戻ります。
「あ、お菓子売ってる~」まず立ち寄ったのは、「老松」のテント。


そして、大好きなグレープフルーツを使った晩夏のお菓子「晩柑糖」を見つけ、「これ今年まだ食べてないよ~」と。

「お腹空いた~」というので、「あ、これ食べたい~」と駆け寄ったのは、「下鴨茶寮」のテントです。


「下鴨茶寮」のおでんは、なかなか食べる機会がないかも…。1人前640円です。
家に戻り、さっそく「おでん食べよう~。わ~面取りしてる大根、包丁が細かく入ったコンニャク、卵やおでんのネタがいろいろ。

どうしても食べたいというので、「みたらし団子」も3串390円で購入。「これも久しぶりだね~」と嬉しそう。

「晩柑糖はいつ食べるの?」とミモロ。もう少したってからね~。
空には、満月が輝いています。

「令和元年の中秋の名月」と、お月さまといっしょにいただいたおでんとお団子の美味しさに嬉しそうなミモロでした。
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